第2節では、高岡漆器の工程について説明していく。分かりやすいように、木地・塗り・彫刻・加飾に分けてみようと思う。また、分業化で作業が行われていることについても触れていく。 細かい工程については『高岡漆物語』(伝統工芸高岡漆器協同組合発行,1996年)に書かれているので、ここでは第2章以降を読む上で基本的であることを、私自身が興味深いと思った点などを交えながら簡単に紹介しようと思う。
木地 彫刻 塗り 加飾 分業