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スライド29

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 私たちはこの調査が始まった当初、自営業、特に昔から続いてきている商店の後継者は必ず、血縁者の中から選ばれる、と考えていました。実際に、自分で開業した人を除けば、今回調査に協力して頂いた方々は、後継者決に定際して、血縁の論理がある程度認められるといえます。これは、稲垣さんの「父親が倒れたことにより、家業を継ぐことになる」という発言や、黒崎さんの「兄姉が継がなかったため、家業に就くことになる」という発言から読み取ることができます。つまり、家族が経営している店が存続の危機に陥った場合、家族である自分が何とかしなければならない、という意識を持っていたということです。
 しかし、今回の調査では、今後については必ずしも血縁関係が後継者選出の条件にはなっていないということがわかりました。


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