大学院

言語文化領域

日本言語文化

日本語学と日本文学について、それぞれ伝統的な学問研究の方法を重視するとともに、現代的な視点からの解明もめざします。日本語学では、日本語の歴史やデータ分析をもとにした現代日本語の構造を明らかにします。日本文学では、各時代の作家や作品に即して、形成発展や受容の問題などを取り上げ、日本文学の特質を明らかにします。

教員の専門分野と研究内容

講師:川島 拓馬日本語学

室町時代以降の日本語文法史

教授:田村 俊介日本文学

擬古物語・御伽草子などの中世文学及び『伊勢物語』

朝鮮言語文化

朝鮮言語文化では、朝鮮語学・朝鮮文学の既存の研究成果や方法論を十分に踏まえた上で、新しい研究動向にも留意しつつ、研究を行います。また、研究の礎となる種々の資料の精読、分析を特に重要視し、その能力の向上を図っていきます。

教員の専門分野と研究内容

准教授:上保 敏朝鮮語学

朝鮮語の形態論・統語論、およびその歴史的変遷

准教授:和田 とも美朝鮮文学

19世紀末から20世紀初頭の朝鮮文学

中国言語文化

中国言語文化では、東アジア漢字文化圏の中心をなす中国の言語文化について、伝統的な漢文の枠にとどまらず、古典文学(文言文学および白話文学)・現代文学・文字学・音韻学などの領域から、その性格の解明をめざします。

教員の専門分野と研究内容

教授:森賀 一惠中国語学

古代中国語を中心とした文字学・訓詁学

教授:大野 圭介中国文学

先秦両漢時代を中心とした古典文学

准教授:梁 有紀中国文学

上海の女性作家張愛玲を中心とした現代文学

英米言語文化

イギリス言語文化とアメリカ言語文化では、英米の市民文化・大衆文化の伝統や批評理論などをふまえつつ、文学作品を中心としたさまざまなテクストの精緻な読解・分析を主な研究活動としており、英語学では、英語という言語の構造や歴史的変遷などを研究します。これらを通して、多様な文化事象や言語の特質を分析・解釈・記述する能力を高めることをめざします。

教員の専門分野と研究内容

准教授:藤川 勝也英語学

語彙意味論、構文文法理論、認知言語学

教授:恒川 正巳イギリス文学

E. M.フォースターと20世紀初頭のイギリス小説

准教授:結城 史郎イギリス文学

ジェイムズ・ジョイスとイギリス文学

教授:赤尾 千波アメリカ文学

アメリカ黒人女性作家、映画における人種イメージ

講師:秋田 万里子アメリカ文学

20世紀、21世紀のアメリカ文学、ユダヤ系作家研究

ドイツ言語文化

学部で培ったドイツ語の高度な運用能力をもとに、ドイツ語に関わるさまざまな文化現象について、言語学あるいは文学研究の立場からアプローチし、その根源的な解明をめざします。ドイツ言語文化に特化して理解・研究を深めるだけでなく、本人の関心・意欲に応じて他分野の文学や語学関連の授業をあわせて受講し、対象を広げて研究を進めることも可能です。

教員の専門分野と研究内容

教授:黒田 廉ドイツ語学

現代ドイツ語学、複合動詞の意味・統語

准教授:阿部 美規ドイツ語学

ドイツ語史、ドイツ語統語論の通時的研究

フランス言語文化

フランスおよびフランス語圏さらにはフランス文化圏における、言語・文学・文化を対象に、最新の知見と研究成果を積極的に取り入れながら研究指導を行います。また、研究に必要な高度なフランス語能力の涵養にも努めます。

教員の専門分野と研究内容

教授:中島 淑恵フランス文学

近代詩、比較文学(ボードレール、ハーン、ヴィヴィアン)

ロシア言語文化

ロシアさらにはスラブ世界を対象として、そこにおける諸言語の本格的な修得をめざすとともに、言語を基層とした文化、すなわち文学・言語・民俗・文化史等の分野での研究を行います。研究指導にあたっては、みずからの研究テーマを開拓する発想力をもち、その学術的意義を十分に理解し、確かな方法論によって専門的研究を行うことのできる人材の養成をめざします。

教員の専門分野と研究内容

教授:武田 昭文ロシア文学

19・20世紀のロシア文学

University of Toyama School of Humanities

contact us

ページTOP