☆ PETER PAN'S WORLD ☆
原作者:ジェイムズ・M・バリ
Jamesu Matthew Barrie(1860〜1937)

   1860年5月9日スコットランド東部に10人兄弟(男3,女7)の下から2番目として生まれる。彼の家は決して豊かではないが、家族仲良く、母の話す昔話を聞いて心豊かな子供時代を過ごす。
   1882年エディンバラ大学を卒業。その後、新聞社に勤めるが、仕事を辞め、文筆に打ち込む。作品ごとに有名になり、1889年には新進作家となる。1990年頃から主に劇を書いている。
   1894年劇作家として成功した彼は、自分の舞台に出演していた女優のメアリ・アンセルと結婚。
   その後、あるディナーパーティーでシルヴィア・リューリン・ディヴィズに出会う。彼女は弁護士アーサー・ディヴィズの夫人で、作家ジョージ・ド・モーリアの娘である。彼女は食後のキャンディーをせっせと手提げ袋に詰め込んで、三男のピーターのおやつ確保していたことがきっかけになり、バリはディヴィズ家と家族ぐるみのつきあいを始める。当時住んでいたケンジントン公園で多くの子どもたちと交流があったバリは、おもしろい話をしてくれる物知りおじさんとして、ディヴィズ家の子どもたちの心をとらえた。
   1913年、バリは作家としての功績に対して、準男爵に任ぜられて、サー・ジェイムズ・バリといわれるようになる。また、1922年には、世界中で24人しか与えられないという、名誉ある有功勲章を授けられる。後にバリが卒業したエディンバラ大学の総長にもなっている。                            
   バリは77歳でその生涯を終える。


    作品の由来
   「ピーターパン」の陰には、3人の女性が存在したといわれている。最初の女性は母マーガレット。幼いバリに自分の子供時代の話を語って聞かせる。それこそ、バリがストーリーテリングとドラマに関心を持つきっかけとなっている。
    2人目は、妻となったメアリ・アンセル。子供に恵まれなかった彼らは、セントバーナード犬、次にニューファンドランド犬を飼い、これが、乳母犬ナナのモデルになる。
    3人目は、シルヴィア・リューリン・ディヴィズ。彼女の長男のジョージ、次男のジョン(通称ジャック)、三男のピーターは郊外の別荘に招待され、ごっこ遊びの名人であるバリの思いつきで、海賊と戦ったりインディアンの襲撃を受けたりする冒険遊びで楽しむ。この一夏の少年たちの姿は「ブラックレイク島少年漂流記」という写真集にまとめられ、ネバーランドの下地となる。やがてディヴィズ家にはマイケルとニコラスという男の子が生まれ、5人の少年はますますバリの作品に深くかかわってゆく。
   ピーター・パンとネバーランドのモデルとなったのは明らかにディヴィズ家の子どもたちだが、"永遠の少年"の原点はバリの少年時代にあった。ジェイムズ・バリが7歳の冬、バリ家の次男ディヴィッドが13歳で急死。ディヴィッドは優秀で期待されていた少年で、打撃を受けた母マーガレットはいつまでも喪に服して終生立ち直れなかった。彼女のなかでは、子どもで死んだディヴィッドはいつまでも子どものまま。バリはこの"永遠の子ども"にインスピレーションを得たらしい。

主な登場人物
*Peter Pan・・・ネバーランドに住む永遠の少年。好きなのは人を驚かせる事で、嫌いなの は退屈。少々自分勝手なところがあり、勝手気ままに暮すのをモットーとしているようだ。人の名前を覚えるのが大の苦手で、仲間の名前すら覚えられない。ウェンディやティンクや島の人魚達に好かれるモテモテなやつ☆           

*Wendy・・・ダーリング家の長女。ネバーランドに来てからは子供たちのお母さん役として活躍するが、まだまだ幼いところもあり、いつもぬいぐるみを抱いて寝ている。私的にはあんま好きではない(^^;

*Thinker Bell・・・ネバーランドに住む妖精。かなりのヤキモチ妬きで、ウェンディが来て以来ピーターパンがウェンディにかまいっぱなしなのが気に入らず、いつもウェンディに意地悪している。チェッコいわく、性格の悪さはフック船長に次いで2番目らしい。でもめちゃめちゃカワイイから許せる!!!大好き(^-^)/

*Captain Hook・・・ネバーランドの海賊の親玉。自分で自分の事を凶悪な海賊と呼ぶが、きれい好きで涙もろく、どことなく間が抜けてて、笑わせてくれる。その昔、ピーターパンと戦っていて池に落ちた時に時計ワニに右腕を食べられてしまい、それ以来フック船長の味をしめた時計ワニにいつも狙われている。本人いわく自分は他の海賊のように宝物を奪ったりするのではなく自分の右腕を奪われたピーターパンの命をもらう為に海賊をしているらしい。要するに、バカ??

*Nana・・・ダーリング家で飼っている犬。相当に賢いらしく、タンスから着替えを持ってくる事ができるばかりか、マイケルの着替えの手伝いすらできる。ウェンディいわく、ダーリング家の子供たちの家庭教師として飼っているそうだ。うちにもいてほしいなァ〜(>_<)                  

*Mr.Smee・・・海賊船の水夫長をしているおじいさん。フック船長のほころびた上着を縫ったり、食事を作ったりしているようだ。争い事や暴力が嫌いで、ピーターパンたちにもとても親切にしてくれる。フック船長とのかみあわなさはマジで笑える(笑)

*Clock Crocodile・・・ネバーランドに住む時計の音がするワニ。頭の上に花が咲き目玉がいつも回っているひょうきんなワニだがフック船長の右腕を食べたという実績があり、それに味をしめた時計ワニは、いつかフック船長を食べてしまおうといつも狙っている。登場する時の音楽にも注目☆

このテーマを選んだきっかけ
 草薙先生のホームページを見ていて、「ディズニーの世界は意外にもイギリスとの結びつきが深い」と書いてあったのを読んだのがきっかけです。大好きなティンカーベルが出ているピーターパンの世界を知りたくなり、それをまた、少しではありますが皆様にも知ってもらえたらと思って、このホームページを作りました。作者バリの人生や作品の由来を読んで何か感じてもらえたら幸いです。
                                      

   最後になりましたが、簡単な自己紹介です↓↓↓

名前:高崎 千鶴(たかさきちづる)
所属コース:人文学部言語文化学科イギリス言語文化コース
出身地:石川県金沢市
趣味:寝ること
好きなもの:ティンカーベル、ドナルドダック、お菓子、HY、トモダチ☆★
   最後まで見てくれて、どうもありがとーございましたっ(^0^)/