1. 比較家族史学会編(1996)『事典家族』弘文堂 「家族法」、アメリカ、198ページ参照
  2. 住民票にも「嫡出子は「長男、次男…」、父に認知された非嫡出子は「子」、世帯主である父に認知されていない非嫡出子は「妻(未届)の子」とだけ記載される。養子は「養子」と記される。」といった記載上の差別があったが、1995年3月から表記はすべて「子」に統一された。(伊田、1995、194〜195ページ)
  3. 東京の組織は、「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」という組織で中には、制度の改善や行政交渉に取り組む児童扶養手当の切り捨てを許さない連絡会や、地域のシングルマザーのネットワーク、非婚の母の会などのグループが含まれている。しんぐるまざーずふぉーらむでは、行政交渉などの外への活動と、アサーティブトレーニングのようなカウンセリング的なこともやっているという。年4回発行のニュースのほかに、『母子家庭にカンパイ!』(参考文献参照)という本も出版している。
     名古屋の組織は「ウイン女性企画」のなかの「シングルマインド・ネットワーク・ウイン」という組織である。活動としては月1回集まり、自分の近況を話したり、人の話を聞いたりしながら、自分の問題に取り組んでいくことが中心となっているようである。月1回会報が発行されている。
  4. 認可の夜間保育園というのは数が少なく、東京圏で2か所ということである。
  5. 児童福祉施設ということで、母子やそれに準ずる人に住居を提供しようということと、事務所に指導員や寮母さんがいて、相談にのったりだとか、緊急性のある人を保護したりもするという施設ということである。川崎の場合は27世帯ぐらいあり、部屋は2Kで個別に独立していてプライバシーは保護されているということである。使用料は住民税をとられるぐらいの収入がある場合は1000円だそうである。

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