藤本 武(文化人類学・教授) 15:00~16:00
「移り変わる祭りの意義 ~富山の祭りの継承に向けて~」
五十嵐 友輔(越中祭青年会) 16:00~17:00
「祭りが繋ぐ人・文化 ~未来に残したいふるさとの宝~」
【概要】
日本各地の祭りは多くは地縁(地域による繋がり)にもとづいて行われてきたが、戦後、特に高度経済成長期以降、社会の変化に伴い、それ以外の繋がりでも行われるようになってきた。ただ、富山県では今も大半の祭りは地縁にもとづいて行われている。これは富山県では地域の繋がりが今もしっかりあるという証であるが、同時に人口減少の今の時代にあっては担い手の確保が難しくなりやすいことも意味する。
最初に発表する藤本は、そのなかで移り変わってきた祭りの意義を概観する。続く発表者の五十嵐は、地区の垣根をこえた新たな繋がりによる祭りや祭りを通じた新たな地域コミュニティ形成について実践者の立場から述べる。