橋詰千夏のホームページへようこそ!私は今年から人文に転学部してきて、今はイギリス言語文化コースに所属しています。ここでは、今年の夏イギリスにホームステイする私の友達あいちゃんのために、イギリスで生活するのに役立つであろう日常用語と英国式料理について調べたところ、以外とおもしろい発見があったのでそれを紹介したいと思います。
H英国の英単語H
Ay-ee?
…時々「あい」と言われることがあります。志村けんのギャグとほとんど同じ発音で、意味も使い方もほとんど一緒です。「はい?」という意味で疑問詞として言われます。“Yes?”の形がくずれて“Yay-ess?”となり、さらに堕落した結果“Ay-ee?”となったようです。でも英語がそれほど堪能でない外国人が、これを使用するとかなり冷たい顔をされるので注意が必要です。
bloody minded
…「頑固、押しつけがましい、扱い難い人」のことを言います。しかし、自分がそうだと気付いている英国人は滅多にいません。
bloke
…「やつ、男、野郎」のことで、米語でいう“guy”に近いです。“nice bloke”といえば、「ナイスガイ」になるわけです。
Cheers!
…「どうも」「ありがとう」など、軽い感謝の気持ちを表すときに使われます。
class
…「階級」のことで、英国社会を理解する上で最も重要な概念の一つです。大きくわけて、上流階級、中産階級、労働者階級があります。その人が属する“class”によって、文化や社会意識を始めとして、食べ物や話し方、読む新聞や支持政党、仕事の種類、乗る車、住む場所、教育水準など多くの物事に違いがあります。“class”の違いを表す絶対的な基準や明確な指標などはなく、また以前に比べて階級意識は薄れてきているとはいえ、依然として英国を“class”抜きに語ることは難しいのです。また、このことの弊害や問題については英国人自身もよくわかっていて、しばしば非難の的にされるのだけれど、彼らの8〜9割が自分がどの“class”に属するかを明確に言えるそうです。つまり、英国人とつき合う際は、多かれ少なかれ何らかの形で“class”がつきまとうわけであります。
directory inquiries
…英国の電話番号案内のことです。電話番号をしりたいときはここにかけましょう。番号は「192」です。消防、警察、救急車はすべて「999」です。
engaged
…電話が話し中の時“engaged”といいます。米語のように“busy”は使いません。“The line’s engaged”と言うように用いられます。
fag
…タバコのことです。ところが米国では「男性同性愛者、ゲイ、ホモ」という意味です。“Have you got a fag?”と聞くと、英国では「タバコある?」と言う意味になりますが、米国ではその気がない限り使わない方がいいでしょう。
futon
…布団のことなのですが、日本で言うところの「布団」とはだいぶ違います。要するに、スプリングやウレタンがはいっておらず、綿や化学繊維が入っているマットレスをさします。大抵はとても分厚く、ソファとベッドの兼用のマットレスとして使用されます。
good value
…「お買い得」なことです。米語の“good deal”と同じ意味になります。
Hiya!
…“Hello, there”を省略して、フレンドリーにしたフレーズです。親しい友人などに愛想を振りまきたい時に使う挨拶です。
I’ll see what I can do for you.
…文字通りに訳せば「あなたのために私ができることを考えてみます。」ですが、実は「あなたのためにできることは何もないし、助ける気なんて全然ないよ。」という意味です。日本の政治家が「前向きに検討します。」というのと同じ感じですね。ということで、これを英国人に言われてもまともに受け取ってはいけないのです。
jumper
…読んで字のごとく、「ジャンパー」ではありますが、セーターのことを言います。
Lovely!
…「楽しい、すばらしい、うれしい」などの意味です。お礼の言葉として「ありがとう」の意味合いで、喜びを表すときにも使用します。英国人はこの言葉が大好きで、なんでもかんでも「ラブリー」と連発しておけば無難にやりすごせるでしょう。
Mind the gap!
…地下鉄に乗るときに駅で流れるアナウンスです。英国の地下鉄は、恐ろしいほど車両とホームの間があいている駅があるので、しつこいはどこのアナウンスを流すのです。しかし、そのギャップを埋めようという努力は一向になされていないようです。
nutter
…「変人、変わり者、キチガイ」のことを言います。発音は、納豆にちかく、「ナッター」とします。“Are you nutter?”と言うと、米語の “Are you crazy?”とほぼおなじ意味になります。
Oxford Street
…ロンドンの銀座「オックスフォード・ストリート」です。この通りは年中人混みが絶えない英国でも一番大きなショッピング街で。日本人を含む多くの外国人観光客が買い物に訪れます。しかし、それをねらったスリも多いので注意!!
pneumonoultramicroscropicsilicovolcanoconiosis
…英語の中で一番長い単語。「塵肺症」という病気の名前。「pneumono(肺)+ultra(超)+micro(微細な)+scopic(見る)+silico(石英)+volcano(火山)+coni(埃)+osis(病気の状態)」ということらしいです。
Queen's mam
…英国女王を産んだ人で、元英国女王です。英国でこの人の右に出る人気者はいないでしょう。2000年に100歳の誕生日を迎えました。英国王室の中でも数少ない、スキャンダルに無縁の人です。
ring
…英国人は電話をかけるとき“ring”を使います。“call”はあまり使われません。“What time did she ring?”などといいます。
sarcastic
…皮肉や嫌味を言うことです。英国人が最も得意とすることの一つで、日本人がこれを理解するにはかなりの修練が必要だと思われます。
Ta!
…“Thank you”を極限まで省略した形です。
Underground
…地下鉄のことを言います。決して“Subway”ではありません。きっと白い目で見られることでしょう。
VAT
…日本で言うところの消費税です。“Value Added Tax”の頭文字をとってこう呼ばれます。ちなみに英国の“VAT”は17.5%です。ほとんどの製品やサービスにこれがかかっているけれど、内税なのであまり意識しないで買い物をしてしまいます。英国の物価が高く感じるのはたいていの場合“VAT”のせいです。
Way out
…地下鉄やBRなどの出口のことです。“Exit”とは書いてないので注意です。
xenophobia
…外国人嫌いのことで、英国人の特性そのものでもあります。大抵の英国人はオックスフォード・ストリートに溢れかえる外国人を見ると必ず何かしらの文句や嫌味を言ってくるそうです。
Yorkshire pudding
…英国を代表する食べ物の一つです。小麦粉と卵を混ぜ合わせて軽く練ったものをオーブンで焼き、それがコップ状にふくらんだものです。大きさはお酌サイズからどんぶりサイズまで様々です。伝統的にはローストビーフの付け合わせにされ、中にグレビーソースをたっぷり入れて食されます。
Z
…英国では「ゼッド」と発音します。米語のように「ズィー」というと、やはり冷たい目でみられるので気をつけましょう。
KKK単語やフレーズを見ただけでも、英国人が少し想像できると思いませんか?私自身は、やはり言葉はその国の文化に深く関わっているんだなーと感じました。国民の特性が言葉にうつるのか、言葉が特性を決定するのかは難しいところですね。そのことについて考えるのはここではやめておきまして、次の英国式料理に入りたいと思います。
H英国式料理H
食パン
@Thin Sliced(薄切り)
AMedium Sliced(普通切り)
BThick Sliced(厚切り)
英国の厚切りが日本の8枚切りの食パンとほぼ同じ厚さです。とても英国の薄切りパンは食べたいとは思えないですね。
Black Jack
黒い色をしたキャラメルのようなお菓子です。甘いのだけれど、なめると舌にピリっとした感覚を受けます。なめた後はしばらく舌が真っ黒になって落ちないので歯磨きが必要です。これは英国人同士でも賛否両論があり、大嫌いという人と大好きという人に二分されます。
ベーコン
英国のベーコンは肉厚ででかいのです。ベーコンというより、もはや肉片ですね。なぜかはわかりません。“smoked”と“unsmoked”に分かれており、どちらもかなり塩がきいていて2週間は日持ちするので便利です。
マッシュドポテト
英国のじゃがいも料理は、チップス・クリスプス・コロッケ・サラダなど、バラエティーに富んでいます。じゃがいもの種類も豊富でちゃんと料理するとおいしいのに、英国人は素材のよさを殺してしまいがちなのがもったいないところです。マッシュドポテトはゆでてつぶせばよいだけのはずですが、英国人はなぜか茹で上げてしまうのでデンプンのかたまりのようになってしまうのです。
Baked Beans
英国を代表する食べ物で、私の高校時代のALTの先生は日本にはこれがないから辛いと言っていたけれど、理解しがたい味です。大豆をトマトソースに入れてひたすら茹でたもので、缶詰になって売られています。どうして茹でたものをBaked というのかはわかりませんが、値段はとてもお手頃です。
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イギリス言語文化コースにいる私ですが、このホームページを見た人に英国に住むのはイヤだなーと思われてしまう内容に仕上がってしまった気がします。でも、日本と全く違う英国の皮肉な感じを一度は味わってみたいという気持ちには変わりありません。これが英国の全てではないので、あいちゃんにはこういうことも頭の片隅におきつつホームステイを楽しんできて来てほしいです★
最後になりましたが簡単な自己紹介です。
橋詰千夏
1982年7月6日生まれ
好きなこと→映画
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