+Christmas Carols+
童話作品・その9
Christmas Carols
[作品解説]
『オックスフォード・キャロル集』(The Oxford Book of Carols 1969)によれば、キャロルは、「簡単で、人を楽しませ、人によく知られている、現代的な内容の歌で、宗教的な感情を起こさせ、表現も自由で直接的である」と解説される。内容を5部に分け、イングランド、ウェールズ、アイルランドの歌を一つにまとめ、別に外国の歌の翻訳をまとめている。「伝統歌」をもとに、時代と作者を軸にして197曲が楽譜とともに収録されている。たとえば第1部の場合、冒頭歌から41番まで待降節を含むクリスマス・キャロルとなっている。
ローマ・カトリック教会の『聖歌集』には、5きょうくの待降節のキャロル、「とく湧き流れよ」「闇路に悩める」「憐れみの神」「幸い求めて」「来ませ救い主」がある。それに聖誕の歌が続いている。「静けき」「いざ歌え」「来たれ友よ」「救いのみ子」「牧場の夜半の」「いざ子らよ」「神のひとり子」「もの皆眠る」「見よ羊飼いら」「星ひとつ昇りて」「天のみ使いの」などである。ほかにも、多くのキリスト教会で共通のクリスマス・キャロルとして、巻末に「天には栄え」「牧びと羊を」「もろびとこぞりて」「ああ、ベツレヘムよ」が加えられ、ラテン語曲も数曲収められている。
ほかにも、教会暦や典礼に合わせてキリスト教会の各派が編纂する『聖歌集』や『賛美歌集』は多数あるが、特に「クリスマス・キャロル」と銘打って定着しているものはあまり見当たらない。