前へ | 次へ |
次にパターンBの、初就職を別の場所で経験した後に、現在業種の自営業を開始、それと同時に自営業主に就任したケースを紹介したいと思います。
ケース2:稲垣さん
稲垣さんは初就職を23歳で、現在業種の自営業開始と自営業主就任を26歳のときに経験されています。
高校卒業後、東京の大学に進み、東京の証券会社に就職。しかしある日突然父親が倒れたという連絡があった。親は店をたたもうとしていたものの、祖父が作った店に思いれがあり、自分のせいでなくしたくないという思いがあったため、1年間調理師の専門学校に通いながらイタリアンレストランで働いた。その後富山へ戻り、店を継いだと話してくださいました。
同じパターンBについて、
ケース3:藤田さん
藤田さんは初就職を21歳で、現在業種の自営業開始と自営業主就任を37歳のときに経験されています。
実家は運送業を営んでいたが、自身は短期大学卒業後に音楽教室の講師をしていた。しかし母親が病気になったため家業を手伝うようになった。ところが今度は自分がガンになってしまい、2年後に再発した際、治療のために中国へ行くようになる。そのことが強い影響を与え、現在の店を開くきっかけとなったと話してくださいました。