伊藤智樹(いとう ともき) のホームページ へようこそ
私は富山大学人文学部で社会学を教えています。「社会学って何なの?」とよく聞かれて答えに窮するのですが、私たち一人一人の人間が経験する世界を、個を超えたもの(集合的な成り立ちや変化)に関わらせて理解することを中心的な課題とする学問が社会学である、と私は考えています。その中で、私は、セルフヘルプ・グループ(自助グループ)あるいはピア・サポート活動に関するフィールドワークを行ないながら、人々が行なう「病いの語り(illness narrative)」を研究テーマ(あるいはライフワーク)として活動しています。
<研究活動・研究発表>
■好評発売中!!
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伊藤智樹編著『支える側・支えられる側の社会学――難病患者,精神障害者,犯罪・非行経験者,小児科医,介助者の語りから』晃洋書房、2024年
富山大学人文学部編『人文知のカレイドスコープ(富山大学人文学部叢書Z)』桂書房(拙著「自己を語れるまでの道のり――難病患者の就労を例に」所収、2024年)
三井さよ・三谷はるよ・西川知亨・工藤保則(編)『はじめての社会調査』世界思想社、2023年(第5章「インタビュー」、第6章「質的調査の分析」、第7章「質的調査の研究例」を三井さよ氏と共同執筆)
伊藤智樹『開かれた身体との対話――ALSと自己物語の社会学』(晃洋書房,2021年)
水津嘉克・伊藤智樹・佐藤恵編『支援と物語(ナラティヴ)の社会学――非行からの離脱、精神疾患、小児科医、高次脳機能障害、自死遺族の体験の語りをめぐって』(生活書院,2020年)
富山大学人文学部(編集)『人文知のカレイドスコープ』桂書房(拙著「より生きやすい社会を目指して――富山県における高次脳機能障害支援の展開と社会学」所収、2018年)
船津衛・山田真茂留・浅川達人編『21世紀社会とは何か――「現代社会学」入門』恒星社厚生閣(拙著「自己と社会――社会学的自己論から現代社会へのアプローチ」(第2章)および「病いの物語を産み出す営み――回復への夢と絶望の狭間で(第13章)」所収、2014年)
伊藤智樹編著『ピア・サポートの社会学――ALS、認知症介護、依存性、自死遺児、犯罪被害者の物語を聴く』(晃洋書房、2013年)
米村千代・数土直紀編『社会学を問う――規範・理論・実証の緊張関係』勁草書房(拙著「『自己決定』と『生存』のジレンマ:立岩真也『ALS』に読む秩序構想と実証的研究との関係」所収、2012年)
『支援 Vol.1』生活書院(拙著「『その人らしさ』と『ニーズ』;支援者としての体験を振り返る」所収、2011年)
伊藤智樹『セルフヘルプ・グループの自己物語論――アルコホリズムと死別体験を例に』(ハーベスト社、2009年)
崎山治男・伊藤智樹・佐藤恵・三井さよ編『<支援>の社会学――現場に向き合う思考』(青弓社、2008年)
■コンパクトな拙文や取材などによる研究のご紹介
読売新聞2016年10月19日夕刊「難病のピアサポーター養成進む」(赤津良太記者)でコメントを掲載していただきました。→コチラ
Tom's TV(富山大学の広報番組2015年9月6日放送)で研究紹介をしていただきました。インターネットで視聴できます。→富山大学公式チャンネル(you tube)
ヘルスケア関連団体ネットワーキングの会(VHO-net)の情報誌『まねきねこ』(ファイザー株式会社コミュニティー・リレーション部発行)2015年第39号より連載(全4回)を行いました。→第1回(第39号p.17-18) 第2回(第40号p.11-12) 第3回(第41号p.9-10) 第4回(第42号p.9-10)
研究活動を、読売新聞(永野慎一記者)に取材していただきました(2013/2/17)。→コチラ
研究活動を、ヘルスケア関連団体ネットワーキングの会(VHO-net)の情報誌『まねきねこ』2010年第23号(ファイザー株式会社コミュニティー・リレーション部発行)で取材していただきました。→コチラ(第23号 p.9-10 “WAVE”)。
研究活動を、毎日新聞(八田浩輔記者)に取材していただきました(2007/11/3)。→コチラ
書評空間は2014年4月20日をもって更新終了となりました。これまでの投稿記事はこちらから見られます。
<教育活動>
富山大学人文学部社会文化コース社会学教育研究分野のホームページへ
(卒業論文などのWEB公開を行なっております。)
ご連絡はこちらへ→tomokiZhmt.u-toyama.ac.jp (大文字「Z」のところに@を代入してください。)