大学院

行動・社会文化領域

言語学

人間言語の諸相に関する多様な関心にこたえるべく、多岐にわたる方法論が用意されています。個別言語の記述的ならびに歴史的研究から、言語間の比較対照をおこなう対照言語学・言語類型論、言語と社会の関係を究明する社会言語学、日本語学習者の言語習得を促進するものは何かを探る日本語教育学まで、さまざまな角度から言語に対する科学的かつ体系的な理解力を養います。

教員の専門分野と研究内容

教授:樋野 幸男日本語史

中世日本語の歴史および日本語の書記について

教授:山﨑 けい子日本語教育学

学習環境のデザイン、日本語学習者の会話の分析

教授:安藤 智子 音韻論

ロシア語および日本語の音韻的特徴

心理学

心のはたらきと行動の一般法則について、科学的・実証的方法を用いた研究を行うとともに、心理臨床の問題にも取り組み、心的活動のメカニズムを一般性と個別性の両面から解明することをめざします。多様な研究技法を用いて、認知心理・社会心理・臨床心理など心理学主要領域の知識を総合することで、社会の様々な分野において生じる種々の心理学的課題の解決に貢献する、高度な心理学的洞察力と実践力を育成します。

教員の専門分野と研究内容

教授:喜田 裕子臨床心理学

心理療法・カウンセリング過程

准教授:黒川 光流社会心理学

集団内相互作用過程および対人コミュニケーション

准教授:坪見 博之認知心理学

意識、注意、ワーキングメモリ

講師:直原 康光臨床心理学

離婚、再婚、面会交流、コペアレンティング

講師:重松 潤臨床心理学

認知行動療法の作用機序、認知臨床心理学観点による心理的不適応の解明

講師:飯島 有哉臨床心理学

学校メンタルヘルスの向上、子どもとその支援者に対する心理的支援

社会学・国際関係論

日本および国際社会における現代的な社会事象の様相を究明し、現代に要請される社会認識を確立するため、実証的な研究を進めます。差別論や自己論をはじめとする社会学理論、あるいは歴史分析や国際文化交流研究をはじめとする国際関係理論について、その最新の動向を学びながら、社会調査(フィールドワーク、インタヴュー、質問紙調査、等々)に関する高度に専門的な理解を実践的に習得します。

教員の専門分野と研究内容

教授:佐藤 裕社会学

差別論、社会調査法(質問紙調査および統計解析)

教授:伊藤 智樹社会学

社会学的自己論、社会調査法(フィールドワーク等)

准教授:林 夏生国際関係論

国際文化交流論、現代日韓関係論

人文地理学

現代社会を空間的な視点から分析するために、理論研究・実証研究双方から様々な地理的事象を取り上げて研究を進めます。実証研究では、フィールドワークを中心とした、インテンシブな調査を行うとともに、得られたデータの分析には地理情報システムを活用するなど、新しい手法も取り入れます。それと同時に、欧米の最新の研究動向、隣接諸科学の技法、思考法をどん欲に取り入れ、地域のあり方を考えていきます。

教員の専門分野と研究内容

教授:大西 宏治人文地理学

子どもの生活空間研究、まちづくり、防災教育

准教授:鈴木 晃志郎人文地理学

行動地理学、観光地理学

文化人類学

フィールドワークを通した経験的調査に拠って、人間の織りなす様々な社会文化的営為の多面的で重層的な現実の理解を試みます。人々の行動を精細に捉える観察力と人々の語りを適切に考察に内化していくスキルをもとにして、現代世界のさまざまな事象にアプローチしています。

教員の専門分野と研究内容

教授:藤本 武文化人類学

アフリカと日本の山地社会の民族・民俗誌的研究

准教授:野澤 豊一文化人類学

音楽および芸能と身体、コミュニケーション、宗教

University of Toyama School of Humanities

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