邦題と原題



ここでは映画のタイトルを原題と邦題とを並べて紹介します。

原題をそのまま用いているものもたくさんありますが、直訳や英文のカタカナ表記では意味のわからないものがあるので、わかりやすく、しかも中身を反映した訳を付けなければならないこともあります。

日本で公開するなら、タイトルを聞いて「見てみたい」と思わせる、日本人好みのタイトルを付けなければなりません。英語圏では通用する単語や言い回しでも、日本人にはなかなか解りませんから、簡単な言葉でも完全に意訳しなければならないこともあるようです。

そんなわけで、これぞと思うものをいろいろ集めてみました。



◆ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年/米)
  ハムナプトラ2 黄金のピラミッド(2001年/米)


人気映画だったと思いますが、この映画のタイトルは至ってシンプルです。
      The Mummy/The Mummy Returns
直訳すると「ミイラ男」「帰ってきたミイラ男」という子供向けアニメのようなタイトルになります。と、日本人の大好きな先入観がここに現れてくるわけで、「ミイラ男なんて聞くからにダセぇ」なんて思ってしまうとなかなか見に行きたがらないという傾向がありますよね。だから邦題には興味を持たせるようなものを持ってこないといけないわけです。






◆エネミー・オブ・アメリカ(1998年/米)

これも話題作でしたね^^このタイトルの面白いところと言うか、私が注目したところというのは、
      Enemy of the State
の、the Stateというところです。Stateといえばアメリカ人にとってはアメリカ合衆国を指す言葉として不自然ではないでしょうから、アメリカの敵だと言っているのは解るでしょう。でも日本人にはすぐには解らないかもしれないし、エネミー・オブ・ステートというのはパッとしないというかわかりにくいですよね。(Statesじゃないのが気になるんですが、詳しい方教えてください。)






◆氷の微笑(1992年/米)

この映画はシャロン・ストーンのヌードシーンが話題になったエロティックなサスペンスでした。見終わっても犯人がわからない、という人もあれば「あいつに決まってんじゃん」という人も。原題は、
      Basic Instinct
で、訳し方はいまいちよくわからないのですが、氷の微笑とは訳せなさそうだな、と。でもイメージにはよく合ってるし、エロティックな内容をよく表していると思いませんか?





★まだまだいっぱいあるんですが、今回はこのくらいということにして、たくさん集めてから紹介することにします。そもそも見たことのない映画を紹介するのはナンセンスですからね。もう少し映画通になってから出直します!