人文地理学研究室の近況

2023年度
2024   3月22日    卒業祝賀会Photo(2023年度生)卒業祝賀会が無事、執り行われました。
大西次期学部長(当時)に社会文化コース総代として、うちのSさんが学位記をもらうという、シュールとも名誉ともつかぬ光景が、一同の感涙を誘う祝賀会となりましたね。卒業生の口元から白い生地が取り払われた風景を通して、新型コロナ以降の時の移ろう速さを感じました。
 この学年は、個々人の器は例年どおり優秀だった一方、それらを持ち寄って大きな力を生み出そうとする協調性については課題が残った学年でしたね。もっとも、祝賀会への参加学生の異常な少なさは当方だけの傾向ではなかったようで、恐らくこれこそが大学教育の場における「コロナ後遺症」なのだろうと改めて痛感しています。これは、一見無駄にも思える教室内のイベント(コンパや予餞会)を通じて、所属学生諸君の紐帯とモラールをじゅうぶんに高めることのできなかった我々、教員の至らなさの反映なのだろうと、そう感じさせられた一日でした。

社会の荒波にもまれて初めて、気づくこともあると思います。振り返った視線の先に、母校(港)のすがたがもし映ることがあったなら、いつでも寄港してください。一回り大きくなった皆さんの頼もしい姿を見られる日を楽しみにしています。

   
     卒論発表会(2023年度生)卒業論文発表会が、今年も無事に行われました。
新型コロナが世界を席巻して4年、ようやくZoomのご厄介になることなく対面での開催となり、今年からは予餞会も(宿泊こそないものの)復活しました。世間が取り戻しつつあるコロナ以前の日常が、教室にも戻ってきたなと感慨を禁じえません。

今年は、2教員揃っての一発合格が出なかったことからも明らかなように、「目的の不在(そこからくる考察の不在)」が、論文の生命線ともいうべき「論」を不成立にしてしまった卒業研究が多かったですね。年明け早々の能登地震の影響で締切が一週間延期されたこともあって口頭試問が発表会直前までずれ込み、卒論生たちはまだ合否が確定していない状況下で発表会を迎えることになってしまいました。彼らの苦闘はいましばらく続きますが、それもせいぜいあと数日。「知的生産者」としての大学生生活の集大成をなす、悔いのない卒業論文を提出していってください!
     
 1月31日   黒部の発表会例年、県内の市町村から選ばれた1つの地域をフィールドとしてお借りし、一年間にわたって行われる「フィールド演習」は、卒業論文を遂行するうえで必要なスキルを経験的に習得する、当分野にとって大変重要な教程です。2023年度の3年次生たちは黒部を対象地域に思い思いのフィールドワークを進めてきました。その成果報告会が来る2月4日に黒部市の「くろべ市民交流センター」で行われることになりましたのでご案内します。

学生にとってはこの演習が、自身で企画した調査計画を、自分の力で一年かけて遂行する初めての機会になります。ご来聴の皆様のほうが遥かに詳しい(かも知れない)事柄を調べることで、お世話になった方々に何をお返しできるのか。学生は思い思いに悩みながら、当日に向けて「生みの苦しみ」を味わうことになります。ぜひ、ご来聴いただき、彼らの苦闘の成果を見てやってください。お願い申し上げます。

追記:発表会の模様を、富山新聞(2/5付)に報道していただきました。
宇奈月の発展過程探る 黒部で富大生が調査成果報告」(有料記事)

       
   2022年度
 2023    3月23日    卒業祝賀会2022年度生の卒業式(学位授与式)が今年も無事に行われ、13名が羽ばたいていきました。皆さん、ご卒業おめでとう!

コロナ禍が大学を襲ったのは2020年が明けてからでしたので、この学年は同年春に地理学教室に配属されてからの3年間、とうとうマスクをしたまま過ごすことになった学年でしたね。教室の多くの伝統行事(特に卒論の予餞会)が消滅してしまったばかりでなく、親睦を図るための飲み会まで無くなってしまったせいで、かなり後になるまで一体感をもてずにいましたっけ(正直あまり得意ではない飲み会ですが、意味あるイベントなんだと、私も改めて教えられました)。

それでも、卒論の執筆を通じて心の距離も随分縮まり、卒論の提出を諦めそうになった学生を呼び出し、監視と称して励ます学生が現れたり、一緒に読み合わせをしたり、アドバイスをしあったり。最後にはコロナ禍以前の卒論生と比べても遜色ない一体感が生まれていました。十分な親睦の機会を与えられなかったことは教育者として忸怩たる思いでしたが、その分皆さんたちで工夫して、団結力を作り出してくれた、良い学年でした。

式の夜、3年間果たせなかった予餞会に代わって酒宴を計画してくれ、大きな大きな寄せ書きをくれましたね。大事にします。研究室に飾って折々、皆さんのことを思い出し、それぞれの道でのご成功を祈りたいと思います
     
    中間発表会 恒例の卒業論文発表会が、今年も無事に行われました。
大人の事情から昨年に引き続きハイブリッド形式での開催となりましたが、おかげで海外在住の古い卒業生の参加があったり、遠隔地の卒業生が顔を出したりで、ハイブリッド形式のいいところを見た気がしました。

折に触れて、学生には「研究の三要素」の話をしていますが、この学年ほどアスペクトをもつことの難しさを痛感した学年も無かったでしょうね。でも、それが知的生産をなすか現状の追認で終わるかを分かつ、最も重要なメルクマールといっても過言ではありません。最終的な締切である10日に向けて、今少し卒論生たちの試行錯誤は続きそうです。しかし、このプレゼンの場を潜り抜けたことで、大きな山を一つ越えたことは間違いありません。あと少し、悔いのないよう全力投球で頑張ってね。
       
 2022     10月23日    中間発表会 夏休み中の成果が問われる中間発表会が、無事に行われました。
 引き続く変異株の影響の下、ハイブリッド形式による開催となり、大半の学生はネットの向こうからの参加になりました。Teamsを同時に走らせながら、それでも対面で開催できたのはひとつ前進だったかも知れません。

 常々、研究の3要素はアスペクト・方法・対象であり、前に行くほど欠けていることの自覚が難しく、前の要素ほどエッセンシャルだという話をしていますが、特にフィールド演習の受講生たちのプレゼンはここでいう「アスペクトの作り方を修得する/させる」ことの難しさを改めて考えさせられるものになっていましたね。

 アスペクトがなければ、目の前の現象の何が重要で何がそうではないのかを判断できませんから、いくら対象の情報を収集し紹介しても、そのポイント・要点が不明瞭なままになってしまいます。この見えなさをどうすれば学生に自覚してもらえるのか。教員の試行錯誤は続きます。
     
 8月4日    中間ではない構想発表会更なる変異株Ba.5がまたぞろ席巻するなか、オンラインでの開催とはなってしまいましたが、今年も無事に構想発表会が行われました。
 コロナ禍ということもあるのでしょうが、学生の皆さんは逡巡してフィールドに出ようとせず、さりとて文献を読み込んでかっちり構想が固まっているというわけでもなく、前途多難を思わせる発表が多かったでしょうか。

 フィールドワークに対する考え方は、「まず十分に予習して準備してから」とする立場と、「予習で分ることなどたかが知れている。予断を持たずフィールドに教われ」の、大雑把に言って2つの立場がありますね。我々も、各々の発表に合わせて「君はもう早くフィールドに出なさい」と言ってみたり、「準備が足りない」と言ってみたり。

 基本的に、少々失敗しても誰か(まあ、私たちになります)にケツを拭いてもらえるのは大学生の特権ですから、とにかくフィールドに出てあれこれ見聞きしてイメージを具体化することが大事だと思うのです。でも、彼らに人と会うハードルは高そうで。もちろん経験不足や人見知りもあるのでしょうが、コロナは学生にとって大きな試練になっているなあと思いながらの構想発表会となりました。

...ちなみに学生諸君は昨日のイベントを「中間発表会(夏休み後の発表会)」と詐称していましたが、あれ構想発表会だから!夏休み後には『中間発表会』で忘れずに成果を報告してくださいね!
       
  2021年度
       
  2022   3月23日    卒論発表会の様子オークスカナルパークで、人文学部の学位授与式(卒業式)が行われました。
優秀な学生が多く、とても教えがいのある学年でした。中には学会誌に手が届く(かも知れない)レベルの成果を出した子もいたりして・・。教える人もさることながら、肝心なのはやはり本人の伸びる力、身につけてきた能力なんだなあと思うことが多かったですね。

また、過年度生が多かったのも、この学年の特徴だったかも知れません。過年度生の皆さんは、もしかすると回り道をしてしまった、躓いたと思っているかもしれませんが、そのう回路が未来の自分をつくる礎になるかも知れません。そう未来の自分がそう思えるように、迂回したその先にある学びを吸収して、自分の成長につなげていってください。ご卒業、おめでとうございます。
   
  2月5日    卒論発表会の様子オミクロン株が列島を席巻する中、所属学生たちによるオンライン上の『卒論発表会・フィールド演習成果報告会』が、今年も無事に挙行されました。

内容こそ玉石混交でしたが、新型コロナの影響が続く中、調査対象地の多くの方に助けられながら、ここまで漕ぎつけたのだから立派なものです。色々厳しいことも申し上げましたし、追い詰められたこともあったでしょう。しかし、人生で初めて知の消費者から生産者に回り、一年間に及ぶ「生みの苦しみ」を味わった経験は、この先社会人となって実際に各々の分野で何かを生み出さなければならない皆さんにとって、一つの財産になっていくはずです。幸いにして「合格」の評価を得た皆さんは、名実ともにそれが社会人へのチケットになると思ってくれて構いません。自信をもって、前に進んでいってください。お疲れさまでした。
     
2021     11月20日    中間発表会の様子例年より少しばかり時期が遅くなってしまいましたが、卒論生とフィールド演習(実習3改め)の受講生によって、今年も無事に中間発表会が行われました。

今年の卒論生は比較的堅調に準備が進んでいるようで、調査の充実度は各人各様ながら、それなりのレベルでデータを集め、何となく形になって出ては来そうだなという気にさせる発表が多いように思いました。今なお次の感染拡大期をうかがわせるコロナ禍は予断を許さないものの、このところ北陸の状況は落ち着きを見せ、恐らく昨年よりは少しだけ調査もやりやすかったのではないでしょうか。こういうとき、そもそも人の密度が低く、二大都市圏からも風の谷のように隔絶され、3密になることが比較的レアな(笑)北陸は、随分助かっているような気がしますね。あと二か月弱。学生の皆さんはこの地の利を生かして、精一杯いい成果を目指して走り抜けてください。
   
 7月28日    構想発表会の様子コロナ禍も二年目に入り、長期戦の様相を呈していますね。昨年に続いてのオンライン開催となりましたが、夏休み前恒例の『構想発表会』が無事に終了しました。

人に会い、人に教えられることで知的生産をなしてきたフィールドワーカーにとって、今般の感染拡大は大きな試練です。学生もこの半年、それぞれに頭を悩ませながら研究デザインを精緻化してきました。ただ、そのような中にあってなお時に快く受け入れてくださったり、「電話でなら・・」と手を差し伸べてくださる方はたくさんいらっしゃることを、構想発表会を通じて改めて教えられています。学生を送り出す我々は、ただただ感謝の念で一杯です。ご協力くださる方々のご厚情にお応えできるようなアウトプットをめざして奮闘する受講生諸君のこの夏休み中の成果に期待したいと思います。
       
  2020年度 
       
2021    2月28日    実習3報告会の様子コロナに始まりコロナに終わった2020年、フィールドワークで研究を成立させてきた人文地理学研究室に所属する学生にとっては試練の一年になりました。しかし終わってみれば、3年生たちは例年以上の盛況の中で無事に報告会を迎えることができ、卒論生たちもそれぞれに工夫して卒論提出まで漕ぎつけました。

実習3報告会(射水市)

実習3は射水市にお世話になりましたが、ほぼ全員が最後の報告会で無事に発表でき、その報告会もご覧の通りの盛況。対面することで初めて成立するフィールドワークが対面することのリスクによって危機に晒される。そんな状況のもとで、対面のリスクを受容して地域の方々が快く調査に応じてくださらなければ、この発表会はなかったでしょう。地域の人々に支えられて教育活動を滞りなく進められていることの有難さを、いつにも増してしみじみと感じた一年でした。

卒論発表会の様子2020年度卒論発表会

一方、提出者が5人に減ってしまった卒論発表会も、代わりに修論生1名の発表が加わって何とか例年通りの開催まで漕ぎつけました。コロナの影響が影を落とす中、今年はフィールドワークで正面突破を図る者とテキスト分析や統計分析などに活路を見出す者とに分かれていたのが特徴的だったですね。初のオンライン開催となり、予餞会のない報告会はどことなく事務的で寂し気。それでも、遠方からOB、OGの参加が得られ、オンラインにはオンラインの良さもあるなと思いながらの一日でした。

卒論生と3年生は、最終版の提出に向けて今少し自分を追い込む日が続きますが、悔いのない作品を納品できるようベストを尽くしてくださいね。そして修士論文を提出された小平さん、お疲れさまでした!。

     
 2020  10月23日   発表会の様子 この半期、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)が世界的に流行し、社会を混乱と杞憂の中に陥れました。大学教育も例外ではありません。対面を前提に成り立ってきた教育の在り方に、この未知の疾病は大きな課題を投げかけました。教員も学生も手探りの中で遠隔授業の準備をし、目の前の荒波を何とか乗り越えてきた半年だったように思います。

この間、教員が最も助けられたツールは、間違いなくZoomでした。少なくとも大講義に関しては、かなり「使える」という感想を持った先生方も多いのではないでしょうか。長い目で見れば、こうしたインシデントが少しずつ、教育の在り方を変えていくことになるのでしょう。

当教室でも、みんな覚えて間もないZoomを立ち上げてオンラインで新歓イベントをやり、フリーソフトのQGISの動作を覚え、ゼミ発表をやって授業を回してきました。フィールドに学ぶことを旨とする人文地理学が地域調査に赴く機会を大きく失する抗いようのない事態、その只中にあって学生の皆さんは各々に工夫して調査を進め、材料を集めてがんばりましたね。結果、例年より少しばかり遅くなり後期の授業期間にも掛かってはしまったけれど、実習3と卒論生はオンライン上の中間発表会で成果報告し、困苦の半年間を小括するところまで辿り着きました。我々もまた皆さんとともに、少しずつ前へと進んでおりますことをご報告したいと思います。
     
  2019年度
       
2020  2月1日 発表会の様子毎年恒例の卒論発表会と予餞会が行われました。来年度入院予定のOB1名をはじめ、卒業生がたくさん聴講してくれ、賑やかでしたね。

この学年は、他学部から転入してその後も色々大変だったYさん、卒論を出す直前の年末年始に色々あって入院したTさんなど、それぞれに色々あった学年でしたね。みんなそれぞれ明後日の方向を向いているのに、不思議にバランスがとれていた学年でした。

立山国際ホテルでの予餞会は、少し小規模ながら和気藹々としたいい予餞会でした。口頭試問の一発合格者は残念ながら1人もおらず、7日の締切まで今少し苦しむことになった彼らですが、最終締切目指してもうひと踏ん張り、頑張ってね!
   
1月26日    報告会のようす穏やかな陽気の下、滑川市のサン・アビリティーズ滑川をお借りして、恒例の実習3成果報告会が行われました。

例年、県内の市町村から一カ所を選び、3年生が思い思いのテーマで一年間を掛けて地域調査を行うのが、「人文地理学実習3」です。実際に町へ出て社会や人に接しながら地域調査の経験を積み、報告書を書くことを通じて知的生産者として産みの苦しみを味わうことは、学生にとっては次年度の卒業論文に向けて研鑽を積む、極めて重要な機会になっています。我々のフィールドワークは、地域の皆さまのご協力によって成り立っていますから、その成果をお返しすることは重要で、成果報告会もその目的を果たすために行われているものです。

地域の方々にもお越しいただいてこちらの会場も満席となり、学生たちも来月に控えた最終報告書の提出に向け、改めて緊張感を高める良い機会になったことと思います。休日にもかかわらずお越し下さった皆さまに、この場をお借りして御礼申し上げます。
     
2019      11月30日    コンペ優勝!例年、参加している立山町主催の『インターカレッジコンペティション』、2012年の初参加いらいずっと入賞と予選落ちを交互に繰り返すジンクスを破り、昨年とうとう二年連続の入賞を果たしました。ただ、これまでの最高順位は優秀賞(準優勝)。優勝だけはしたことがありませんでした。それが何と今年、とうとうこのジンクスをも破り、8年目にして最優秀賞に!

今回の統一テーマは「私が住みたい立山町」だったのですが、このテーマがかなり有利に働いたなというのが率直な聴後感でした。富山在住者ではない他大学生は、どうしても来訪者の立場でものを考えるしかなく、結果として小売店や事業所を出店する話が多くを占めることに。ハコを作って外から人を呼ぶ形の提案になってしまうと、応募してくる人、買いに来る人にとってそれが立山である必然性も希薄になってしまいます。拝聴したいくつかの大学は、この点を上手く説明できず苦戦していたように見受けました。翻ってうちの学生は、このテーマがもつ地元民にとっての優位性を極めて上手に活かした企画を考え、小さく提案して手堅く賞を獲っていきましたね。

文献購読でのコメントを聞き、GIS実習の様子を見るにつけ、この学年はいつになく優秀な子が揃ったなと感心しています。この先、どんな卒業論文を書いていってくれるのか、今からとても楽しみです。
... あ、でも卒論がどうのという以前に、月曜日はいつもの和文と英文の文献講読だから。みんな忘れないようにね(鬼)。
   
11月16日    ご立派になられて・・(涙)例年、秋のこの時期に開催されている、砺波散村地域研究所・富山地学会合同例会。今年で76回目を数える伝統あるイベントです。この栄えある場で、当方の卒業生である河合瑞季さんが登壇し、卒業論文の成果を発表しました。

「富山県砺波市東野尻地区における新規流入世帯の居住地選択」河合瑞季(富山大・人文・卒業生)

直前に登壇が決まったにもかかわらず、非常に上手なプレゼンで感服。優秀な卒業生ですねと何人かの聴講者から後で声を掛けられたくらいに良くまとまっていたと思います。元から優秀だった河合さんですが、卒業後さらに成長したのを感じ、頼もしく感じながらの帰路となりました。この発表が縁となり、河合さんは来年度から、散村地域研究所の所員としての活躍が決まったそうです。
   
 9月27日    御大よそ見例年通り、夏休みを控えて期間中の抱負を語る『構想発表会』と、夏休み後の成果を披歴する『中間発表会』が行われました。

夏休みを挟んだこの2つの発表会、期間にして2か月も間がないのですが、実はこの時期は、日本中がお盆や夏休みに入り調査の協力も最も得やすい、まさに卒論生にとっては書き入れ時です。この期間にどれだけ中身のあるデータを入手できるかは卒論の成否を決定づけるといっても過言ではなく、それが前後に2度発表会を挙行する大きな理由にもなっています。

しかしながらここ2年ほど、発表年次生(3年と4年)は弛みがち。各々の事情があるとはいえ、今年は7人の学生が発表できない異常事態に。来年度に向け、多くの課題を残した発表会となりました。

2018年度
2019 3月26日 卒業おめでとう穏やかな春の陽差しの下、今年も7名の卒業生が巣立っていきました(祝賀会に欠席した2名は集合写真に入っていません)。

この学年は、男性6名、女性1名と、数の上でもかなりアンバランスなうえ、卒論指導の開始時刻にいつも1人か2人しかいない、ユル〜い学年でもありました(弛んでるともいう)。編入学生のK君に引っ張ってもらって何とか卒業させてもらった子が過半数。なぜか指導教官のほうが焦っていることのほうが多かったような・・・。

これまで皆さんは金を払って授業を受けていた=消費者でしたが、この先はいよいよ社会のどこか一角で、何かを生産して対価を得る立場へと回ることになります。それが〆切にせよ始業時間にせよ、遅れは社会的信用を一気に失うことに直結しますから、くれぐれも気を引き締めて社会人の仲間入りをしていってください。人のこと言えた人間じゃございませんが、皆さんの良いところが正当に評価されるためにも、そういうところで損をしないようにと願わずにはおれません。それぞれの道で鍛えられ、一回り大きくなった君達に再会できるのを楽しみにしています。

2月10日 質疑応答のようす予餞会のひとこま毎年恒例の卒論発表会が行われました。

この学年は、そもそも卒論指導の時間に出てくる学生の数と、それを指導する教員の数がいつも拮抗している=つまり、7人中2人か1人しか授業開始時間にいないという、稀に見るヒドイ学年でしたが、そんな出席態度がそのまま卒論の評価に出たという意味では、続く後輩たちにとって極めて良いケーススタディだったのではないかと思いました。毎回時間通りに出席していたK君の卒論だけが、両指導教官から「現状で即合格」評価。次に良好なNさんは一方のみ即合格、あとの5人は両教官とも現状不可でしたからねw 卒論というのは、やはり日ごろの積み重ねの先にあるもので、一・二週間程度の付け焼き刃など通用しないのだということ。それを、この上ない反面教師として示してくれた偉大な先輩たちだったと総括できるのではないでしょうか。まあ、今までさぼった分、2月半ばの完全完成版提出まで、例年にも増して長期にわたり鞭打たれ精算したとも言えるねw

予餞会は、お馴染みのグリーンパーク吉峰にお邪魔。昨年度の卒業生たちが大勢来てくれ、大変賑やかでいい予餞会になりました。挨拶下手な私は上手く言語化できなかったけれど、みんな来てくれてありがとう。卒業して一年、それぞれの道でそれぞれに一歩、社会人として前へ進んでいる様子を見ることができて、しみじみと感慨に耽りました。中には人生そのものがギャンブル空間な子もいたけれど、それもまた佳き哉。みんな心穏やかに、いい人生をね。

2018 12月1日 インカレ2018立山町で開催されるインターカレッジコンペティション、例年参加しておりますが。

昨年度は優秀賞(受賞)でしたので、これまで数年間のジンクスでいうと受賞を逃すはずの年だったにもかかわらず、ついに積年のジンクスを破り、2連続入賞(準優勝)を果たしました。びっくり。

正直、3位に潜り込めたらラッキーだな、まあ順当に予選落ち?程度にしか思っていませんでしたので、二年生諸君にはごめんなさいとお詫びするしかありません。おめでとう!

11月17日 成果発表会小矢部のアウトレットパークで、実習3の成果発表会が行われました。
週末土曜日のアウトレットモール。それも、昼過ぎの人々が最も行き交う時間に、最も目立つイベントスペースをお借りしての成果報告会という初めての試みでした。「見せしめに等しい」とブー垂れながらも、前夜の搬入から司会進行まで学生たちが中心になって動き、ほぼ満席の盛況の下、それぞれにベストを尽くして頑張ったと思います。ご来場の皆さまからは数多くの質問やコメントを頂戴し、学生たちも年明けに控えた最終報告書の提出に向け、改めて緊張感を高める良い機会になったことと思います。当日の会場を快くご提供下さった三井アウトレットパークの皆さま、本調査を支えてくださいました小矢部市の皆さま、そして当日ご来場くださった皆様方に、この場をお借りして御礼申し上げます。

翌日の新聞各紙で報道していただきました。その中から1つ載せておきます(北日本新聞11/18)。学生も励みになったことでしょう。報じてくださった報道各社の皆さまに御礼申し上げます。

10月20日 中間発表会今年も恙無く、卒論と実習3の中間発表会が実施されました。
例年のことながら、学生にとって最もまとまった時間が取れ、相手方も在宅である可能性の高い夏休みは調査のハイシーズンで、この時期がデータ収集の一番の好機です。しかし、多くの学生が右顧左眄したり先延ばしにしたりでこの時期を逃し、ほとんど無為に過ごしてしまいます。なので、例年夏休み前の構想発表会はその話をして事前に警鐘を鳴らしておくのですが・・。夏休み明けのこの発表会はまさに、調査をやって何か蓄積した者と、何もせず(できず)具体的なネタが何もない者との落差を残酷なまでに白日の下に晒すイベントといえましょう。

今年は資料集の印刷〆切に間に合わない者が数名、発表そのものができない者もちらほら。とりあえずやった学生の中にも、何一つ見せられるネタがなく、この期に及んで構想発表のような内容を出してくる猛者がいたり。過去例を見ないほどの惨状で、前途多難の様相でした・・。大西先生からもお話があったように、今年は卒論に関しては提出したもので評価、提出後の修正は成績に加味しないことになりましたので、不可が一杯出ますよ。心当たりの方は、これから二ヶ月で何とかしてね!よろしく。

8月27日 クラーク先生ご講演日本地図学会が富山大学で開催されました。
地図学会が地方大会をやるのはまだ三回目らしく新しい試みですが、たくさんの方にお越しいただき、なかなかの盛況でした。ICAの副会長をなさっているクラーク先生(「地図学:空間データの可視化」の共著者です)のご講演もあり、役得で貴重なお話を聴くことができました。ほぼお一人で会場校の責を果たされた大西先生の手並みに感嘆、まことにお疲れさまでした。

7月28日 構想発表2018卒論と実習3の構想発表会が行われました。

例年「う〜ん今年は厳しい」と言っているような気がしますが、そんな私たちも今年は輪をかけて厳しいと思わざるを得ない瞬間一度ならず。とにかくボンヤリとしていて、何も具体化されていない感じでした。唯一、良かったのは懇親会場だったですねw 今年は昨年度の反省を踏まえ、提出された時点の内容で評価し、ダメならそこで卒論生は留年確定、実習3は不可だそうですから、皆さん気を引き締めてがんばってください。

2017年度
2018 3月23日 祝賀会記念写真卒業祝賀会が、例年通りホテルグランテラスで開催されました。
この学年、人数は多いしキャラも濃い目で色々とやきもきはしましたが、振り返ればインターカレッジでも賞を取り、卒論も(だいぶ下駄は履いたが)落伍者は出ず、賑やかで明るい中にもそれぞれ個性豊かな14人でしたね。いつもの倍の数がいたのに、入学時の私との約束「みんなで助け合って一緒に卒業して欲しい」との約束を見事に果たしてくれました。教えてて楽しい、いい学年でした。

よく言われることですが、まだ何者でもない大学時代は、打算や損得抜きの仲間らしい仲間ができる最後の時期かも知れません。社会に出たらつながりは職縁が中心になり、自ずと職場の社会関係が人間関係の上に影を落とします。そういう人間関係しかもてなくなって初めて、大学時代の仲間の貴重さが分かります。これだけの大所帯で三年間を共に過ごしたのもひとつの縁。卒業後もその縁を大事にしていってくださいね。卒業おめでとう。

2月11日
〜12日
発表風景(I氏)恒例の卒業論文発表会と予餞会が行われました。今年は14人と大変大人数でどうなることかと思いましたが、とりあえず発表するところまで来ただけでもたいしたもんです。何がどう大してるのかは判らんが大してます。この後さらに修正が入り、口頭試問で疲弊した教員をさらに苦しめることになったのでした。というわけで、来年からは提出後の修正は認めないことになったんだけど、みんな!それはこの4年生のせいだよ!恨むならこいつらを恨め。

予餞会は、グリーンパーク吉峰での開催となりました。泉質の良いお風呂で発表会の疲れを癒し、夜遅くまで話に花が咲いていたようですね。皆さんお疲れさまでした。合否判定まだだけど。

2017 12月10日 質疑応答風景人文地理学実習3は、例年富山県内の自治体をフィールドに選び、一年を掛けて学部三年生がフィールドワークを実施して、成果報告書をまとめる内容の授業を開講しております。今年は舟橋村をフィールドに地域調査をしてまいりました。今般、ささやかながら御礼とご恩返しの気持ちを込め、『成果発表会』を開催いたしました。あいにく今年は会場の都合もあり、午後4時からの遅い開催となりましたが、村民の皆さまには多数ご参集をいただき、村長からもお言葉を頂戴するなど、温かく迎えていただきました。篤く御礼申し上げます。

例年そうなのですが、自分の手で一から研究の構想を練り、先行研究を呼んで関連分野の理解を深め、仮説を立ててフィールドに出る、さらには調査の結果をまとめて分析するという作業を一年掛けて実施するというのは、彼らにとって人生で初めての経験です。まだまだ至らないところも多々あったものと存じますが、活発な質疑を通じて、学生たちもたくさんの学びを得たものと思います。これから来年一月の最終報告書の完成に向けて、今しばらくお騒がせすることになろうかと存じますが、引き続き温かく見守ってくださいますようお願い申し上げます。

12月2日 毎年恒例となっている二年生ゼミの立山インターカレッジコンペティションへの参加、今年で6年目となりました。ちなみに過去の戦績は・・
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・1年目(2012) 予選落ち
・2年目(2013) アイデア賞≒3位入賞
・3年目(2014) 予選落ち
・4年目(2015) 準優勝
・5年目(2016) 予選落ち
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見事なまでの隔年現象。ジンクスが当たれば今年は入選するはずの年でしたが、先週行われた予行演習を聴く限りではマア酷い内容で・・。率直に言って今年は無理だろうなと思いながらの会場入りでした。さて結果は・・?
3位入賞!
!! 

いや〜皆さん済みませんでした。お見それしました。堂々の3位入賞。
町長から、急所をもろにぐさりと突く質問が出たときは「あ、死んだ」と思いましたが・・
記憶に残る男F君の立ちまくったキャラと、陰のフィクサーとして徹夜したK君のお陰でしょうねえ。いや、おめでとう。

発表のようす後期の授業開始を明日に控え、恒例の卒論と実習3の中間発表会が行われました。
毎年同じようなことを書いている気がするのですが、レポートや論文を控えた学生にとって夏休みは最大の書き入れ時。それだけに、夏休み明け直前のこの時期になりますと、きっちり調査を進めてとにかくもデータを蓄積した子と、逡巡するばかりで何も手をつけなかった子の間で、残酷なまでにその差が表面化してきます。今年もやはりそうでして、何となくこのまま右顧左眄はしながらも船を進め、あの辺りの港には着岸していくんだろうなとおぼろげながらに予想の立つ発表と、データの兵糧も研究目的の海図もなく、この五里霧中の中船出しても海難事故に遭うのが関の山だろとしか思えない発表とが混在。下の学年は特に遭難見込みが多そうで・・。前途多難の感を強くした一日でした。

幸い、大西先生もお戻りになり、個人的には大変心強くなりまして。何とか二人舵を取りながら、一名でも多くの漂流船をどこぞの港へと送り込めるようにと願って止みません。

9月27日 林さんのプレゼン風景昨年も企画されていたScience Galaが、今年もToyama Academic Gala 2017と名称を変更して開催されました。研究推進に大きな研究費が必要となる理工系の若手研究者と、新しいアイデアを探る地元企業とのお見合い的な色合いの濃いイベントですが、当方の大学院生林さんがエントリー。北陸の共働き女性の世代間変化についての研究成果を報告しました。

人文科学は人の形而上的な側面(愛憎や価値、意味、規範など)を扱う性格上、丁寧にその文脈を説明しなければ内容を理解されにくいところがありますので、竹を割ったように1分で成果を報告するという当該イベントの理系らしい口頭発表マナーにはどうしても馴染まない側面があります。それに合わせて発表するのも大変だったでしょう。ただ、発表者も研究者である前に人。特に若手の方々は、いずれ子育てとキャリアの両立に悩む場面にきっと直面するでしょう。その意味でも林さんは、ほぼ人文学部の若手代表者に近い立ち位置で、十分にいい仕事をしたと思います。お疲れさまでした。

7月1日 富山新聞での報道『人文地理学実習3』は、昨年度遠隔地の能登島でお世話になりましたが、今年度は学生の希望もあって舟橋村を対象地に設定。現在は今夏の調査合宿に向け、各人の調査テーマを少しずつ具体化する作業を進めているところです。

この際、村史などの史誌類や統計データ、地図と並んでお世話になったのが、ちょうど4月頃に連載された富山新聞の「奇跡の村、舟橋」という特集でした。学生の中にも、テーマを決定する際にこの特集を読んでヒントを得た者がいたほど参考にさせてもらっていたのですが、思いも掛けず今般、その記事をお書きになった方が村役場でうちの学生と鉢合わせ。興味を持ってくださって、こんなに大きく紹介していただいてしまいました。(富山新聞:2017年7月1日付)。

まだ何も成果を生みだしていない暗中模索段階でこのような扱いをしていただいて、ありがたいような申し訳ないような。しかし、学生にとってはこの上なく良い意味でのプレッシャーになり、発憤材料となったことと思います。今後も、継続して取材をしていただけるそうで、これはいい調査をしなければいけませんね皆さん。ぜひ恥ずかしくないように頑張ってください。

4月28日 いらっしゃ〜いゼミ新入生を迎えて、恒例の新歓コンパが開催されました。

部活やバイト先でイベントが相次いでいるらしく、肝心の主賓の集まりが今ひとつ芳しくなかったのは少し気になりましたが・・。
今のところ、明朗でしっかりした子が多そうで、まずまず順調な船出のようです。ご覧の通り、賑やかなイベントで楽しいひとときとなりました。幹事役のNさん、H君、お疲れさまでした。

大西先生がお帰りになるまであと4カ月少々、幸いにも例年並み(少し多め)の9名が新たに加わり、何とかいつもの教室の体制を維持できたようで、ほっとしながらの宴となりました。先生、皆で御帰還をお待ちしています。

2016年度
2017 3月23日 祝卒業今年も4年生たちの卒業祝賀会が開催され、9名の教え子たちが社会へと巣立っていきました。

大西先生がサバティカルで後期からご不在になる中、例年以上に飄々とマイペースな卒論生たちには随分とやきもきさせられましたが、どうにかこうにか卒論をまとめられたのですから結果オーライなのでしょう。

きっとこれから君たちは、自分の時間と技能、労働力を差し出して対価を稼ぐことの厳しさを、身を以て味わって行くことになるでしょう。しかし、卒論のアイデアのいくつかも、フワフワしたマイペースさに表れた自分の世界を、アカデミックな文脈の中に翌ニし込みながら生かそうとすることで生まれましたね。行く先に待ち受ける世知辛い社会の荒波に対しても、自分の築き上げてきたものを上手に生かして乗り越えていってください。ご卒業おめでとう。

2月11日
祈卒業去る11日、恒例の卒論発表会と予餞会が今年も無事、終了しました。今年の演題は以下の通り。
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・CVM評価額から見た地域住民の文化財保護活動への協力意思
・地方鉄道の第三セクター化が高校生の鉄道利用に与える影響
・岐阜県高山市における観光地イメージの変化
・アーティストの演奏活動からみた都市システム
・外国人留学生の対人関係とその意味づけ
・地域住民と趣味活動による高齢配偶者介護のストレス軽減
・「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」に基づく
 大学の立地からみた都市システムの構造
・小規模小売店舗での消費行動における一考察
・社会的・空間的排除によるサバイバルゲームフィールドの変遷
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今年は大西先生がサバティカルでご不在な中、手綱を緩めすぎたこともあって、各人各様、例年以上にバラエティ豊かな?卒論となりました。キャラは立っていた一方、得た結果を学術的な文脈に落とし込む作業は不調法になり、データ集めに耽溺しすぎて筋固めの疎かな論文が多かったかも知れません。しかし、ハラハラさせつつも、結果的には何とか全員で発表会までは持ってきたのですから、不幸中の幸い?だったのでしょう。

発表会に足を運んで下さり(予餞会にも加わって頂き)、温かいコメントを下さったOB,OGの皆さん、本当に有難うございました。


2016 11月12日 赤い彗星
3年生たちによる能登島調査の成果報告会が能登島コミュニティセンターで実施され、無事に終了しました。

もともと人口が多いところではない能登島でもあり、また当日は別に複数のイベントが開催されていた関係もあって、現地の方々の参加は決して多くありませんでしたが、ご参集いただいた方々からは温かいコメントをいくつか頂き、学生もおおいに励まされたことと思います。

赤い彗星陽射しもうららかな土曜日の午後、お時間を割いて来て下さった方々には、改めて篤く御礼申し上げます。メディアにも取材していただきました(上から北陸中日新聞、北國新聞:11月13日付)。赤い彗星と化したI君は一躍マスコミ界の寵児となり、満足な週末だったのではないでしょうか。週末が終末の予兆とならないよう、いいレポートを期待しています☆

調査は今後、学生たちの手でデータを整理したうえで活字化され、来春には報告書の形にまとめられる予定です。すでにご希望の方々には学生たちからお送りする手はずになっておりますが、現地の方々でご入用の方がおられましたらご連絡いただけますと幸甚です。また、若干部をコミュニティセンターへも寄贈させていただきますので、お手に取っていただけますと幸いです。

10月22日 旧ソ連
毎年恒例、能登島で調査を続けている実習3の三年生たちと、卒論、修論の学生たちによる夏休みの成果報告の集い(中間報告会)が、今年も行われました。

今年は大人の事情もあって、例年よりも遅めの開催となりました。にもかかわらず卒論生の幾人かは秋も深まりつつあるこの時点で「これから調査票を配布します」と口にするという、本気なのか余裕なのか良く分からない(多分そのどちらでもない)状態で、例年以上に頭を抱えてしまいました。教員は半分、学生は倍。いったい人文地理学教室はどうなってしまうのでしょうか?この学年はいつにも増してぼーっとしてますが、もう少し危機感持ってくれるよう切望いたします。

実習3も玉石混交でしたが、どういうわけか今年はデータをギリギリまで隠すのが流行のようで。異口同音、データ無しに希望的スローガンを語っている様はまるで旧ソ連のようでした。諸君、せめてデータくらいは出し給え。

7月30日 教練
現地調査を間近に控え、恒例の構想発表会が行われました。公には案内していませんでしたが、卒業生もわざわざ駆けつけてくれました。ありがとう。

今年の三年生は、遠隔地の能登島を敢えて選択しての半年間。公民館のYさんに助けられ、どうにかプレゼンにまで漕ぎ着けましたね。大西先生がまもなくサバティカルを取られるため、先生から直接公にコメントを貰える最後のチャンスだったわけですが・・どうだったでしょうか。

「そもそも研究対象が何かを正しく把握できていない」レベルにあるとのアリガターイお言葉でしたよ(怖)。これで突撃を敢行するのか。出入り禁止にならないよう、危機感持ちましょう皆さん。卒論生も例年にも増して前途多難を思わせるものがありましたが。夏休みに挽回してくれると信じてますよ・・。

4月 5日 一日巡検
毎年恒例の一日巡検。今年は八尾の曳山会館を見学し、町並み保全の様子を見ながら市街地に戻っていくコースで、市営球場でカターレとスポーツ運営の話を聞き、中心市街地で締める、比較的シンプルなコースで行われました。八尾で蕎麦を食し、曳山や風情ある街並みを鑑賞し、気分は物見遊山。いい巡検、というか小旅行でした。

今年の新二年生は、ここ数年で恐らく最少のわずか6人。ちょっと寂しい感じは拭えないものの、昨年が昨年(14人)でしたから、まあこれでバランスが取れたということなのでしょう。折から桜のいい時期でお日柄もよく、満開のソメイヨシノを観賞しながらの半日となりました。多勢の上、勢いのある新三年生に押されて、正直まだ二年生たちのキャラクターはほとんど掴めないままなんですが、何となく大人しそうな・・。上級生に負けないよう、元気出していきましょう!

例年、巡検は同僚のO先生に完全におんぶにだっこ状態ですが、来年はそのO先生がサバティカルでお休み。何か気の利いた巡検プランを考えなくてはなりません・・。誰かいいネタがあったら教えてください(今考えてるのはかなり陰気なダーク・ツーリズムです。嫌ならネタを出せネタを)。

2015年度
2016 3月23日 祝卒業
今年も無事、卒業祝賀会が開催され、人文学部からは9人が巣立っていきました。この学年は、立山のインターカレッジコンペティションで入賞するなど、ポテンシャルの高さを示してくれた思い出深い学年でしたね。

「正解はない。合理的な理由とともに正解を生み出すのが卒論」。皆さん、これまでの人生にないパターンに随分苦しんでいたようですが、各々工夫して、自分なりの形にまとめて卒業してくれたんじゃないでしょうか。

世の中は消費と生産で成り立っています。皆さんはいよいよ4月から、それぞれの持ち場で何かを生産し、その対価によって消費する(=自活する)立場になります。三月までの皆さんは、教員のサポートや講習も受けられますし、失敗したからって地位や対価に影響が及ぶことは稀でしたが、これは皆さんが学費を払う側=知の消費者だったからに過ぎません。しかし、これからはそうはいきません。社会の一員になって初めて、いかに大学生までが楽だったか、なぜ卒論を独力で推敲することが重要なのかを知ることになるでしょう。卒論は皆さんにとって、4年掛けて修得した技能をもとに初めて知を生産する行為なのですから。教育の価値というのはそうなって初めて分かるものでしょうし、我々もそのとき「もっときちんと学んでおけば良かった」と後悔してもらえるような教育を提供し続けていきたいと思います。

ぜひ来春には、社会人として一皮むけた立派な姿をみせてくださいね!

2月13日
〜14日
予餞会
久しぶりに修士の大学院生の発表が加わって、恒例の『卒論・修論成果報告会』が行われました。今年の卒論生の特徴として、「ほとんどが3鈴を超過」。発表者自身が、要点や骨子をよく分かっていず、発表も論文もとりとめのない感じというのが特徴だったかも知れません。期せずして教員二人の講評も一致しておりましたね。最後まで予断を許さぬハラハラドキドキ感を漂わせながらも、何とかみな書き上げて提出し、後顧の憂い無く?予餞会を迎えられたのは僥倖でした。

今年の予餞会は、立山町のグリーンパーク吉峰さんにお邪魔。リーズナブルかつ泉質のいい温泉に驚きました。富山市内や呉西地域の温泉は塩気混じりの塩化物泉が多いのですが、ここはアルカリ性単純泉。さすが立山の懐に抱かれた温泉だけにとろりとした肌あたりといい段違い。何度も入ってしまい、そして何度も学生と遭遇してしまいました(みんな心地よかったんでしょう)。

いつも、同じことを書いてしまうのですが、当研究室には「予餞会」という独特のカルチャーがあります。当研究室の伝統として、学会のそれと同じくOB、OGに葉書を郵送して出席をお誘いし、予約を募って一泊の旅行に出かけ、卒論生たちに慰労の打ち上げをしています。今年は本学OGの社会人院生が修士論文を書いた関係もあって、前任の浜谷先生の代に巣立たれた卒業生の方々が多くご参集してくださり、例年以上の盛会。私も過去に見送った懐かしい卒業生に会うことができ、ひとしきり歓談することができました。「こいつら大丈夫か?」と心配しながら送り出した彼・彼女たちも、いつしかすっかり頼もしく成長し、社会の一員として活躍している様子。しみじみ嬉しく感慨に耽る夜になりました。皆さんまた明日から頑張ってね。そしてまた、来年お会いしましょう!

2015 11月29日 審査員褒め殺しの図
実習2の一環として、一昨年から参加している立山町の『インターカレッジコンペティション』は、立山町の地域振興・活性化に向けた提言を学生が披露しあうコンペティションです。例年、常連校を含め多くの参加があり、今年も16校が集って、アイデアを競いました。

勝負は水ものですから、細かいことは申しません。今年の学生は本当によくやったと思います。優秀賞(準優勝)は、胸を張っていい、立派な成績です。内容の改善にも驚きましたが、それよりも目を見張ったのはプレゼン力の高さでした。バスガイドか!と突っ込みたくなるほど上手い原稿読みと、当意即妙(で負けん気の強い)返しの上手さが、審査員の心証にかなりの影響を与えたと思います。教員の指導力というより学生のポテンシャル、持って生まれた能力の高さの勝利でしょう。

おめでとう。自信をもって、今後も勉学に励んでください。

11月7日 今年度の富山大学 人文地理学実習3の調査報告会を、以下の通り開催いたします。
拙い発表ではございますが、ご関係の皆様には、何卒ご参集いただけますと幸いです。



日時 2015年11月7日 13時15分〜
会場 ひみ漁業交流館 魚々座(ととざ)
後援 氷見市


プログラム
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将積由花 氷見市における水田・里山放牧の成立要因
山本由衣 獅子舞を継承する地域住民の取り組みとイベントの比較 −上庄まつりを事例としてー
金内結人 小規模畜産業と地域活性化
森下将伍 地域資源を活用した地域づくりにおける非営利組織と地域住民の関係性
竹村優希 比美町商店街周辺の住民にとっての比美町商店街の位置づけの時代変化
浅野和也 氷見市中心商店街の構造変化
白岩彩  農産物加工組織の地域的特徴 −氷見市稲積梅栽培地域を事例にー
縫田一歩 氷見市矢代地域・碁石地域で運行されるNPOバス2路線の比較とその位置づけ
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皆さまのご来聴をお待ちいたしております。


9月30日 暗中模索の図
最大の書き入れ時ともいえる夏休みを経て、実習3と卒業論文の成果報告会が行われました。

例年通りといえばそうかも知れないのですが、夏休みを境に、面白いように明暗がはっきりと分かれてくる様子をみていると、「あんなに言ったのに・・」と、何ともいえない徒労感に襲われます。これから調査をやります、という発表をなぜか夏休み明けの今頃してしまった数名の卒論生諸君は、中間発表の開会の辞や講評で言われたことはまるっきり聞いていなかったか、聞いた傍から右から左へと抜けていってしまったかのどちらかだったのでしょう。

結果は本当に正直ですね。暗のグループに入ってしまった皆さん、特に卒論生の皆さんは、既に留年への道へと片足半は踏み込んでいることを、もうちょっと自覚しましょうね!


7月31日

実習3と卒業論文の中間発表会(構想発表会)が行われました。今年はO先生が御多忙でたびたび中座なさり、厳しいコメントの血の雨が降らなかったからでしょうか・・。なんとな〜くヌルイ進行になってしまいました。そのせいなのかどうか、一応形だけはできているようにみえる各々のレジュメも、いざ「誰に」、「どこで」、「何を」、「どうやって」聞くのかを具体的に煎じつめてみると、大同小異にボンヤリしていました。後悔先に立たずといいますが、いざ実行に移す段になったとき初めて、そのままにしていた1つ1つのボンヤリが、意外に大きな穴であることを知るのです。

夏休みはまとまった調査ができ、対象者へも最もアクセスしやすい「書き入れ時」。ですが多くの場合、やり直しの利かない一発勝負ですから、調査対象者へアプローチする前に、できるだけ上記の穴を塞ぎ、心残りのない調査になるよう努力しましょう。お互いに調査票や質問項目、調査計画を見せ合ってブレインストーミングしたり、調査のサポートをしてあげたり。助け合って乗り越えていってください。ベストを尽くすこと。それは君のためであると同時に、協力してくださる相手の気持ちに報いるためでもあります。

懇親会は、初めての試みとして、新装なった生協の二階を利用。昨年の卒業生FさんとYさんが来訪してくれました!FさんはもうじきFさんではなくなってしまいますね。ご報告ありがとう、そしておめでとう!いつも朗らかで円満、何事も楽しんで乗り越えていける君をもらった未来の旦那さんは、とっても果報者だと思います。


6月3日 仕込み臭満載w永遠の未成年、宙に舞う
スポーツ交流大会が雨の中行われました。結果はな、なんと男女とも優勝!完全制覇とはすごい。

あまりの成績に、地理の学生はこれで今年の運気をすべて使い果たしてしまったのではないかと心配になりますが、神様、どうか就活(と卒論)には余力を残しておいてくださいよろしくおねがいいたします。

5月X日
さすがに卒論本体の公開までは憚られるけれど、電子化とオープンアクセスの波がひたひたと押し寄せる昨今、要旨と最終発表会のPPT資料くらいは公開しても良いのではないかと、O先生ともども考えていました。今般、卒業生たちにも快諾が得られましたので、今年度からは試験的に公開することにしました。

昨年度生たちの作った実習3報告書の出来が例年よりは良かったこともあり、実習3報告書は一足早く電子化・公開されてリポジトリに掲載済み。この状況で卒論に対して何もしないわけにはいかないだろうとの判断でした。しかしそれ以上に、公開されるのだということを年度始めにあらかじめ周知しておくことで、学生諸君も多少の緊張感(とやる気のような何か)を抱いて課題に取り組んで欲しいな、という親心?が公開の大きな動機であり、むしろ心情的にはこちらのウェイトのほうが高いかも知れない。ぜひ学生諸兄にはそこのところを汲み取ってもらって、いい意味での緊張感を維持しながら実習報告書や卒論を仕上げてくれたらと願っています。

4月2日 中島閘門にて
今年も恒例の春の一日巡検が行われました。初日は新歓イベントを兼ねて富山市内を回り、二日目は実習3の今年度調査地となった氷見市を一日かけて回りました。

今年度はどういうわけか人文地理を希望する学生が多かったのですが、O先生から選考を任された私はつい情にほだされ、誰も落とせないまま全員を合格にしてしまいまして。過去最多、14人もの学生が人文地理に来ることとなりました(後で確認したところ、二年生に関しては学部でも最大の教室になってしまっていました・・)。不測の事態に演習室やパソコン等のインフラも枯渇気味となり、先輩学生の皆さんにはご迷惑をお掛けしてしまってますけれど、新入生たちは今のところみな課題にも意欲的に取り組んでくれていますし、活きも地頭も良さそうで、些かぼんやりしている三年次生たちのいい刺激になってくれるんじゃないかと密かに期待しています。

14人の新入生の皆さん、ようこそ人文地理へ!愉しみながら、『研究』する姿勢と技術を身につけ、実り多い三年間を過ごしてください。

2014年度
2015 3月24日
卒業生の皆さん
いつも和気あいあいと楽しげな学年だった2014年度生が、めでたく巣立って行きました。この学年は、史上初めて「過半数が留年」になるのではないかと真面目に心配した学年でして。案の定、11月にテーマごと卒論を変える人間は出るわ(しかも複数)、締切り一週間前に何とかして連絡すると「もう諦めました」と、今にも消えてなくなりそうなメールを送ってくる子が出るわでまさしく薄氷を踏むような感じでしたが、それでもどうにかこうにかこの笑顔で皆揃って卒業できるんだから世の中分かりません。O尊師のお力添えもさることながら、皆の偉大な結束力のたまものでしょう。ただね、次年度からは史上最多?の二年生が乱入、こちらは彼らの世話で手一杯。とても全員にきめ細やかな対応をするのは無理です。新卒論生はそのつもりで、自分のことは自分で何とかするのだぞ?

2月7日 活発な質疑のようす
本年度もめでたく卒業論文発表会が行われました。また昨年に続き、卒論生による成果報告に加えて二年生と三年生による成果報告を簡単にしてもらいました。薄々「今年の二年はキャラが濃い目」とは思っていましたが、案の定、連中は発表会でも予定時刻に開始できず、前途多難を予感させて余りあるものがありました・・。大丈夫かお前ら。

浮かれる主賓たち
今年はOBもたくさん会場に足を運んでくださり、活発に質疑に加わっていただきました。いつもながら、社会人の方々は質問の仕方が大変に建設的で、学生も大いに励まされたと思います。予餞会の会場は昨年同様、磯波風さんにお邪魔。食べきれないほどの鰤尽くしでわれわれの度肝を抜いた夕食は健在でした。とりあえずは全ての緊張から解き放たれ、この通りはっちゃけている卒論生たち(もう少し頑張りましょうね?)。今年はOB、OGの参加も多く、皆さん盛り上がっていい宴席だったのではないでしょうか。予餞会という風習は当研究室特有の伝統行事なのですが、連綿と続く教室の歴史を体感できるとてもいい風習だと思います。来年もぜひOB、OGの皆さまの参加をお待ちしております。

2014 9月26日 学生総出で支えた日本地理学会も無事に終了、その余韻も冷めやらぬ中、実習3(3年生)と卒論(4年生)の夏休み中の成果報告会が行われました。

例年、何度も口を酸っぱくして卒論やレポートのスケジュール感を説明しているのですが、忠告をきちんと耳に入れた子と、反対側の耳から抜けていった子とで明暗が分かれてしまうのはなぜでしょう。今年はとりわけ、そのコントラストが色濃く、全体としても黒色偏倚を起こしており、教員二人も聞きながら頭を抱える場面が多く見受けられました。

「夏休みの課題」を新学期の前の晩にひと夏まとめて書きなぐっていた子と、きちんと毎日堅実に積み上げていた子。少年時代のあの遠い夏の日から、人は同じ失敗を繰り返しているのかも知れません。粛々と発表を聴き、容赦なく駄目出しをする。それが関所の番人たる教員に課せられた使命です。

9月23日 日本地理学会の秋季学術大会が富山へとやってきました。大西、鈴木の両名ほか、人間発達の田上先生、山根先生、立山カルデラ砂防博物館から福井先生、富山国際大学から助重先生、富山高専から岡本先生と、富山の地理学者たちが文字通り総出で迎え、どうにかこうにか乗り切ることができました。

教員は当然として、前日の設営から出ずっぱりで頑張ってくれた学生アルバイトの皆さんは、本当によくやってくれました。お陰さまで、いい学会になったと思います。お疲れさまでした。

7月31日 7月31日、ほとんどの大学では前期が終わりを迎えています。授業もなく、就活もほとんど片が付くこれから二ヶ月の夏休みは、フィールドワーカーにとっては現地調査の一番の書き入れ時です。学生とてその一員、例外ではありません。彼ら彼女らの心がフィールドというより旅行先へと羽ばたこうとするその刹那、各々の心に深々と楔を打ち込むこのイベントがやってまいりました。

卒論生たちは、前期で固めてきた(はずの)卒論の構想と、卒論で必要なフィールドワークの実施計画を、そして(今年度は魚津調査である)三年次生は、各自のテーマ設定に基づいて九月初旬に行われる合同巡検(とそれまでに実施する各人のフィールドワーク)に向けた調査計画を、それぞれ報告するというのが、この発表会の建前です。

建前では当然、この時点ではもう (1)先行研究によって踏み固められた足場の上に自らの身を確保でき、(2)「次の一歩を自分がどこに踏み出すべきか」もおおよそ分かっており、(3)その一歩を踏み出すために、自分はどんなルートを辿って、どんな靴、どんなザイル、どんなコンパス、どんなピッケルを使うべきかも分かっている、という状態であることを最終確認することで、(4)「これでいよいよ頂上アタックですね」と我々教員(=ベースキャンプで指示を送っている責任者)も安心することができる会、のはずなのですが・・

・・どうだったでしょうか?

色々なものを抑え込んで頑張ってきた彼ら彼女たちの、当夜の打ち上げにおけるこの解放感に満ちた様子からは、その答えを窺い知ることはできません。

今はただ、O大准教授がご講評で示された杞憂が、現実のものとなって我々(教員を含む)の頭上に雪崩の如く降り注がぬことを祈るばかりです・・

2013年度
2014 3月2日
富山駅前のシックビルで、恒例の富山地学会(学生卒論発表大会)が開催されました。昨年に引き続き富山国際学園のご厚意で、サテライト・キャンパスをお借りしての実施です。ほかに富山大の理学、人間発達からも多くの学生が報告を寄せてくれました。

人文地理からは、かかし祭りの再興に一年を捧げたTさん、呉羽梨の目利きと化したS君が学会デビューを果たしました。

昨年もそうでしたが、外交官の記者会見場のような演壇と、入社式のようなスーツに身を固めたお歴々(例外:人文教員二名)。そんな夢舞台に立つとあら不思議。いつも聞き慣れていたはずのあの発表も、何だか報道官の記者会見の如く趣深く見えてくるから舞台装置の力は強大です。

会場からも、学内外から多くのご参加を得まして、二人に対しても会場から、鋭くも温かい質問をいただきました。緊張感の中にも晴れがましく、なかなか盛会だったのではないでしょうか。発表してくれたお二人ともご協力ありがとう!本当にお疲れさまでした。

2月8日
〜9日

本年度もめでたく卒業論文発表会が行われました。
今年は卒論生による成果報告に加え、二年生と三年生による、一年間の成果報告を簡単にしてもらうという初めての趣向をおこないましたが、それぞれの想いを聞けて面白いアイデアだったと思います。例年そうなんでしょうけれど、卒論生も3年生も、口々に「もっと早く取りかかっていれば」と悔悛の口上を述べていたのが印象的でしたね。賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶという言葉もあります。来年は皆さんが先人の残した言葉を糧に早期着手してくれることを教員一同、願ってやみません。よろしくね。いい卒論を期待してるよ。


今年の予餞会は氷見市の能登方面の町はずれ、磯波風さんにお邪魔しました。宿に着いたときは「ずいぶん鄙びた旅館だなあ・・」と思ったりしたのですが、さすがは氷見。宴席は鰤尽くしで舟盛まで登場し、凄いことになってました。OB、OGの参加は少し少なめだったかな・・。しかし県庁から食道楽の刺客が送り込まれたうえ、飲んでしなだれる女子力の高い者が複数いたおかげか、皆さん盛り上がっていい宴席だったのではないでしょうか。予餞会という風習は当研究室特有の伝統行事なのですが、とてもいい風習だと思いますので、来年もぜひOB、OGの皆さまの参加をお待ちしております。


2013 12月1日
〜2日
実習2の受講生たちが、昨年に続き、今年も立山町主催の「インターカレッジコンペティション」に出場しました。今年の二年生は、昨年とはうってかわって(?)念入りに討議と下準備を重ねる、熱心な子たちでした。さすがにこれで勝てないのは可哀想、なんとか勝たせてあげたいと思いながら本番を迎えました。

本日は一日目、予選でしたが・・
会場がなんかエライことになってる・・。
昨年にも増して、文字通り「敷居の高い」舞台が用意されておりました。
目の前には審査員の難しいお顔。生まれて初めての、大掛かりなコンペでのプレゼン。さぞ緊張したでしょうが、質問に対しても大変上手に切り返しができていましたね。さて、結果は・・?

二回目にして初の本選進出でした!

追記:

2日に行われた本選で、なんと「チーム人地」は、二度目の挑戦にして初めて入賞を果たしました。

いただいたのは「アイデア賞」。どういう賞なのかは今ひとつ分かりませんけれど、優秀賞に準じる実質的な3位入賞といった位置づけでした。胸を張っていい成績ではないでしょうか。賞金はお米でしたので、しばらく演習室で徹夜する人々には炊き出しがふるまわれることでしょう。徹夜までして本選に臨んだかいがありましたね!みんな良くやったと思います。おめでとう!●習のH講は約束通り無しにするよ。

ちなみに一部妙なのが混ざっておりますが、彼はゆるきゃらグランプリで栄えある299位(総合330位)を獲得したポール・ウィナー、らいじぃ翁だそうです。ご足労様でございました。

11月2日 実習3の受講生たちが一年かけて進めてきた調査の成果を市民の皆さんの前で発表する「富山市調査報告会」が、中心市街地の「フォルツァ総曲輪」でおこなわれました。午前には卒論生たちも、中間報告を行いました。

三連休の初日にもかかわらず参集してくださった50人を超える聴衆を前にして、一年掛けて試行錯誤してきた自前の成果をプレゼンする。初めての経験でもあり、みなそれぞれに緊張に飲み込まれながらも、健気に頑張ってくれました。
・・果たしてその結末は?

−聴衆からの質問に対する自らの解答を「CriticalでStrikeな解答」と表現していたNさんの反省の弁に、全ては集約されていたのではないでしょうか。

聴衆からの暖かい質疑に対し、鋭いレシーブを明後日に向けて打ち返し続けた彼・彼女たちは、散会後の夕闇迫る中心商店街の一角で、ただただやけ酒をあおり、怪気炎をあげるのでした・・・。

これから年の瀬へ向けての一ヶ月半、発表者たちは思い思いの反省を胸に、最終レポートをめざしての追い込みに入ります。お忙しい時間の合間を縫って、学生の拙い聞き取りに応じてくださった方々、わざわざお越し頂き、最後まで質疑に加わってくださった皆さまに、何かひとつでも、お返しできる成果を生み出すことをめざして・・。

10月31日 苦節**年、社会文化の中で最も陽の当たらない裏街道を歩んできた人文地理に、とうとう栄光のスポットライトの当たるときがやってきた。

おめでとう!
2日の報告会を前に、この上なく幸先が良いですねフフ。

9月30日 実習3の受講生と卒論生の面々による、「中間発表会」がおこなわれました。

例年のことですが、最も多くの発表者がつまずき、最も教える側にとっても教えにくいのが、そもそも研究の出発点であるはずの「研究目的」や「問題設定」と、それに基づく「仮説」の設定にあたる部分です。

それは研究になっていない、と学生に啖呵を切るのは簡単なのですが、じゃあどうすれば研究になるのですか?という学生の問いかけに、分かるように答えるというのは、なかなかどうして簡単ではありません。面倒なことに、「研究目的」は研究の一番のベースであり、出発点であり、これがないとどんなに努力しても、集めた成果で出てくるものはただの実態報告=レポートの域を超えられない。ゆえに、教えないわけにはいかないときている。恐らく教える側は一生、正解があることに慣れてきた学生たちから「研究目的をどうやったら持てるようになるのか」と問いかけられ、悩んで生きることになるのでしょう。

9月16日
〜19日
実習2の面々による、岐阜〜名古屋方面の巡検がおこなわれました。

高山線に沿って、城端〜五箇山〜下呂〜犬山市へ抜けて、名古屋市内を視察するコースはまるで「ち●散歩」みたいでしたが、集落規模の小さい五箇山を除くと全ての町に大型の山車をひく形の祝祭が残されています。それらが、いずれも祇園祭の形式を受け継いでいるのを知るにつけ、ある種の流域圏文化を感じることができました。その意味で、考えられたコースになっていたのではないでしょうか。

学生たちは下調べが足りなかったのか、どこもただ駅を降りて散策するばかりになってしまい、結局、どこでも見かねた大西先生のご高説を拝聴することになってしまいましたね。しかし、何の変哲もなさそうなそこらの町も、きちんと調べて見る目を養ってから足を踏み入れることで、まるで違ったものに見えるのだということを、先生や学芸員の方々の解説を通じて、学生たちも学べたのではないでしょうか・・という締めでよろしいですか皆さん?

7月15日 日ごろ授業に追われている学生たちにとって、夏休みは最もインテンシブにフィールドワークをする時間をとることができ、データを集中的に集められる「かき入れどき」です。逆にいえば、データを取る前の段階で右顧左眄し、この時期を無為に過ごしてしまうと、無事卒論を出して卒業するというビジョンに、限りなく赤色偏倚した黄色信号がともることになります。

こうした事態を避けるため、私たち親切な教員二名は今年から、夏休み前に全学年合同での発表会を開催することにしました。三年生は実習3で取り組んでいる富山市内の調査の構想をポスターで発表し、卒論生たちは卒論の構想発表を行うというわけです。

ポスター発表は初めての試みですが、和気藹々とした雰囲気の中、議論も活発になされていたようです。・・誰ですか「その指差し仕込みだろ」、「後ろで笑われてるやん」とか抜かしているのは。

・・では、夏休み明けの成果報告を、教員一同楽しみにしています!

4月1日
2日

当研究室恒例の年度始め巡検、今年も富山市内(運河〜岩瀬)を回り、翌日は生地(黒部)と魚津を回るバスツアーが行われました。

生地の湧水では我先にと生水に群がり、自腹を切って休憩時間に埋没林博物館を見学しに出かけていく向学心旺盛な学生の姿をみて、思わず教員も埋没してしまいました。送迎バスの席に。

2012年度
2013 3月22日
富山駅近くのホテル・グランテラス富山で、人文学部の卒業式と祝賀会が行われました。今年は人数も多く、卒論もスローペースでかなり危なっかしかったのですが、すったもんだの挙げ句、当研究室からも、どうにかほとんどの子が巣立っていきました。

昨日まで全てにおいて消費者でしかなかった自分が、今日からはいっぱしの社会人として何かを提供し、対価を受け取ることになります。これほど大きな変化は人生でそうないでしょう。

新天地で新しい関係に囲まれ、気苦労も多いでしょうけれど、持ち前の明るさと愛嬌で、上手に乗り切っていってください。
君らなら、きっと大丈夫。

もうすぐ北陸新幹線も通ります。太平洋側へ出ていく皆さんも、出張などで富山を通りかかるときは、また顔を出してね!待ってます。


3月3日
富山駅前のシックビルで、恒例の富山地学会(学生卒論発表大会)が開催されました。今年は富山国際大さんのご厚意で、サテライト・キャンパスをお借りしての実施です。ほかに富山大の理学、人間発達からも多くの学生が報告を寄せてくれました。

人文地理からは、砺なマーとして研究室内では名高いYさん、孤高のラブ地理学者Oさん、つけまつける祭女のTさんがエントリー。みごと学会デビューを果たしてくれました。

外交官の記者会見場のような演壇に、就活で着こなしたスーツで立って発表する三人。するといつも聞き慣れていたはずのあの発表も、何だか報道官の記者会見の如く趣深く見えてくるから舞台装置の力は強大です。これぞドラマトゥルギー。

お陰様で今年は大変盛況でした。例年やっている地学会ですが、晴れがましい舞台というのは重要だなと改めて思いました。お三方ともご協力ありがとう!本当にお疲れさまでした。

2月9〜10日

本年度もめでたく卒業論文発表会が行われました。
今年は卒論生8人に加え、修士論文1篇も加わって総勢9人と、例年以上に賑やかな発表会でした。卒論のテーマも遠距離恋愛からネパール現地ルポまで、彩り豊か。終始賑やかだった当該学年らしく、良くも悪くもフリーダムでした。

恒例の予餞会は雪深い立山の温泉ホテルで実施。遅くまでOB、OGとの交流の輪が広がっていました。

・・しかし、これで卒業が決まったわけではありません。口頭試問でボロカスに叩かれた皆さん、18日の修正稿提出まで後少し、頑張りましょうね。


2012 12月2〜3日
当教室の三年生達が、半年を掛けて特定地域内で思い思いのテーマを設定し、フィールドワーク研究を行う「実習3」。今年は高岡市の皆さんからお力添えを頂きながら、現地調査を進めてきました。9月に行った4日に渡る巡検を含め、彼らが半年掛けて試行錯誤した結果を、「報告会」の形にまとめ、高岡ウィング・ウィングで報告しました。
休日の午後にもかかわらず、大勢の方にお越し頂いたばかりでなく、鋭く暖かいコメントや質問をたくさん頂戴し、大変盛況となりました。ご来場下さった皆さま、本当に有り難うございました。


また翌3日には、実習2の受講生たちが、立山町で開催されたインターカレッジ・コンペティションに参加しました。二年次生は当方の大学だけだったそうで、その割にはなかなか善戦。なんでも同率6位で僅かに選に漏れ本選進出を逃したらしく、それは惜しかったですが、傍目にはそう大きな失敗もなく、俄か仕込みにもかかわらずうまく乗り切っていました。
首都圏から勝つ気まんまん、ガチンコで来富していた遠方の大学に比べ、地元のうちは開始前まで昼寝するなどのんびりムード。そもそも貪欲さが足りなかったのかも?ちなみに「女子力の差が出た」とかいう身も蓋もない評価をどこかで聞いたような気もしますが、多分あれは気のせいだったのでしょう。

11月03日(
恒例の「卒業論文中間発表会」が行われました。
今年は、立山と長野で調査を重ねてきた2年生が、立山町で行われるコンペに参加することや、高岡市で調査を重ねてきた3年生たちが、高岡での成果報告会を控えていることなどから、土曜日まる一日を掛けて、全てのプレゼンテーションが披露されました。

特に卒論生は前途多難を思わせる内容でしたが、なんとか無事に、及第点の卒業論文を出せるよう、祈るような気持ちで一杯です。心なしか、O師の眼光も例年以上に鋭く、険しく光っているように思われます(右図参照)。みなさん、北の領導者をも上回る無慈悲な不可の鉄槌に気をつけましょう。

09月28日
めでたく、9月卒業の二名が巣立っていきました。
前途に幸多からんことを祈らずにはおれません。
近くを通ることがあったら、また顔を出してください。待ってます。


ちなみに・・
本人のご希望により、約一名はプライバシー保護のため目伏せ処理させていただきましたw

08月
20〜22日
28〜31日

当研究室に限らず、フィールド系の学科にとって、夏休み期間は実習や巡検、集中講義のハイシーズンでもあります。当教室でもこの時期、例年通り信州大学の廣内先生に自然地理学を、奈良女子大学の西村先生に地誌学を、それぞれ集中講義で講じていただきました。また、二年生向けに開講している「実習2」と、三年生向けに開講している「実習3」の2つで、野外巡検をおこないました。

北陸新幹線の開業が徐々に身近なものになってきました。今年の地理学実習2は、北陸新幹線の延伸と何らかの形で関わりのある妙高市、長野市、小布施町、軽井沢町の4つの自治体を回りました(写真は小布施町でのヒアリングのようす)。所与の条件の中で、それぞれ知恵を絞ってまちづくりに取り組んでおられるようすを間近に見聞きし、有意義な巡検になったのではないでしょうか。

三年生はこの時期、高岡市を舞台に、それぞれ独自のテーマを設定して調査実習を行っています。その成果は、今冬にまとまる成果報告会で明らかになるでしょう。

また二年生は、上記の巡検と併行して、長野と立山を挟んで接する立山町でも地域活性化策を検討すべく調査を実施してきました(左写真:美女平に潜む自称美女たちを激写)。
果たして、立山を挟んでの広域連携の可能性はあるのでしょうか?それとも、立山独自の新たな観光の可能性を見いだすのでしょうか。今冬、立山町で行われる成果報告会では、彼らの真価が問われることになります。が・ん・ばっ・て・ね!

立山町役場、食彩工房たてやま、上東果樹生産組合、たてやま営農組合の皆さま、大変お世話になりました。有り難うございました。


05月07日
新入生を迎えて歓迎コンパが行われました。
今年は8名の仲間が加わりました。
会場は今年も
Azamiにお世話になりました。

04月2〜3日 新2年生と3年生とが参加して、2日にわたり、富山を日帰り巡検しました。砺波の散村風景を見学し、太閤山ランド(こどもみらい館)では昔日のニュータウン開発に思いを馳せました。また防災センターでは、大西先生も携わっているハザードマップや防災対策についてお話を伺るとともに、研修施設でアトラクションを体験。ますのすしミュージアムで富山市の都市形成の一端に触れ、まちなか活性化事業に携わる方々のお話を中心市街地で聞きました。
子供向け遊具相手に年甲斐もなく
童心に返ろうとする不届き者発見
防災センターで世間の
風の冷たさを知る若人
ますのすしミュージアムにて
案内人の名調子

2011年度
2012 03月08日 新2年生と3年生を対象に、高岡で巡検をおこないました。市役所では高岡市のまちづくりや景観計画について解説いただき、中心地に残る街並みを見学。イオンモールでは全国チェーン店と地域との関わりについて、高岡地域地場産業センターでは伝統工芸の保全のためになされている努力について、それぞれご説明いただきました。市役所で伺った「景観」についてのご説明の中に含まれていた、「景観」の多義性が、この巡検を貫くテーマだったようですが、皆さん気が付いたかな・・?
街並み保全について
説明を頂く
市役所での聞き取り

02月11日 卒論発表会と予餞会が行われました。例年通り、OB、OGの皆さんが参加し、厳しくも暖かい質疑が交わされました。
今年は、卒論生の一人が研究対象地に選んだ山田村の「玄猿楼」に宿をとっての予餞会。二次会のあとは、雪見しながら露天風呂。北陸ならではの贅沢なひとときに、卒論生たちも得難い想い出を残すことができたのではないでしょうか。
卒論発表会のようす 予餞会のあとは・・ 一夜が明けて・・


2011 12月17日 本年度、人文地理学実習3(3年生)は、魚津を対象地域に選び、各々の問題設定に沿って調査を進めてきました。
この巡検に際しては、当初から魚津市の皆様の全面的なバックアップをいただいてきましたが、発表会にも一般市民や行政の皆様から多数のご参加をいただき、主催者であるわれわれも驚くほどの盛況となりました。地域の皆さんに支えられての大学教育を実感する一時でした。本当に有り難うございました。

熱心に聴講する来場者
報告会のようすは、各紙に
記事にしていただきました
(右:北日本新聞)

11月27日 大西先生が関与され、富山大学地域連携推進機構が主催する「まちなか研究室を起爆剤にした学生にようまちづくり」と題するフォーラムが、MAGnetで開催され、まちなか研究室を解決している東京や岐阜の学生たちによる成果の報告会が行われました。我らが人文地理学研究室も、人文地理学実習2の受講生たちが、長浜や大垣、彦根の巡検で得た知見を発表しました。
発表会のようす

08月29〜31日 本年度、人文地理学実習2(2年生)は、岐阜〜名古屋のまちづくりに関する視察と調査を実施しました。
駅にしてわずか2駅。同じように城下町として発展した彦根と長浜が、今では対照的な景観を呈している。彼らの目にはその様子、どう映ったでしょうか。
黒壁スクエアのにぎわい 彦根での聞き取り調査

07月22日 卒論構想発表会が行われました。
今年は、新たに中心商店街の中に設けられた「まちなか研究室(MAGnet)」を利用しての実施でした。

06月22日
平成23年度富山地学会の総会と、第一回研究会が開催されました。
研究会では、藤井昭二先生ほかによる「常願寺川扇状地の形成と災害についての2,3の知見」の研究発表があり、熱の籠もった質疑応答が交わされていました。
総会のようす 藤井先生のご発表

05月10日
新一年生を迎えて、新歓コンパが開催されました。院生や卒論生も加わり、華やいだ雰囲気になりました。
新歓コンパのひとこま

04月05〜07日
新二年生を新たに7名迎え、2011年度が始まりました。
5日はバスに乗って、魚津へ視察旅行。市役所で聞き取りを実施したほか、水族館や海の駅を見学し、7日には新二年生を迎えて、富岩運河(環水公園)や岩瀬地区、まちなかの巡検をおこないました。
魚津市役所でのヒアリング 海の駅で話を伺う 環水公園を往く


2010年度
2011 2月5日() 卒論発表会・予餞会
2010年度の卒論発表会が無事に終了しました。会場には地元企業やNPOからも多数の来聴をいただき、熱の籠もった議論が行われました。恒例の予餞会には、今は社会人として活躍されている先輩の皆様も多数参加。世代を超えた和やかな歓談の輪が広がっていました。卒論生の皆さん、お疲れさまでした!卒業おめでとう。審査に合格したら・・だけどね。フフフ。
卒論発表会の様子 在校生からの記念品贈呈 予餞会にて... お疲れさま!

01月28日(金) 卒論口頭試問
01月17日(月) 卒論締切(16:00)


2010 11月06日(土) 卒論中間報告会、実習3報告会
09月30日(木) 人文地理学研究室 巡検(射水市)
09月21〜24日 人文地理学実習2 巡検
09月06〜8日 集中講義:人文地理学特殊講義(香川雄一先生)
09月01日 鈴木晃志郎准教授が着任しました。
8月23〜27日 集中講義:地誌学(西村雄一郎先生)、自然地理学(廣内大助先生)
07月19日(月) 卒論構想発表会 実習3中間報告会
05月11日(火) 大学内のカフェAZAMIで新入生歓迎会が行われました。

04月07日(水)
花見巡検をしました。神通川の旧河道松川沿いを散策したり、まちづくりとやまや富山市役所の職員の方々の案内で富山市の中心商店街を見学しました。最後には延命地蔵で水をいただきました。
松川沿いの散策 富山市役所展望台 中央通り商店街

04月06日(火) 花見巡検の勉強会をしました


2009年度
2010 03月24日(水)
卒業式
02月06〜07日
予餞会(OB、OGの方、ご参加ください)
02月01日(月)
卒論口頭試問
01月18日(月) 卒論締め切り(大学入試センター試験のため1/15〜17の間、大学構内に入れません)


2009 11月21〜23日 集中講義:人文地理学購読(杉山和明先生)が行われました。歓迎会で杉山先生と学生が楽しく交流しました
11月04日(水) 人文学部スポーツ交流大会でバレーボールに出場しました。結果は聞かないでください。
11月03日(火) 卒論中間報告会・実習3最終報告会が実施されました。その後、恒例のボーリング大会で盛り上がりました
9月28〜30日 学生救急災害ボランティア養成講座が実施されました
09月11日(金) 黒部川扇状地巡検が実施されました
09月07〜09日(水) 集中講義:人文地理学特殊講義(香川雄一先生)が実施されました
09月01〜04日 人文地理学実習2 野外実習(飛騨・美濃・尾張巡検)が実施されました
08月24〜27日(木) 集中講義:地誌学(西村雄一郎先生)・自然地理学(廣内大助先生)が行われました
07月11日(土) 卒論構想発表会・人文地理学実習3中間報告会が行われました。
06月24日(水) 球技大会が行われました。バレーボールに2チーム出しました。結果は聞かないでください。
05月12日(火) 新入生歓迎会が行われました。今年も大学内のカフェAZAMIでした。


2008年度
2009 02月09〜11日
人文地理学特殊講義の集中講義が研究室OBの香川雄一先生(滋賀県立大)を招いて行われました。
02月07〜08日
予餞会が1泊2日で行われます。OB・OGのみなさんの参加をお待ちしています。
02月07日(土) 卒業論文発表会が行われます。OB・OGのみなさんの参加をお待ちしています。


2008 12月22日(月) 研究室クリスマス会が行われた。
11月24日(月)
卒論中間発表会・人文地理学実習3報告会が行われた。
10月11〜13日 人文地理学講読の集中講義が研究室OBの杉山和明先生(大阪市立大・研究員)を招いて行われた。
09月09〜12日
濃尾平野巡検を実施した。2年生は精力的な事前調査と現地調査を行った。その成果は年度末に報告書にまとめられる。
07月19日(土) 卒論構想発表会・人文地理学実習3中間発表会が行われた。
06月11日(水) 人文学部のスポーツ大会が行われました。バレーボールは2戦2敗の残念な結果に。ソフトボールは2勝(1つは不戦勝)2敗でしたが、4位になりました。次は秋に開催されます。
05月14日(水) 新入生歓迎会が行われました。今年は大学内のカフェAZAMIで開催しました。


2007年度
2008 03月31日(月) 浜谷先生が定年により退職されました。
03月21日(金) 卒業式
富山大学学位授与式 オーバードホール 10:00〜
人文学部学位授与式 名鉄ホテル 13:30〜
人文学部 祝賀会が行われました。
03月10日(月) 富山県地学地理学学生発表大会(14:00〜 人文学部1番教室)

02月16〜17日 
卒論・修論発表会・浜谷先生退職記念講演
卒論・修論の発表会を行いました。また、発表会後、浜谷先生による記念講演「地理学45年」が行われました。発表会・講演の後、富山観光ホテルで予餞会が行われ、遅くまで思い出話に花が咲きました。

01月16日(水) 卒業論文締切。
01月10日(木) 修士論文締切。


2007 11月03日(土)
 卒論・修論中間報告会 人文学部4番教室 10:30〜16:00
10月31日(水) 球技大会
07月21日(土) 卒論構想発表会を人文学部4番教室(10:30〜16:00)で行いました。あわせて人文地理学実習3調査成果のポスター発表も行いました。これから夏休みの間に実地調査にはげんでもらいたいと思います。


06月20日(水)
人文学部球技大会
バレーボールは接戦ではありましたが1回戦敗退。
ソフトボールは1試合目、考古学に完敗。しかしながら敗者復活戦1試合目では哲学・人間学に快勝。敗者復活戦2試合目は社会学と接戦の末、1点差に泣きました。社会学の先生から「勝ちたいという気持ちが前面に出ているチーム」との感想をいただきました。確かにえげつなく走って得点していました。
秋にはバレー、ソフトボールともチーム力をあげて臨みたいと思います。

04月24日(火) 新歓コンパ
04月10日(火) 14:30〜 新入生オリエンテーション
13:00〜 新2年生オリエンテーション
04月06日(金) 3年次編入生コースオリエンテーション


2006年度
2007 03月23日(金) 卒業式

03月03日(土)
富山地学会学生発表大会が行われました。

02月17〜18日
卒業論文発表会・予餞会
卒業論文発表会の様子
3名の卒業生が発表しました

恒例の記念品交換



02月07日(水) 卒業論文口述試験
01月16日(火) 卒業論文提出締切(16:00): 4年生は無事、全員提出できました。


2006 12月13日(水) クリスマス会が行われ、プレゼント交換会など行いました。
12月01日(金) 射水市新湊地区でハザードマップに関する大規模調査を行います。ご協力お願いします。
11月23〜26日
人文地理学実習2で「若狭・丹後・播磨巡検」を行いました。
11月11〜12日
富山大、名古屋大、愛知工業大と合同で開催する地形・地質勉強会に参加しました
11月08日(水) 人文学部球技大会に参加しました。バレーボール、ソフトボールとも惨敗でした。
10月14日(土) 卒論中間報告会を行いました。
08月04日(金) 体験講座「コンピュータで地図を作ろう」を行いました。
07月22日(土)
卒業論文構想発表会・人文地理学実習3中間報告会を行いました。
05月11日(木) 新歓コンパを行いました。
04月12日(木) 前期授業が始まりました。新たに5名が人文地理学コースに入りました。
04月11日(水) 学生による新入生オリエンテーションを実施しました
2006年度スタート


2005年度
2006 02月27日(月) 人文地理学コース卒論発表会(11:00〜15:00)

2005 11月03日(木) 人文地理学コース卒論中間発表会 13:00〜(5番教室)を行います。
10月08〜09日 富山大、名古屋大、愛知工業大と合同で開催する地形・地質勉強会に参加しました。
08月05日(金) 夢大学in富山 オープンキャンパスで研究室解放、ポスター展示、GISの体験講座を実施しました
07月30日(土) 人文地理学コース卒論構想発表会 11:00〜(5番教室)、発表会後、納涼コンパを実施しました
06月01日(水) 人文学部球技大会に参加しました。バレーボールが4位、ソフトボールは国際文化論コースとの合同チームで優勝しました。
04月28日(木) 新歓コンパを行いました。新たに9名が人文地理学コースに入りました。
04月07日(木) 新入生向けコースオリエンテーションを行いました
2005年度スタート 人文地理学実習3で3年生が高岡市に暮らすブラジル人の生活空間調査をしています。

2004年度
2005 03月25日(金) 卒業式がありました。
03月06日(日) 富山地学会卒論・修論発表大会で4年生2名(麻生・安井)が発表します。
02月19〜20日 卒業論文発表会&予餞会(氷見市)を行いました。
02月11日(金) 人文地理学研究室の大掃除を行いました。
01月20日(木)
人文地理学コース配属希望の1年生に面接(簡単なインタビュー)を行いました。
01月17日(月) 卒業論文提出締切でした。4年生、全員が提出しました(が…)。


2004 12月21日(火)
人文地理学研究室の忘年会・クリスマス会を行いました。
今年を締めくくるボーリング大会にはじまり、研究室でのクリスマス会&忘年会をして、楽しみました。

12月16日(木) 新2年生向けのコースオリエンテーションを実施しました。
11月21〜24日 人文地理学実習2で2年生が野外実習に出かけました。福井県→滋賀県→京都府と出かけました。
10月27日(水) 人文学部球技大会に人文地理学コースとして参加しました。バレーボールで4位に入賞しました。
10月03日(日) 地図力検定」(日本地図センター主催)を有志で受験してきました。
多くの参加者の成績は芳しくなかったですが、試験前日に東京ディズニーランドに出かけたりと楽しかったようです。次回にリベンジを誓いました。なお、試験の結果、大西が地図力博士と認定されました。

09月11日(土)
夢大学に「データマップからみる富山」を出展しました。
GISで学生たちが加工した地図を展示しました。後日、ホームページにも掲載します。
夢大学の展示のようす