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スライド26

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 では従業員・後継者の分析に移ります。
 まず従業員はどのようにして採用されるのかですが、だいぶ前の方のスライド(スライド4)で紹介した塩谷論文の政史さんと言うクリーニング屋さんの雇用と、総曲側商店街の商店主の皆さんの従業員採用についてしらべ、考察しました。
 まず政史さんの従業員雇用ですが、ここで塩谷論文について軽くおさらいしておくと、塩谷論文は、京都市のクリーニング屋さんの店主、政史さんの人生を語ってもらい、その中の「知人のネットワークをつかって従業員を確保していた」ことから、知人間のネットワークや血縁のツテが生かされていることを分析した論文です。この論文では、政史さんは従業員の知人や同業者の息子など、知人の紹介を通じて雇用していました。これは直接応募やハローワークを通しての雇用だと、仕事ぶりを批判すると次の日から来なくなったり、解雇予告手当を目当てにわざと問題を起こす人がいたりと、トラブルが多かったためです。


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