富山大学人文学部 赤尾千波研究室

英米言語文化コース  高木 梨帆(2023年度 4年生)

自己紹介
【交換留学で一年間アメリカへ】

 私は、富山大学の交換留学制度を利用して、2022年8月から2023年5月までアメリカのケンタッキー州にある、マーレイ州立大学(Murray State University)に留学しました。大学入学前から長期留学を考えていた私は、1年次から交換留学フェア(当時はコロナ禍にてオンラインで)に参加したり、TOEIC受験をしたりして、情報集めと英語力向上に努めました。交換留学生になるには、やはり英語学習を計画的に進めることと、しっかりした留学目的を持つことが肝心だと思います。
 2学期間(=1学年)の留学でいちばん大変だったのは、授業の課題(つまり宿題)でした。語学留学ではなく、学部学生として専門科目を受講していたため、英語を用いて専門分野のレポート等を書くのが一苦労でした。富山大学でこなしていた課題の10倍に思える量に立ち向かっている気分で、毎日毎日パソコンに向かっていました。
 辛かったのは確かですが、同時に有意義な時間でもありました。マーレイ州立大学の授業が、ディスカッション中心だったので、質問をするのが好きな私に適しているスタイルで、どの授業も大いに楽しむことができました。
 留学に行った価値があると思うことは、世界には本当に様々な人がいて、自分は誰でもない私であるという考え方ができるようになったことです。生きていく中で9割以上の時間を日本人のコミュニティで暮らしてきた私は、周りと違うことは少し恥ずかしいことのように感じて育っていました。しかし、留学中は食事の時間に様々な国籍の学生(アメリカに限らず、韓国・パキスタン・ブラジル・ナイジェリア・インド等など)とお話したことによって、育ってきた背景によって考え方や価値観が違うことに驚いただけでなく、みんなそれぞれの道を歩んでいる(アメリカで数年働く、大学院に行く、インターンに行くなど)ことに大いに刺激を受けました。
 このときの経験から、「私の人生だから、自分が好きなこと・やりたいことをすれば良いのだ」という考えが私の中に芽生えました。そして他人との比較で気持ちが落ち込むことが少なくなりました。留学は、マインドの面で自分にとって大きな転換点になったのです。

※クリックすると、pdfが開きます。

【卒業研究】

 4年次の卒業研究では、2つのジブリアニメ(『千と千尋の神隠し』と『もののけ姫』)を扱い、日本の独特の文化や宗教観をどのように英語字幕で伝えているのかを研究しました。私が留学していたケンタッキー州には敬虔なクリスチャンが多く、私自身も毎週日曜日に教会に行っていました。そうするうちに「神」の考え方・捉え方の違いやキリスト教ベースの価値観について考えるようになりました。日本ではあまり明確化してとらえない神の存在について、また私たちのそうした考え方の源はどこにあるのか、といったことに興味が湧きました。「唯一神」を信仰しない日本人の独特の価値観について、欧米系の方達に理解されるためには、どのように伝えれば良いのだろう、と思ったことがきっかけで、このテーマを選び、英語で論文を書くことになったのです。ゼロから文献を探すのは大変でしたが、日本の文化や宗教観について自ら深掘りできたので、意義深い卒業研究をまとめることができたと思っています。

【卒業後の進路】

現在就職活動中です。日本のメーカーでグローバル展開しているところやこれから世界と繋がっていこうと活動しているところで働けたら、と思っています。小さい頃から好きで学んできた英語をツールとして活かせる仕事につくことが今の目標です。

*2023年12月17日、英語プレゼンテーション・コンテスト「オレゴン・カップ」(主催:富山県、オレゴン州、オレゴン日米協会)に参加。発表タイトル “Education before, during, and after Covid19”。銀賞とToyama America-Japan Society’s Special Award(富山日米協会特別賞)をダブル受賞。

英米言語文化コース  道厘 和(2023年度 4年生)

自己紹介

 私は、富山市立外国語専門学校から三年次編入で富山大学に入学しました。このコースを選択した理由は、英語とアメリカの文学・文化に興味があったからです。
 専門学校にいたとき、語学研修で三週間ほどアメリカに行きました。このとき期待を上回るカルチャーショックを受け、アメリカ文化に一気に惹きつけられたのです。そして、自分の学びを英語学習にとどめず、アメリカ文化研究に発展させたいと考えるようになりました。
 大学に編入して学ぶうちに、語学留学ではなくアメリカの大学の学部に留学して専門科目を受講したいと考えるようになりました。一方、英語の習得とアメリカ文化の理解には最低一年は必要だと思いました。このような理由で、交換留学制度を利用してアメリカの大学に留学することを決めました。
 ハワイ州立大学マウイカレッジで一年間、リベラルアーツを専攻し、「ホスピタリテイー」「ハワイ文化」等の授業を受講しました。富山大学にはない科目を受講できるのも留学の魅力の一つであると痛感しました。
 現在は富山大学にもどって就職活動をするかたわら卒論(ハワイ神話の研究)を書いているところです。結局、大学卒業まで普通より一年長くかかることになりましたが、留学という貴重な体験を生かして、卒業後もアメリカ文化と英語を大いに学び、仕事に生かしていきたいと思っています。

英米言語文化コース  森 将太(2019年度 4年生)

*2019年8月7日、JASSO海外留学支援制度(双方向協定型)交換留学報告会で、マーレイ州立大学(アメリカ)への留学報告をしました。(資料参照

自己紹介

 僕は幼い頃にアメリカで暮らした経験があり、英語に親しみを感じていました。大学で英語力を高め、将来は外資系企業など英語力を生かせる仕事に就きたいと考え、英米言語文化コースを選びました。
 入学当初、外国人教師と会話をする授業ばかりなのかな、と思っていましたが、そうではありませんでした。確かに外国人教授の英語コミュニケーションの授業はありますが、日常会話ではなく、英語プレゼンテーションのやり方や、英語論文の書き方を少人数クラスで学ぶというもので、大変ですがやりがいがあります。
 日本人の先生の授業は、英語で行われるものと日本語で行われるものがあります。英語という言語を研究する英語学の授業、英米小説や英字新聞を読み解く授業、英米の映画を分析してプレゼンテーションをしたり、映画セリフで英会話を学ぶ授業など、多彩な形式で行われます。同じコースの中でも幅広い分野を学べるので、明確にやりたい事が定まっていなくても、英語や英米の文学や音楽や映画が好きならば楽しく学べるし、きっと好きな専門分野や教員に巡り会えると思います。
 僕は2018年秋から1年間、交換留学生としてアメリカのマーレイ州立大学に留学しました。留学中は、映画や文学に関する専門科目を受講する一方、現地の人たちと交流し、充実した日々を送りました。現在は人文学部に戻って、留学先での学びを生かしウエスタン映画『駅馬車』と『許されざる者』に関する卒論執筆をしつつ、就職活動をしています。留学経験を生かして英語を駆使する仕事につく、という夢の実現に向けて、がんばります。

英米言語文化コース  富田 美穂(2016年度卒)

卒論タイトル
映画『グローリー明日への行進』における公民権運動の描かれ方――モンゴメリー・バス ボイコット運動と血の日曜日事件を中心に――

*2017年12月20日、「就職支援セミナー講演会(金融業)」に講師として招かれました(配布資料

自己紹介

*2015年3月、富山外国語専門学校を卒業。4月、富山大学人文学部英米言語文化コースに3年次編入学。
*2017年3月、富山大学人文学部卒業。4月から北陸銀行速星支店に勤務。

大学に三年次編入して感じたこと

・外国語専門学校に比べ、学びの幅がグンと広がり、いろんなことに興味を持って勉強出来た。映画を題材に研究出来たのが、楽しかった。

大学の授業で就活に特に役立ったと感じたもの

・キャリアデザインの講義…外部講師の方の話を参考に、自分の将来について意識するきっかけになった。
・英米言語文化講読・演習など、専門の授業…プレゼン方式の授業だったので、人前で話すことに慣れる大変良い機会だった。今思うと、自然と面接練習にも繋がっていたと思う。
・就活スタート前の事前ガイダンス…自由参加だったが、就活への意識を高め、就活についての不安を取り除くことができたので、出ておいて良かったと思う。

学生の皆さんへ

*早めに行動することに越したことはないが、取り組み出すのが遅かった…と後悔する必要はない。悔やむ時間があるなら、その時に出来ることを全力で取り組む方が良い!また、学内に掲示されているイベントや各種募集などはこまめにチェックして、大学主催のセミナー・研修には是非積極的に参加して欲しい。出て無駄なものはなかったです!
*就活を通して悩むことは沢山あると思うけれど、今の頑張りは、どんな形であろうと未来の自分に良い形で繋がっていく。3月から全力疾走で頑張っていると4年生になって4、5月あたりに疲れ切る時期が必ずくる。心身ともに疲れ切ってしまわないよう、メリハリをつけて活動するのが良い。リフレッシュは大事です!(講演会配布資料より)

英米言語文化コース  寺林 沙也香(2014年度卒)

卒論タイトル
映画 The Bucket List (最高の人生の見つけ方)研究――現代アメリカ人のユーモアと生死観――

*この卒論は、「先輩の卒論や、プレゼン配布資料を読んでみましょう」コーナーに掲載されています。
*2017年10月18日、「就職支援セミナー(公務員編)」講演会に講師として招かれました。(資料参照

就職セミナー講師をつとめて
 

学生のみなさんに何をお話したらよいか考えているうちに、公務員試験を受験するにあたっていろいろと悩み、考えたこと等を思い出しました。もう一度初心にかえり、日々の業務に励みたいと思います。

英米言語文化コース  井澤 知也(2013年度卒)

卒論タイトル
ヒューストン・ヒップホップ研究―DJ ScrewからBeyoncéまで―

*赤尾・井澤共著論文「ビッチに突きつけるヒューストン・プライド―DJスクリューからビヨンセに至るチョップ&スクリューの伝統―」は、『黒人研究』誌第83号(2014年3月)に掲載。

 私は卒論を3年生の春休みから書き始めました。最初に大まかな章立てをしました。音楽(ヒップホップ)で卒論を書いたので、映画や文学作品のように全体の流れがないので、書きやすいところから書き始めました。
 ほとんど自分が以前から持っていた知識を中心として書きましたが、その知識を裏付けるためにも、参考資料をなるべく多く使おうとしました。自分が研究した分野は日本では参考文献がほとんどなかったので、主にアメリカ人が書いた論文やアメリカの新聞記事や、音楽雑誌などのネット版を使いました。英文の参考資料を使ったことで、英語のリーディング能力も上がったと思います。
 卒論の約半分がアメリカ南部のヒップホップの概説、テキサス州ヒューストンのヒップホップについて定義したことを書き、残り半分がテキサス州ヒューストンのヒップホップの歌詞分析でした。歌詞分析によって、卒論の前半でヒューストンのヒップホップについて定義したことを証明しました。
 卒論で一番苦労した点は歌詞の訳でした。卒論で扱った3 曲がいずれも国内版のCDが出ていなかったので、一から訳さねばならず、とても苦労しました。ヒップホップの楽曲はスラングが多く、また英和辞典に載っている意味とは違う使い方をする単語も多く、ラップ・ジーニアス(英語の歌詞をふつうの英語に直し、わかりやすく解説しているwebサイト)などを頼り自分で訳しました。
 卒論は大体の3ヶ月ほどで書き終えました。卒論を書いて一番思ったことは自分が好きなことで書くといいと思いました。私自身、好きなことで卒論を書いたので、ストレスを感じたり、スランプに陥ったこともあまり無かったように思います。
 みなさんもぜひ卒論の題材を選ぶ際には自分が好きなものを選んで書いてみてください。はじめは先輩の卒論を見て、こんなにたくさん書けるか心配でしたが、書いてみると案外かけるものです。赤尾ゼミは先生のフォローもしっかりしているので尚更です。楽しく卒論を書いてください。

英米言語文化コース  高山 澪(2013年度卒)

卒論タイトル
Rent研究―舞台と映画を比較して―

 私は大好きな舞台作品『レント』(2005年、アメリカ)について、映画版と舞台版の比較というテーマで卒論を書きました。この作品はブロードウェイでロングランを記録したミュージカル版をもとに、映画版が作られました。私はこの舞台を観てとても気に入っていたので、卒論で扱う作品を決めるときはほとんど迷いませんでした。
 赤尾先生の授業では研究室の生徒ひとりひとりが自分の卒論についての発表をするので、仲間や先輩の卒論を見ることができてとても勉強になりました。また、卒論執筆だけではなくプレゼンについても丁寧に指導していただけるので、社会に出てからもその力を生かせると思います。
 私は1月に就職先(小児歯科)での研修でプレゼンをする機会をいただいていたのですが、発表が終わってから就職先の先輩方に「プレゼンに慣れているね」と褒めていただき、赤尾先生のご指導のもと何度も練習できたことはとても貴重な経験だったと思います。
 もともと文章が苦手な私は、卒論に対してとても抵抗を感じていました。しかし不思議なことに、『レント』をより深く考察することで今まで気がつかなかったミュージカルとしての工夫や、魅力に思うポイントをどんどん引き出すことができ、ますます『レント』が好きになりました。これは予想していなかったことので、驚きつつ、とても嬉しいことだと感じます。
 私はずっとダンスを習っていることもあり、舞台が好きです。この卒論執筆の経験を生かして、今後のダンス人生にももっともっと磨きをかけられたらいいなと思います。

英米言語文化コース  宮島 彩(2012年度卒)

卒論タイトル
4つの個性と4つの類型—―映画『ハッスル&フロウ』研究

*卒業時、優秀学生として学長表彰を受けました。
*2013年12月4日に就職セミナー講演会に講師として招かれました。(資料参照

卒論について

 ヒップホップ・アーティストの苦労話を描いた映画『ハッスル&フロウ』の登場人物の描かれ方の男女差に注目しました。男性は4人の主たる人物それぞれが個性的に描かれるのに対し、女性は4つの類型にあてはめて描かれていることを指摘しました。

就職セミナー講師をつとめて

 真剣な眼差しで私の体験談等を聞いてくださり、積極的に質問される学生さん方から、就活に対する希望と熱意をひしひしと感じました。
 私自身も、就職活動中に努力したこと、辛かったこと等を思い出し、また、今年4月からの社会人生活を振り返ることによって、更に日々の業務に熱意を持って取り組んでいきたいと感じました。

英米言語文化コース  阪田 未来(2011年度卒)

卒論タイトル
CarterとEdward―The Bucket Listにおける登場人物の比較分析―

*卒業時、優秀学生として学長表彰を受けました。

大学での勉強

 アメリカ映画を専攻し、The Bucket List (邦題:『最高の人生の見つけ方』)を題材に卒論を書きました。一瞬の映像から考察を深めていく中で、視野が狭くなったり、自分の考えに執着したりしないように、赤尾先生のご指導はもちろん、同期との意見交換も心がけました。

就職活動について(苦労したことやワンポイントアドバイスなど)

 私の場合ですが、自分や将来について考え、向き合うことに時間がかかりました。働きながら趣味や自分の成長のための時間や先のことをゆっくり考える時間を作ることは、学生時代よりも難しくなりがちです。就活=仕事選びではなく、自分の生活、働き方についても考えてみて頂ければと思います。

今の仕事について(転職したことについて)

 大学卒業後、会社の営業職に就いたのち、公務員になりました。民間企業の経験が無ければ、今の自分はありません。どんな経験もプラスになるというのは本当だと感じました。とはいえ、新卒の選択肢は既卒よりも広く、飛び込みやすいです。迷ったら、勇気が必要なほうへ進んでみるのもいいと思います。

富山大生にひとことアドバイス

 自分で考え、決断し、"楽しさ"に出会うことが大切だと思います。4年間は本当にあっという間に過ぎます。何を学び、経験し、成長し、どうやって学生生活を楽しむかは自分次第です。月並みですが、何でもまずは1回やってみるのがおすすめです。もちろん無理はせずに。すてきな富大生活を楽しんでくださいね。

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英米言語文化コース  國香 葵(2011年度卒)

卒論タイトル
ディズニープリンセスにみる女性像の変化―映画 The Princess and the Frog研究―

大学で勉強したこと

 英米言語文化コースの赤尾先生の研究室で、アメリカ映画に描かれるステレオタイプやアメリカ文化について学びました。もともと映画を観るのが好きで入ったゼミだったので、人種や時代背景など様々な視点から作品を分析したり、友人と意見を交換しながら製作者のメッセージを読み解いたりと楽しく勉強することができました。
 卒論では、ディズニー映画『プリンセスと魔法のキス』と『白雪姫』『シンデレラ』のヒロインを比較し、20世紀前半と現代とで描かれる女性像がどう変化しているかを分析しました。
 苦労したのは「主張の根拠となる場面を、読み手に伝わるよう文章で表現すること」です。映像として表現されている事柄を主張の根拠として文章に直す作業はなかなか難しく、「もっと文才があれば・・・」と何度も思いました。場面すべてを事細かに書くのではなく、自分の言いたい事柄だけに焦点をあてて簡潔に書くように工夫し、何とか書き上げることができました。
 文章は、書けば書くほど上手になります。卒論のコツは、早めに書きはじめ、少しずつ先生に提出して添削してもらうことだと思います。赤ペン添削され不要部分を削られた原稿が戻ってくると結構ショックですが、添削指導を続けることで無駄のない文章が書けるようになったと思います。

就職活動について

 就活では「練習して慣れること」が重要だと思います。どんなに熱意があっても、それを上手く相手に伝えることができなければESも面接も通りません。とくに面接は、人前で話すことに慣れていないと十分に自分をアピールできないと思います。
 赤尾先生の講義では、大勢の学生を前に自分の考えをまとめてプレゼンテーションする機会が多かったので、自然ととてもいい練習になりました。普段の講義で発表に慣れていたので、個人面接をはじめ、グループディスカッションでの発表や集団面接の場など、様々な場面で落ち着いて話すことができました。講義では発表の仕方の指導もあったので、人前に立つときの姿勢や声量、話し方なども勉強になりました。大学では人前に立って自分の考えを伝える場はあまりないので、赤尾先生の講義はとても貴重な練習の場になると思います。
 ハンドアウトの書き方も経験を積むとうまくなります。現在勤務している会社の試験のなかに、限られた時間で旅行計画書を手書きでレイアウトしてプレゼンテーションするというのがありましたが、このとき普段授業でハンドアウトを書き慣れていたことが功を奏したと思います。
 ESも面接も最初は失敗ばかりでも、回数をこなし経験を積む内にだんだん上達していきます。悲しい結果が返ってきてもそこで諦めず、何が悪かったのかを分析し、周囲の人のアドバイスを受けて改善していけば、必ず良い結果に結び付くはずです!

今の仕事について

 私は今、旅行会社で営業として働いています。いろいろな所を飛び回れる仕事に就きたいと思っていたので、就活は旅行業界に絞り、無事希望の仕事に就くことができました。
 仕事内容は、(1)団体旅行をメインに会社や学校などを営業で回る(2)旅行の企画を作成(3)添乗員として旅行に同行(4)精算業務などを行っています。営業というと、ノルマがあったり人付合いが大変だったりと辛いイメージを持たれがちですが、業界を問わず様々な職種の人と関わることができるので刺激があって楽しいです。そして何より仕事で様々なところへ旅行に行けるので、日々退屈しません。ときには厳しいお言葉を頂戴したり、失敗して辛い経験をしたりすることももちろんありますが、旅行が終わってお客様が笑顔でお帰りになるときの達成感は何物にも変えられません。
 「楽しいものを売りたい」「人と関わる仕事がいい」「旅行が好き」という方は是非旅行業界を目指してみてください!

富大生にひとことアドバイス

 大学生活は、本当にあっという間でした。勉強や部活など打ち込むものは人それぞれだと思いますが、とにかく興味のあることは何でもやってみてください。あんなに自由で何でもできたのは大学生の間だけだとつくづく思います。「なんとなく日々を過ごす」というもったいないことだけはしないでほしいので、遊びでも何でも思い付く限りの「やってみたい!」ことに挑戦して、大学生ならではの楽しい思い出をたくさん作ってくほしいです。