富山大学人文学部 赤尾千波研究室

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書籍等出版物

  • 改訂増補版アメリカ映画に見る黒人ステレオタイプ
    改訂増補版アメリカ映画に見る黒人ステレオタイプ――『国民の創生』から『ブラックパンサー』まで
    (単著)
    富山大学出版会、2022年12月 ISBN9784890108152
    2部構成。第1部・基礎編で、アメリカ映画に登場する黒人ステレオタイプの起源である、ミンストレル・ショー(大衆演劇)の「ブラックフェイス(黒塗りメイク)」キャラクターについて解説(第1章)。さらに、映画の世界で、いかに黒人の定番キャラが確立していくか、時代背景とあわせ時系列で説明(第2章)。第2部・演習編では、15本の黒人関連映画を、黒人イメージを軸に分析する。改訂増補版では、新たに映画『ゲット・アウト』と『ブラックパンサー』について分析した。

    本書には、上記テーマで行われた富山大の講義に基づき、授業ディスカッションで実際に寄せられた学生のコメントや、卒論・レポートを書く人に向けての「分析ポイント」「研究のヒント」も掲載。

    改訂増補版では、新たに2編のコラム「“進化”するアカデミー賞選考基準―公平性・多様性を重視、授与団体(AMPAS)に地殻変動」と「ステレオタイプと格闘する黒人―映画で知るブラックライブズマター(BLM)」を掲載した。
    【関連リンク】
     ・本書の目次
     ・本書掲載写真の出典と解説
     ・黒人大統領が登場する映画一覧
     ・本書を教科書とした授業での口頭発表ハンドアウトや卒論
  • 現代アメリカ社会を知るための63章
    現代アメリカ社会を知るための63章
    現代アメリカ社会を知るための63章――2020年代
    (担当:共編者、共著者)
    範囲:第54章 変わるアカデミー賞選考基準: ステレオタイプから多様性へ
       第55章 音楽で見るブラック・ライブズ・マター: ラップとMV、その先は?
       第56章 ホワイトウォッシュ: 偽装された白人優越主義
    明石書店2021年9月 ISBN-13: 978-4750352459

    現代アメリカ社会の諸相を解説する書籍。共編者と54、55、56章執筆を担当。
    (明石書店のウェブマガジン「webあかし」でも第54章を読むことができます。)
  • 富山大学人文学部叢書1 人文知のカレイドスコープ
    富山大学人文学部叢書1 人文知のカレイドスコープ
    (担当:共著、担当範囲:最新アメリカ映画に見るマイノリティ像の多様化―ディズニー実写版『美女と野獣』から『ドリーム』までの4作品をめぐって―) 
    桂書房、2018年3月30日 ISBN9784866270463
    2017年、富山大学人文学部は、教員による公開研究会「コレギウム(仲間たちの集い)」を発足。同研究会の17年度の成果を『富山大学人文学部叢書1』として刊行した。同書掲載の赤尾論文は、最新のアメリカ映画――『美女と野獣』(2017)、スター・ウォーズ関連作品(『エピソードⅦ/フォースの覚醒』(2015)と『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』(2016))、『ムーンライト』(2016 )、『ドリーム』(2016)――を扱い、多様化するマイノリティ像に注目して論じた。(編者:富山大学人文学部、本人執筆頁:96-106頁)
    【関連リンク】
     ・赤尾論文掲載の写真と説明
  • アメリカ文化事典
    アメリカ文化事典
    (担当:共著、担当項目:リアリティショー)
    丸善出版株式会社、2018年1月20日 ISBN978-4-621-30214-9
    リアリティショーは、リアリティTVともいい、TV番組のジャンルの一つである。本項目では、1990年代の同ジャンル台頭から多様化する今日のリアリティショーまで、歴史を追って解説していく。『サバイバー』『オプラ・ウィンフリー・ショー』『リアルワールド』『ザ・バチェラー』『クイア・アイ』『プロジェクト・ランウェイ』『アプレンティス』『ベーリング海の一攫千金』『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』『女性になったカーダシアン家のパパ』『ダック・ダイナスティ』等の番組を紹介。(アメリカ学会編、分担執筆松本悠子他301名)全952頁、376項目。本人執筆1項目(625-626頁)
  • アメリカ映画に見る黒人ステレオタイプ
    アメリカ映画に見る黒人ステレオタイプ――『国民の創生』から『アバター』まで
    (単著)
    富山大学出版会、2015年3月
    2部構成。第1部・基礎編で、アメリカ映画に登場する黒人ステレオタイプの起源である、ミンストレル・ショー(大衆演劇)の「ブラックフェイス(黒塗りメイク)」キャラクターについて解説(第1章)。さらに、映画の世界で、いかに黒人の定番キャラが確立していくか、時代背景とあわせ時系列で説明(第2章)。第2部・演習編では、サイレント映画『国民の創生』から『アバター』まで14本の映画を、黒人イメージを軸に分析する。
    本書には、上記テーマで行われた富山大の講義に基づき、授業ディスカッションで実際に寄せられた学生のコメントや、卒論・レポートを書く人に向けての「分析ポイント」「研究のヒント」も掲載。
    【関連リンク】
     ・本書の目次
     ・本書の詳細索引
     ・本書掲載の写真と説明
     ・黒人大統領が登場する映画一覧
     ・学生によるプレゼンテーション配布資料や卒論
  • 新時代アメリカ社会を知るための60章
    新時代アメリカ社会を知るための60章
    (担当:共編者, 範囲:46章アニメの伝統をひとひねり、47章勝手に変えられる黒人女性キャラクター、48章ラップ音楽における第三の波)
    明石書店 2013年6月
    現代アメリカ社会の諸相を紹介する書籍。編集と46、47、48章執筆を担当。
  • アフリカ系アメリカ人ハンディ事典
    アフリカ系アメリカ人ハンディ事典
    (担当:共著, 範囲:「ある軍人の劇」「アンクルトムの小屋」「オクトルーン」「彼らを死なせはしない」「ニグロ・アンサンブル劇団」「ニジェール河」「日向の干しぶどう」「ポーギーとベス」「ロレイン・ハンズベリー」)
    南雲堂フェニックス 2006年12月 ISBN:4-88896-381-9
    文学、歴史、法律、思想、音楽、スポーツ、演劇、映画、フォークロア等920項目にわたる事項を網羅した事典。本人執筆項目「ある軍人の劇」(28)「アンクルトムの小屋」(32)「オクトルーン」(65)「彼らを死なせはしない」(81~82)「ニグロ・アンサンブル劇団」(223)「ニジェール河」(225)「日向の干しぶどう」(249)「ポーギーとベス」(283~284)「ロレイン・ハンズベリー」(352~353)(編者松本昇他7名、分担執筆松本昇、赤尾他43名)全397頁。本人執筆9項目。
  • 黒人研究の世界
    黒人研究の世界
    (担当:共著, 範囲:多様化するハリウッド映画のアフリカ系アメリカ人像)
    青磁書房 2004年6月 ISBN:4916988221
    39の論文で構成される。アフリカ、アメリカ合衆国、カリブ海諸国における黒人文化についての研究を持ち寄り、現代の黒人文化を網羅的に解説。赤尾論文「多様化するハリウッド映画のアフリカ系アメリカ人像」は現代ハリウッド映画の黒人イメージに注目し、(1)超能力を持つトリックスター的黒人像、(2)ブラック・ブルジョア、(3)「等身大」の黒人像に大別し、多様化する黒人像について論じた。(235~244) (編者「黒人研究の会」、分担執筆39名)全393頁。本人執筆頁数10頁。
  • 21世紀アメリカ社会を知るための67章
    21世紀アメリカ社会を知るための67章
    (担当:共編者, 範囲:第55章オプラ・ウィンフリー(236~240頁)、第58章ディズニー王国に挑むドリームワークス(249~253頁)、第62章多様化するハリウッド映画の黒人像(266~271頁)、第67章世界貿易センター(289~293頁))
    明石書店 2002年9月 ISBN:4750316199
    21世紀アメリカの諸相を解説する書籍。編集と分担執筆。第55章ではテレビ司会者オプラを紹介する。第58章ではディズニー・アニメの伝統とドリームワークス社のパロディ性豊かなCGアニメを比較考察する。第62章では「トリックスター」「闖入者」「異形の者」というハリウッド映画の黒人ステレオタイプを取り上げる。第67章では世界貿易センターを70年代アメリカの象徴としてとらえる。(編者赤尾千波、大類久恵、落合明子他5名、分担執筆明石紀雄、川島浩平、赤尾千波他26名) 全297頁。本人執筆頁数21頁。
  • 現代アメリカ社会を知るための60章
    現代アメリカ社会を知るための60章
    (担当:共著, 範囲:第44章スティーヴン・スピルバーグ(185~189頁)、第45章『ザ・シンプソンズ』(190~194頁)、第56章変貌するラップ音楽(234~238頁))
    明石書店 1998年11月 ISBN:4750310921
    現代アメリカの諸相を解説する。第44章では、スピルバーグ監督について、(1)おもな作品、(2)ユダヤ人強制収容の記録をデジタル化して保管する試み、(3)ドリームワークス社の創立について紹介。第45章では、アニメ『ザ・シンプソンズ』の提示する新しいアメリカ人家族のあり方を分析する。第56章では、「ギャングスタ・ラップ」について、その形態を解説する。(編者明石紀雄、分担執筆明石紀雄、川島浩平、赤尾千波、他13名) 全253頁。 本人執筆頁数15頁

論文

記事・書評等

講演・口頭発表等

  • 『カラー・パープル』原作小説(1982)、映画化作品(1985)、ミュージカル(2005, 2015)とミュージカルの映画化作品(2023)比較研究
    第40回 日本アメリカ文学会中部支部大会(中京大学/遠隔 ハイフレックス方式)2024年4月20日
  • 最近のオスカー受賞作品とステレオタイプについて
    日本アメリカ文学会中部支部6月例会(リモート開催)2022年6月18日
    映画『ムーンライト』『グリーンブック』『ドライブ・マイ・カー』について考察した。
  • アカデミー賞受賞作に見るアメリカ映画の黒人像―『風と共に去りぬ』から『ムーンライト』まで
    赤尾千波(単独)
    (平成30年度富山大学公開講座)
    8月25日(13:30-16:00) 
     映画『風と共に去りぬ』『野のユリ』について考察
    9月8日(13:30-16:00) 
     映画『チョコレート』『トレーニングデイ』『ムーンライト』『フェンス』について考察
  • ずるい日本人、野蛮なインディアン、不思議な黒人―アメリカ映画の人種ステレオタイプ
    赤尾千波(単独)
    (平成29年度富山大学公開講座)
    1月27日:初期の映画とプロパガンダ映画に見る日本人像
    2月10日:1930年代西部劇と最近の映画に見る先住民像
    3月17日:『国民の創生』に出そろう黒人ステレオタイプ
  • 事例報告「英語関連科目におけるアクティブ・ラーニングと教職協働」
    赤尾千波(単独)
    FD・SDセミナー:大学図書館が支援する授業手法改革―富山大学および北米の事例を通して―(於:富山大学中央図書館 主催:富山大学図書館 後援:男女共同参画推進室)2018年2月23日
  • 映画でひもとくアメリカ文化―Star Wars を中心に―
    平成29年度富山大学サテライト講座第4回(CiCビル3階学習室)2017年9月9日14:00-15:30
  • 口頭発表「アメリカ映画に見る黒人ステレオタイプ—映画『美女と野獣』(2017)、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』(2015)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)、『ムーンライト』(2016) を中心に―」
    富山大学人文学部「人文知」研究プロジェクト公開研究交流会「コレギウム」 第2回―映像とことば,「客観性」という幻想―(富山大学人文学部第一講義室)2017年8月23日
  • 講演「教育が未来を拓く」、プレゼンテーション審査員長
    国際ソロプチミスト富山主催「ユース・フォーラム in とやま2017 」(サンシップとやま) 2017年5月21日
  • 映画でひもとくアメリカ文化-『国民の創生』『グリーンマイル』『スター・ウォーズ』『アバター』を中心にー
    赤尾千波
    2016年度富山大学公開講座(2017年2月18日、3月18日、3月25日)
  • 講演「国際ソロプチミスト富山・女性賞を受賞して―文系女性研究者の今」
    国際ソロプチミスト富山10月例会(富山第一ホテル)2016年10月21日
  • 講演「アメリカ映画に見る黒人ステレオタイプ―研究と教育の現場から」
    平成28年度富山大学人文学部同窓会総会(ボルファート富山)2016年7月9日
  • スーパーウーマンの表象
    アメリカ学会第50回年次大会 部会E 「討論」担当(東京女子大学)2016年6月5日
  • 講演「ずるい日本兵」と「不思議な黒人」-アメリカ映画に見る人種ステレオタイプ-
    平成28年度「高志の国文学館文学講座・大学連携シリーズ」第一回(高志の国文学館研修室101)2016年5月22日
  • 文学作品の映画化と黒人ステレオタイプの再来―『死ぬことを考えた黒い女たちのために』、『12イヤーズ・ア・スレーブ』、『プレシャス』を中心に―
    日本アメリカ文学会中部支部2月例会(金沢大学サテライト・プラザ)2016年02月20日
  • 文学の映画化に伴う問題―『ハンガーゲーム1、2』『死ぬことを考えた黒い女たちのために』『12イヤーズ・ア・スレーブ』を中心に―
    黒人研究学会(旧・黒人研究の会)10月例会(キャンパスプラザ京都第4演習室)2015年10月24日
  • 卓話「出版に結びついたアメリカ留学―30年間の感謝を込めて―」
    水戸ロータリークラブ4月第4例会(常陽銀行本店8階大会議室)2015年4月28日
  • ヒューストン・ヒップホップ研究―DJスクリューからビヨンセまで―
    井澤 知也、赤尾 千波
    黒人研究の会 9月例会 2013年9月28日
  • 講演「アメリカ映画における日本人・日系人イメージ」
    コラーレ・ワールドフェスティバル EARTH MOVING:アメリカ(黒部市国際文化センター コラーレ)2011年3月6日
  • アメリカ映画研究入門:四つの視点から
    赤尾 千波他5名
    人文学部公開講座 2010年5月
  • エイリアン、女性、平和―アニメ Clone Wars に至る Star Wars の変遷―
    黒人研究の会 第54回全国大会(広島女学院大学)2008年6月29日
  • 『スター・ウォーズ』の宇宙人のイメージ――Episode II (2002) 及び Episode III (2005) を中心に――
    黒人研究の会・例会(神戸市外国語大学)2006年10月28日
  • 映画『スター・ウォーズ』シリーズにおけるマイノリティのイメージ
    黒人研究の会・例会(神戸市外国語大学)2001年4月28日
  • アメリカ文学における黒人ナラティヴの一系譜
    日本アメリカ文学会中部支部第16回大会(名古屋大学)1999年4月18日
  • 心の諸相:アメリカ人の人種観――映画を中心にして――
    1996年度人文学部公開講座 1996年7月6日
    公開講座。第二次大戦中のプロパガンダ映画や、映画『ガンホー』を扱い、アメリカ映画に見られる日本人・日系人ステレオタイプにはどのようなものがあるかを解説。ハンドアウトを配布。
  • シンポジアム:アフロ・アメリカ文学の現在
    日本アメリカ文学会中部支部第9回大会(椙山女学園大学)1992年4月19日
  • ルートワーカーの見極めたもの-アリス・ウォーカー短編再読-
    黒人研究の会・例会(神戸市外国語大学)1989年12月16日
  • Alice Walker の描く黒人男性像-The Third Life of Grange Copeland の場合-
    第27回日本アメリカ文学会全国大会(大妻女子大学)1988年10月22日

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