大学院

心理学プログラムについて

心理学プログラムの教育研究上の目的

心理学プログラムでは、心理学の高度な専門的学識を修得し、心理学的洞察力と高い倫理観、豊かな実践能力を備えることにより、心の専門家の視点で地域課題の解決に寄与し、「"人"と"地"の健康」に貢献する人材を養成することを目指しています。

本プログラムでは、国家資格である公認心理師養成にも対応しており、法令で定められた授業(学内外の心理実践実習を含む)を中心に、公認心理師を育成しています。
学内実習(心理相談室)では、複数の学派の教員から多様な人間理解や技法を学び、「心理臨床実践の基礎力」と「幅広い臨床心理学的人間理解」を育成します。学外実習では、支援を要する者との年間を通じた関わりや、医学生との合同実習等を通して、「心理的支援に対する本質的理解」と「多職種連携に向けた基礎力」を培います。
以上を通して「公認心理師としての専門的学識、多角的な洞察力及び実践力を有し、高い倫理観と豊かな想像力を持って社会貢献できる人材の養成」を目標とします。


心理学プログラムでの履修の仕方

大学院は1年間を4期に分けるクォーター制で進みます。1クォーターで1コマ8回の授業を履修すると1単位となります。修了までに30単位取得しなければなりません。そのうちには大学院共通科目4単位、研究科共通科目2単位が含まれます。

大学院共通科目、研究科共通科目以外に、心理学プログラムの専門科目の授業を通じて、さまざまな心理学的知見を学びます。それらの学びを踏まえて、修士課程1年の間に研究課題を設定し、予備調査・実験などを実施しながら研究課題を明確にしていきます。修士課程2年からは本格的に研究を進め、最終的な成果を修士論文にまとめます。

公認心理師試験の受験資格取得を希望する場合

大学院入学前に、学部の公認心理師になるために必要な科目をすべて履修した人が、大学院の公認心理師になるために必要な科目をすべて履修すれば、公認心理師試験の受験資格を得ることができます。公認心理師になるために必要な科目は法令で決められており、数多くの授業を履修するとともに、学内外のさまざまな場所で実習に取り組みます。その場合、修了に必要な30単位を超えて授業を履修することになります。

本プログラムでは、医学部と附属学校を持つ総合大学のメリットを活かし、修士課程の2年間で病院での臨床実習や附属学校などでの実習を予定しています。また富山県内の自治体、医療機関や福祉施設などの支援を受けて実習を実施することも予定しています。

修了後の進路について

心理学プログラムでは、心の専門家として現場の最前線で活躍する人材、社会を支援する人材、地域をオーガナイズする人材を養成することを目指しています。

現場の最前線で活躍する場合には、児童相談所や福祉事業所、国家公務員の心理職、医療機関など、社会を支援する場合には、就労支援施設、障害者支援施設、また民間企業など、地域をオーガナイズする場合には、教育委員会やスクールカウンセラー、ユースワーカーなどが進路として想定されます。

また、博士後期課程への進学も考えられます。

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