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カリキュラム(2021年度以前入学生)

心理学コースの所属生は、心理学の基礎を幅広く学習することが最重要課題のひとつです。それをふまえて、下記のように基礎から順を追って、より専門性の高い学習へと積み上げを行います。年度ごとの演習と講義の具体的な内容については、シラバスをご覧下さい。

カリキュラム(2021年度以前入学生)

1年次(*1年次にはコース所属はありません)

行動・社会文化領域や心理学の入門となる講義が開講されています。

行動・社会文化入門(前期)

行動・社会文化領域における心理学の基礎概念や理論、学説や方法などについて概説します。この科目は行動・社会文化領域を概観する科目として位置づけられており、15回の講義のうち3回が心理学教員によって行われます。

心理学概論Ⅰ(後期)

「心および行動の科学」としての現代心理学の基礎概念や理論、学説や方法などについて、応用的側面まで含めて概説します。

2年次

心理学の基礎概念や理論の学習に加え、心理学研究の基礎となる諸技法の学習が始まります。

心理学概論Ⅱ(前期)

心理学概論Ⅰに引き続き、「心および行動の科学」としての現代心理学の基礎概念や理論、学説や方法などについて、応用的側面まで含めて概説します。

心理学統計法(演習)(前期)

データ解析のための統計学的方法について、文科系の学生向けにわかりやすく解説します。
コンピュータを用いたデータ処理の実習なども行います。

心理学実験Ⅰ(前期)・Ⅱ(後期)

心理学専攻者に必要な基礎的な研究技法(心理学実験法・検査法・調査法・データ処理法・パソコン利用法など)の実習を行います。心理学の各領域で設定されたテーマについて、受講者自身が実験者や実験参加者となって実験などを実施し、心理学の基本であるデータ収集とデータ処理の方法および研究レポートの作成法などを習得します。客観的データに基づいた心理学的思考法を、体験的かつ総合的に学ぶことができます。

3年次

各自の関心に基づいて、独力で研究論文を完成させるトレーニングを行い、卒業研究(卒業論文)へ向けての準備がなされます。

心理学研究法Ⅰ・Ⅱ(前期)

2年次の「心理学実験Ⅰ・Ⅱ」よりもさらにレベルの高い心理学的研究法(心理測定法・実験法・データ解析法・心理尺度構成法など)について、実際的手順なども含めて具体的に解説します。必要に応じてデータ収集のための実験やデータ解析などの実習も行います。

心理学実験Ⅲ(前期)・Ⅳ(後期)

心理学専門学術雑誌の研究論文(英語文献を含む)などに基づいた心理学的問題構成のトレーニングも含め、比較的高度な実験実習を行います。受講者は関心のある領域について自ら先行研究(研究論文)を読み、研究課題を設定し、その内容に応じて、必要な実験や調査などを計画、実施等し、レポートを作成します。卒業研究(卒業論文)の下準備も兼ねています。

4年次

心理学的な研究を行い、研究論文(卒業論文)を提出します。

卒業研究

指導教員の指導の下、各自が関心のあるテーマを選択し、心理学的あるいは行動科学的な研究を行い、研究論文(卒業論文)を提出します。どのようなテーマを扱えるかについては、卒業論文のページをご覧下さい。

2・3・4年次共通

心理学の種々の分野に関する問題を取り扱いながら、心的活動の性質について多面的に考察します。これは人間の心のメカニズムを正しく理解したり、行動を的確に予測したりするための「心理学的洞察力」を養成することにもつながります。授業ではまた、日常生活に関する問題なども取り入れて、応用力の強化も図るようにしています。

心理学特殊講義(前・後期)

人間の心的活動や行動の諸側面に関して、どのような心理学的問題が存在し、いかなる研究成果が得られ、どのような理論構築がなされているかなどについて、心理学コースの教員が、それぞれの専門分野を中心に講義します。講義は年度と学期ごとに担当教員が異なります。具体的な内容については、シラバスをご覧下さい。

心理学演習(前・後期)

心理学の文献(専門図書、学術雑誌論文など。英語文献も含む)の購読などの学習を通して、広く人間の心理と行動へのアプローチの仕方や研究技法について学び、心理学的理論のあり方についても、より専門的に深く考察します。演習は年度と学期ごとに担当教員が異なります。具体的な内容については、シラバスをご覧下さい。

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