領域・コース案内

東アジア言語文化コース

東アジア言語文化コース

本コースは、日本語学・日本文学・朝鮮言語文化・中国言語文化の4つの教育研究分野から成り、日本・朝鮮・中国を中心に、伝統的な学問研究を重視しながら、現代的な視点からも一層の解明を行います。

日本語学では、日本語の歴史やデータ分析をもとにした現代日本語の構造を学習します。日本文学では、様々な作品を取り上げて、日本文学の特質や形成発展・受容の問題などを学習します。

朝鮮言語文化では、朝鮮語の語学力を高めると同時に、朝鮮語の持つ法則や特質、言語構造について,また現代韓国を含む朝鮮半島の文芸を通じその作品が創出された歴史的背景や社会的状況について考えます。

中国言語文化では、中国語の習得を基礎として、中国現代文学・中国古典文学・日中比較文学・漢字・現代中国文化などについて深く学びます。

4つの教育研究分野の中から1つを選択し、個別の研究を深めながら、東アジア全体を視野に入れた研究を行うことができます。

教育研究分野と教員

日本語学

講師:川島 拓馬

日本語の文法論・文法史を研究しています。特に、現代日本語に見られる様々な文法形式がどのような過程を経て成立したのか、どのような変遷を遂げたのかについて解明することを目指しています。

日本文学

教授:田村 俊介 個人制作ページへ

平安時代の『源氏物語』。特に、藤原定家(1162ー1240)が家の証本として作成した青表紙本が、紫式部の原本を忠実に伝えるものであることの立証に尽力しています。

准教授:田部 知季

明治期の俳句を中心とした近現代文学を研究しています。特に、俳句が時代時代の文芸思潮のなかでどのように変容してきたかを、地方の俳句雑誌などを参照しながら検証しています。

朝鮮言語文化

准教授:和田 とも美

20世紀前半の朝鮮半島で小説が人々の精神生活にどんな役割をしていたのかを探っています。これまで名作と評価されたものだけではなく、当時流行っていたような作品の発掘も目指しています。

准教授:上保 敏

朝鮮語学、特に、朝鮮語の形態論・統語論、またそれらの体系の歴史的な変遷について関心を持って研究をしています。

中国言語文化

教授:大野 圭介 個人制作ページへ

先秦両漢時代を中心とする中国古典文学の研究。最近は先秦の経書や諸子百家などの文献をもとに文学の発生について考えています。

教授:齊藤 大紀

1920〜30年代の中国現代文学を中心に研究しています。また日中の文化交流にも関心があります。

准教授:梁 有紀

現代中国文学の研究。とくに1940年代の都市上海で活躍した女性作家、張愛玲(1920-95)を中心に研究しています。

University of Toyama School of Humanities

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