☆・★・☆キューピーについて☆・★・☆
◎プロフィール◎
新保 宏美
人文学部言語文化学科
アメリカ言語文化コース
出身地:新潟県小千谷市
☆キューピーの生みの親〜ローズ・オニール(Rose
O'Neill)☆

1874年6月25日、アメリカのペンシルバニア州で生まれたローズ・オニール、彼女がキューピーを生み出した人です。
彼女は幼い頃から驚くべき芸術の才能を示していました。20歳代から30歳代前半には一流のイラストレイターとして
活躍すると共に、芸術作品、小説、詩、彫刻などの面でも才能を発揮していました。そして、1908年ローズ・オニールは
永遠のキャラクターキューピー』を誕生させました。
☆キューピーの歴史☆
**キューピーの誕生**
1909年、キューピーの初登場したのはアメリカの婦人雑誌『レディース・ホーム・ジャーナル』12月号です。
発表当時のキューピーはほっそりとしていました。しかしその三年後、今のようなポッチャリと丸みをおびた体型に変わりました。
**キューピーの名前の由来**
「キューピー(Kewpie)」という名前は「キューピット(Cupid)」からヒントを得てつけられたものです。ギリシャ神話のキューピットは愛の神のビーナスの息子で、時には人々を不幸にをもしてしまいます。ローズオニールはキューピーを誕生させる時、「私のキューピーには幸せだけを運んで欲しい」と語っています。
**キューピーグッズ**
1912年のクリスマスシーズンに誕生したのがドイツ製のビスク製キューピー人形でした。裸にとんがり頭、丸いクルクルとした目、小さなダンゴ鼻、一本線で描かれたやさしく微笑んだ曲線の口、そしてぱっと開かれた手。これがスタンディング・キューピーの誕生でした。
そして1914〜1917年アメリカで『キューピークレイズ』とまで呼ばれたブームが起きると、人形だけでなく、おもちゃ・お菓子・時計・文具・皿などありとあらゆるものが登場しました。
人形では、ソフトなキューピーが誕生しました。割れなくて、抱っこしたりおぶったりできるガードルキューピーです。顔はソフトなシルクの布に、目・鼻・口がシンプルに描かれ、体はサテンやコットン、シルクジャージで作られ、手足は一本の丸い大きな棒のように単純化され、かすかに指や足先にふくらみがあるものです。
☆キューピーランド☆
テーマパークといえば誰もが思いつくのは『ディズニーランド』。そのディズニーランドは1955年に初めてアメリカで誕生しました。キューピーの世界では1925年、ディズニーランドの30年も前にキューピーランド(キューピービレ)が誌上に誕生しています。キューピーランドは、キューピー達の住む不思議な町です。驚くことにキューピーランドには、現代のテーマパークのあらゆる重要な要素が網羅されています。シンボルであるお城、お客様を迎えるゲート、ショッピング街、乗り物、パレード、ホテルなどです。ローズオニールが構想し誌上に載せたキューピーランドは現代のテーマパークの原型といえるでしょう。
☆キューピーのお話☆
キューピーには人形などのグッズだけでなく、物語もあります。物語の多くは、大勢のキューピーが力を合わせて困った人や困らせている人を、キューピーならではのファニーな方法で助けたり問題解決の糸口を引き出したりするステキなストーリーです。
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ローズオニールはキューピー達の愛をキューピッシュラブと名付けています。そして、そんなキューピッシュラブにあふれた世界こそ人々が永遠に求め続けている理想の世界といえるでしょう。(^_^)