秘密の花園
  「

<内容>

忙しい両親に構われず、召使いや乳母に甘やかされて育ったメアリーは、
人を愛する心とか、人に良い感じを与えるなどという心を持たない、妙に
大人ぶった少女に成長していました。  
メアリー9歳の時、両親が流行病で亡くなったため、これまで住んでいた
インドからイギリスの伯父の元に引き取られることになりました。
伯父の家は、イギリスの荒野にある広い屋敷でしたが、暗い影が漂って
いました。せむしの伯父クレイヴンは、最愛の妻を亡くしてからというもの
ひねくれて心を閉ざし、旅行ばかりしていました。
 
「つむじまがりのメアリー」は、女中のマーサや、マーサの弟のディコンに
出会ってから、少しずつ明るく優しい少女へと変わっていきます。
ある日、こまどりに案内されるようにして庭の奥の「秘密の花園」を見つけます。
それはクレイヴンの妻が好きだった花園で、彼女が死んで以来、 悲しみの
あまりクレイヴンが鍵をかけてしまい、誰も入れなくなっていたのです。
メアリーはディコンと庭師のベンの力を借りて、花園を手入れしていきました。  
そんな中、メアリーは家政婦メドロック夫人と医者による陰謀から屋敷内に
幽閉されていたクレイヴンの息子コリンと出会い、仲良くなります。
病弱だったコリンは、メアリーやディコンと「秘密の花園」で遊び、健康と
笑顔を取り戻しました。  
旅から戻ってきたクレイヴンは、元気になった息子と甦った花園を見て
どんなに喜んだことでしょう!コリンが元気になったことで、メドロック夫人
たちの陰謀も消え去り、二人は屋敷から逃げていきました。
広い屋敷に、10年ぶりに幸せが訪れたのでした

<コメント>
バーネットの一番の傑作とされる作品で、今回私が、この人を
取り上げようと思ったきっかけになった作品です。
なぜこの作品を取り上げようと思ったかと言うと、ただ小さい頃テレビアニメで見て
好きだったというだけです。今回小説を見てテレビとは内容が少し
違っていて残念でした。しかし、主人公のメアリーの叔父の住んでいる
建物が600年前の城のような屋敷であることや, 物語の舞台が主人公の見つけた庭
というところに、イギリスを感じました。

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