修士論文
日本のメディアと女性運動の展開
---ジェンダーと公共圏をめぐる闘争---
1996年度富山大学人文科学研究科修士論文
斉藤正美
<修士論文目次>
1 先行研究
(1)メディアの女性像批判の研究
(2)フェミニスト・メディア研究の新たな潮流
(3)メディアの媒介機能(女性運動との相互作用)研究
(4)日本での社会運動とコミュニケーション研究
(5)メディアと公共圏に関する研究
2 研究方法
(1)ニュースのディスコース分析
- 研究の潮流
- van Dijkの分析手法
- 対象紙と時期
1 闘争を通じて獲得される女性の権利
2 第1期:総選挙前の「女性参政権運動」のニュース
(1)46年総選挙までの「女性参政権運動」に関する『朝日新聞』のニュース
(2)「婦人参政権 戦時の体験が立派な資格」(『朝日』1945.9.18)のディスコース
(3)「女性参政権運動」のニュース・ディスコース
(4)構築されるジェンダー:マルチロール・モデル
(5)参政権効用論と社説
3 第2期:総選挙「投票するねんねこ姿の女性」(『朝日』1946.4.11)のニュ-ス・ディスコース
4 第3期:総選挙後の『朝日』女性と政治に関するニュース
(1)ニュースの流れ(46年4月~6月)
(2)「案外浮動な投票心理」(『朝日』46.4.13)のディスコース
5 ジェンダーと公共圏
2章注
1 第1期:レディー・ファーストの国の「女性上位」運動
(1)リブ運動のニュース(1970年1月~8月)
(2)アメリカでの女性運動とメディアの相互作用
(3)「ウーマンパワー大行進 アメリカの婦人スト」(『朝日』 70.8.27)のディスコース
(4)構築されるジェンダー(ワン・ロール・イデオロギー)と「アイキャッチャー」の女性運動
2 第2期:日本に上陸した「ウーマン・リブ」
(1)リブ運動のニュース(70年10月~12月)
(2)「ウーマン・リブ”男性天国”に上陸」(『朝日』70.10.4)のディスコース
(3)「やりますわよ ”おんな解放” ウーマン・リブ銀座に」(『朝日』70.10.22)のディスコース
(4)運動とメディアの相互作用
3 第3期:運動の伴走者としての女性記者
(1)リブ運動のニュース(71年以降)
(2)「ウーマン・リブの一年 アメリカと日本 上・下」(『朝日』71.9.22&23家庭面)のディスコース「おんな解放、何をもとめて?全国リブ大会から」(『朝日』72.5.10家庭面)のディスコース
4 ジェンダーとニュース・バリューの再定義
3章注
参照文献
参考資料(資料1 ~資料 15)(省略)
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