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「地球の子」での笑い2(スライド22〜23)


 地球の子では、明るい雰囲気によって共有できる笑いがあることがわかりました。また、病気や症状の進行を冗談で笑い飛ばす場面もみることができました。その事例を挙げていきたいと思います。
 症状の進行によって言葉を大きく発したりはっきり発したりすることが難しくなったCさんは、パソコンのキーボードのような機会を使って会話をしています。
ある日の朝、Cさんはその機会を使って「オハヨウ」と地球の子にいる方々に挨拶をしていました。他の人たちも「おはよう」と温かく返事をしていました。
Cさんは「ウマクカイワデキナイ」と機械で言うと、清水さんは「その機会を使えば言葉にできんこともいえるよ。『オトウサン、アイシテル』とか。」といい、その場は明るい雰囲気になりました。
 Dさんはある日の帰りのバスで薬の副作用によって幻覚を見て「隣の人どこまで行くがけ」とスタッフに尋ねたそうです。しかもこのことはDさん自身は全く覚えていなかったそうです。
この話をDさんは笑い話としてとてもおかしそうに話していました。
 病気に対する悩みも笑い話にする事例もあり、「パーキンソン病になるとトイレができない」「ズボンが下せない」「イヤーなってくる」という会話も見られました。
                                 (吉田侑可)