ヨーロッパ言語文化コース

ドイツ言語文化・フランス言語文化・ロシア言語文化の3つの教育研究分野から成るコースです。
学生はこの3つの教育研究分野から1つを自分の専攻分野に選び、それに応じてドイツ・フランス・ロシアいずれかの言語の高度な運用能力を養います。
そのような外国語能力に加えて、広い文化的視野と専門的知識を備えた国際的に活躍できる人材を育成します。
ネイティブ・スピーカーによる授業で「聞き」「話し」「書く」能力を高め、また講読、演習、特殊講義等により、文献資料を読み解き、情報を収集分析して、自らの意見を発表する訓練を行います。
また各文化圏の専門的知識を深め、ヨーロッパをより多元的な層のもとに把握するための知識を習得します。
ドイツ言語文化
教授:黒田 廉
複合動詞、とくに分離・非分離動詞の意味が形成されるメカニズムについて研究しています。
准教授:阿部 美規
ドイツ語史研究。ドイツ語が歴史上どのように変化したのか、またその原因は何であったのか、などの点に関心を寄せています。
フランス言語文化
教授:中島 淑恵
19世紀から20世紀初頭にかけてのフランス近代詩(韻文詩、散文詩)を研究しています。また、比較文学的観点から、ラフカディオ・ハーンやルネ・ヴィヴィアンにおけるシャルル・ボードレールの影響について研究を行っています。
講師:福島 亮 個人制作ページへ
フランス語圏カリブ海地域・アフリカの文学や思想を研究しています。とくにエメ・セゼール(1913-2008)という詩人・政治家について研究を行ってきました。最近は雑誌やミニコミ、そして翻訳といった切り口から日本を含むアジア・アフリカの民衆文化運動についても研究を行っています。
ロシア言語文化
教授:武田 昭文
19-20世紀のロシア文学を、詩や小説にあらわれた文化的な伝統意識の在り方やその変化という観点から研究しています。