+The Golden Treasury+  
童話作品・その10
The Golden Treasury

[主な作品]
『黄金詞華集』(Golden Treasury of the Best Songs and Lyrical Poems in the English Language 1861)

[作品解説]
  第12代桂冠詩人だったアルフレッド・テニスンの助言を得て、16世紀半ばkら19世紀初頭までの物故詩人の英語で書かれた叙情詩歌を4巻にまとめ、1861年に出版したもの。1897年に出た続編の第2集は、第1集ほど普及しなかった。1875年版では、次のような編集になっている。
  〈第1巻〉シェイクスピアを中心としたエリザベス朝の詩人。トマス・ナッシュ、シェイクスピアラの61篇。〈第2巻〉ミルトンを中心とする17世紀の詩人。ジョン・ドライデン、ベン・ジョンソン、ヘンリー・ヴォーンらの116篇。〈第3巻〉18世紀の素朴な精神が流れる詩人。グレイ、バーンズらの165篇。〈第4巻〉1796年から1822年までの4半世紀のロマン派詩人。ワーズワス、チャールズ・ラム、バイロン、シェリー、ジョン・キーツらの288篇。

[編者]
  フランシス・ターナー・ポルグレイヴ(Francis turner Palgrave 1824-97)
  イングランド最東端の港町グレイト・ヤーマス生まれ。詩人、評論家。オックスフォード大学で学ぶ。イギリス自由党の政治家グラッドストーンの副秘書。教育省の次官まで務めた。『サタデー・レヴュー』紙の美術批評を担当。1885年から95年までオックスフォード大学詩学教授を務めた。ほかに、詩歌のアンソロジー『牧歌と歌』『賛美歌』『叙情詩』、それに、自伝『心熱き巡礼者』『アートに関するエッセイ』、評論集『詩の風景』がある。

▼ワーズワスが住んでいたダヴ・コテージ▼