三宅英之のホームページ
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作者プロフィール
三宅 英之
富山大学 人文学部 言語文化学科 アメリカ言語文化コース
はい。僕は自分の好きな音楽について紹介します。
僕は主に昔の洋楽が好きで、60年代、70年代のイギリス、アメリカのものをよく聴きます。以前は日本の流行の曲なんかも聴きましたが、今聴くのはほとんどこういったものです。だから音楽の趣味が合う人が周りに少ないですが、逆に言えば皆があまり聴かない音楽を紹介できる事にもなると思うのです。聴いてる人は聴いてるだろうけど。
これらは、音楽的にすぐれているのはもちろんですが、それに加えて曲やアーティストについていろいろと調べていくと、当時のイギリス、アメリカの時代背景なんかが考察できてとてもおもしろいです。
以下は僕がお気に入りのものを勝手に選んだ、バンド(ミュージシャン)ごとの紹介です。
1, THE ROLLING STONES
ローリング・ストーンズはなんと言っても僕が一番好きなバンドなので、最初にもってきました。まあ世界で最も有名なバンドは?と訊かれたら、9割以上の人はビートルズの次にこのバンドを挙げるんじゃないかな。ビートルズと同時期にデビューして、60年代はずっとライバル的存在だったストーンズだけど、ビートルズの音楽がロック寄りだったのに対して、ストーンズは自分たちのルーツをずっとブルースにおいていた。(70年代後半以降はいろんなスタイルの音楽にも挑戦しているけれど。)初期のリーダー、故ブライアン・ジョーンズの影響も大きいが、デビューしたての頃などは黒人ブルースミュージシャンのカバーがほとんどでした。
そのストーンズの中で僕が最も好きなアルバムと言うと「LET IT BLEED」だろうな。これだけ味わい深いアルバムはストーンズの中でもあまりないと思う。1969年の作品だけど、激動期だったにもかかわらず、またはそんな時代背景からか、ロック史に残る傑作になっています。また、「GET YER YA-YA'S OUT!」は、同じ1969年のライブを収録した傑作。「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」や「悪魔を憐れむ歌」などの代表曲が聴けるなかで、キース・リチャーズと新ギタリスト、ミック・テイラーとのギターのコンビネーションがとても素晴らしい。
ほかの代表アルバムは、「BEGGARS BANQUET」「STICKEY FINGERS」「AFTERMATH」などなど。
昔から不良、不良と言われていたバンドだけれど、音楽的に、ブルースに真剣に取り組んできた態度はすごくまじめだと思います。まあだからこそこれだけ長く続けてこれたんだろうな(今年でなんと40周年)。
2, THE BEATLES
あまりにも有名なので詳しくは書きませんが、いつ聴いても本当にすごいバンドだなあ、と思います。メロディーなんかがすごく良くできているので、いつまでたっても古びないのがすごいと思います。
ビートルズは大きく分けて前期と後期に分かれると思います。前期はライブ活動などを精力的に行ってアイドル的人気を博した時代、後期はそのライブ活動に終止符を打ってレコーディングに専念した時代です。アルバムで言えば「RUBBER SOUL」か「REVOLVER」あたりが節目になると思います。メンバーがドラッグにはまり始めたのもこの頃のようで、以降実験的な音作りもかなりみられます。
ビートルズのなかでどのアルバムが好きか、と訊かれるとかなり迷います。どれも本当に素晴らしいので。基本的にビートルズは全作品必聴だと思います。「1」などのベストはあくまでも入門的とすべき。
3, ERIC CLAPTON
今はソロ活動に専念しているクラプトンだけれど、昔は60年代前半から様々なバンドで活動していた。(THE YARDBIRDS 〜 THE BLUESBREAKERS 〜 CREAM 〜 BLIND FAITH 〜 DEREK & THE DOMINOS 〜 SOLO)。白人ブルースギタリストと言うと必ず彼の名前が出てくるように、昔からずっとブルース音楽を深く追究していた。そして、「ギターの神様」や「スローハンド」と言われる通り、ジミ・ヘンドリックスやジェフ・ベックらと共にギタリストの最高峰とされた。(ちなみに指が速いのになんでスローハンドなんだ、と思われるかも知れないが、それは例えば扇風機の羽の回転があまりにも速いためにかえってゆっくりと見えるようなものらしい。)
代表作はたくさんあるけど、CREAMの頃のアルバムなどは、ギタリスト絶対必聴。
4, JIMI HENDRIX
5, BOB DYLAN
6, LED ZEPPELIN