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教員

南 祐三

著作名

力の追求——ヨーロッパ史1815-1914(下)

著者編者
(共訳)リチャード・J・エヴァンズ著(井出匠・大内宏一・小原淳・前川陽祐・南祐三訳
出版社名
白水社
出版年月日
2018年5月

「「下からの社会史」を標榜する英国の近現代史家が、時代の香りを伝える細部を活写し、人物と逸話を物語る、新たな通史の決定版! 本書の特徴として、第一に、ヨーロッパ中心史観に陥ることなく、世界規模での歴史の展開に目配りしており、ヨーロッパ史を「グローバル・ヒストリー」のなかで論じることに成功している。第二に、政治史中心の時系列的な叙述と、社会史、経済史、文化史の構造的な叙述がバランスよく並立されており、抑揚に富む近代史の経緯を多面的に理解できる。第三に、無名の人物を多数取り上げることで、19世紀の実像を多様な次元で提示しようとしている。女性や労働者層に関する叙述も充実し、20世紀に巨大なうねりとなるかれらの思想や運動が、19世紀にいかに生み出され、成長していったのかが明解に語られる。「下からの社会史」の歴史家エヴァンズの本領発揮であり、民衆やマイノリティに光を当てた分析は精彩に富む。」(白水社の紹介ページより抜粋)

University of Toyama School of Humanities

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