| 前へ | 次へ |
続いてパターン④の就職を別の場所で経験した後に、現在業種の自営業を開始し、またその後に自営業主に就任した、又はまだ引き継ぎをしていないケースについて紹介したいと思います。
ケース４：黒崎さん
黒崎さんは、初就職を23歳の時に、現在業種の自営業開始を28歳の時に経験されていますが、自営業主にはまだ就任されていません。
大学までは兄や姉の誰かが継ぐものと思っていたため、継ぎたくないというわけでもなく、継ぐ気もなかった。しかし結局上の兄や姉は継がず、自分が面倒を見なくてはと思ったという。卒業後、修行のため大阪へ行き、5年間の修行を経て富山に戻ってきた。しかし父親からの経営交代はまだしていないと話してくださいました。
ケース５：鈴木さん
鈴木さんは、初就職を23歳の時に、現在業種の自営業開始を27歳の時に経験されていますが、自営業主にはまだ就任されていません。
東京の大学を卒業後、東京の証券会社に就職する。しかし3年ほど経ったころ、もし自分が富山に戻ったら家業にも、商店街にも貢献できるのではないか？と考え、27歳の時に富山に戻る。実家では富山に戻ると驚かれたが、家業を継ぐことについては肯定的であった。現在は商店主になったわけではないとお話ししてくださいました。