ホーム :第1章 高岡漆器についての導入的説明 :第3節 組織と活動 (山田 実季) :

t[j]r

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 t[j]rは、英語で「高岡の漆器を変えていく人たち」を意味する「takaoka japan(漆器)refiners」の頭文字を取った名前である。正確には「Kozo SATO + t[j]r」であり、プロダクトデザイナーで高岡市デザインアドバイザーの佐藤康三さんをリーダーに、高岡漆器青年会のメンバー14人が、若い世代に受け入れられるシンプルなデザインで、日常の中で使える漆器を作ろうと結成した。
 このグループは2003年6月に結成され、2003年10月9日〜13日に東京で開かれた国際デザインイベント「東京デザイナーズウイーク」のコンテナエキシビジョンに参加した。コンテナエキシビジョンとは、奥行き約6メートル、幅約2.5メートル、高さ約2.5メートルのコンテナでデザインを発表するものであり、ここで彼らは、日本人が忘れかけている日本が育んできた文化「漆器」のある生活の楽しさを次の世代に伝えるために、高岡漆器のある新たなライフスタイルを、新デザイン、実験提案試作を映像、音楽とフュージョンさせ提案した。
 現在、高岡漆器を世界に発信すべく活動中であり、今後は東京をメーンの市場にし、商品開発を進めていく予定である。


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