領域・コース案内

社会文化コース

社会文化コース

社会文化コースには、相互に関係の深い4つの教育研究分野があります。社会学分野では、現代社会の諸現象や問題に対して社会調査によって分析と洞察を試み、社会学理論の習得によって社会調査を自らの問題関心ごとに適合させて、発見や提言を社会に投げ返す研究に取り組みます。

人文地理学分野では、現代における経済的・社会的・文化的諸問題に対して空間的事象の一般性と地域性に関する専門知識やさまざまな空間分析技法を習得します。

文化人類学分野では、フィールド・ワークによって文化現象の持つ固有の論理と感性を理解し、「同時代の異文化理解」の地度と技法を習得して、世界のさまざまな困難と問題を自らの課題としてとらえ直す想像力を育てます。

国際関係論分野では、現代の国際社会と日本がかかえる諸問題について、社会科学および国際関係論の基礎的な手法を習得し、自らの力で「調べ(調査)」「考え(分析)」「伝えあう(発表)」のための方法を、実践を通じ学びます。

学生は1つの分野を選択し、深く専門的に学ぶことによって自分たちが生きる時代と世界について考察を深めることがこのコースの教育目標です。

教育研究分野と教員

社会学

教授:佐藤 裕

差別問題と社会調査法がもともとの専門でしたが、近年は、言語ゲーム、権力、ルール、人工知能といった一見バラバラな分野の研究を発表しており、それらを統合して、社会学の新しい基礎理論を構想しています。

教授:伊藤 智樹 個人制作ページへ

難病と高次脳機能障害などの病い・障害の体験と支援を、特に病い・障害をもつ 人同士による支え合い(ピア・サポート)を中心に研究しています。

人文地理学

教授:大西 宏治 個人制作ページへ

地理学の立場から子どもの生活空間や子育て支援について研究しています。最近ではNPO団体と共同した子ども参画型「まちづくり」の実践やGIS教育にも力をいれています。

准教授:鈴木 晃志郎 個人制作ページへ

認知・態度・価値観・慣習や規範など、個々人レべルのミクロなフィルターを通して、地域社会で起きる葛藤や不協和を捉えます。さらに、対話と合意形成を通じて、問題の解決をめざしています。

文化人類学

教授:藤本 武

アフリカの山地農民を対象にフィールドワークにもとづいて生業と社会に関する調査研究を継続的に実施。近年は発酵食など食文化のことをおもに研究。また富山でも祭りについて関心を持って調査。

准教授:野澤 豊一

主な関心は音楽や芸能、身体、それに宗教。これまでにアメリカのペンテコステ派黒人教会の音楽的な儀礼実践や信仰、アフリカの伝統芸能について調査をしてきました。最近では北陸の芸能についても調査をしています。

国際関係論

准教授:林 夏生 個人制作ページへ

国境をこえたヒトや文化の移動が「文化交流現象」として現代の国際関係に及ほす影響を、特に日韓関係における文化交流政策に注目しなから研究しています。

特命助教:須永 修枝

未承認国家であるソマリランドを対象として、越境的に展開されるアイデンティフィケーションや国家建設について研究しています。

University of Toyama School of Humanities

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