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学術シンポジウム「宋代官僚制と行政文書-中国専制国家の構造的特質-」の開催について(ご案内)

 本シンポジウムは、行政文書のあり方を通して宋代官僚制の構造と特質を明らかにするとともに、これを過去二千年にわたる皇帝専制体制のなかに定位することをめざして実施するものです。

 実際、官僚制は文書行政の運営・管理を抜きには語れないだけでなく、中国の官僚制はその点で当初から徹底した文書主義をたてまえとしていたからであります。他面、宋代は唐代の律令官制に代わって新たな文臣官僚制を成立させ、いわゆる君主独裁制を確立した時代とされてきましたが、実際には唐制のヴァリエーションと言うべき側面を多く残しており、明代以降に比べ、いまだ過渡的な段階にあったことも事実であります。

 そこで、本シンポジウムでは、宋代の行政文書の分析に実績をもつ内外の研究者を招き、宋代の官僚制に独自の性格とは何か、またこれまで唐宋の変革と説明されてきた事柄をどう理解すればよいかなどについて議論を深めるとともに、日中両国の研究者による研究交流のプラットフォームづくりをはかります。

 

             名 称: 学術シンポジウム「宋代官僚制と行政文書-中国専制国家の構造的特質-」

             日 時: 2024年12月14日(土) 13:00~17:00

             場 所: 富山大学五福キャンパス 人文学部2階 第4講義室

             ※ 詳細は別添のポスターをご参照ください。

 

東洋史:学術シンポジウムポスター.jpg

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