第３章　調査

第１節　調査対象

　本調査ではTwitter, Facebook, LINEを利用する大学生をインタビュー対象とした。その理由として、利用者に直接SNSの利用の仕方を尋ねた方がよりSNSの使われ方の実態が明らかになると考えたためである。以下がインタビュイーの基本情報である。（表２）

	性別	学年	使っているSNS	Twitterのアカウントの数	Twitterのアカウントの鍵
Aさん	女性	3	Twitter, Facebook, LINE, Instagram	1	あり
Bさん	女性	3	Twitter, LINE	2	なし
Cさん	女性	4	Twitter, LINE, Instagram	1	あり
Dさん	女性	4	Twitter, Facebook, LINE, Instagram	2	なし

（表２　インタビュイーの基本情報）※調査時

　

上の表を見ると、４人は共通してLINEとTwitterを使っているが、FacebookはAさんとDさんのみ使用しているという結果になった。なお、表１は調査時のものである。

　インタビュー内容は、まず「SNSの使い分け」として各SNSでどんな内容を投稿しているのか、どんな人と繋がっているのか、そして各SNSに対しどんなイメージを持っているのかという主に３つの観点からのインタビュー内容にした。次に「SNSの連携利用」としてオープンなコミュニケーション空間からクローズなコミュニケーション空間へ会話が移転されるかどうか、そしてInstagram利用者に対しては、「共有」という形でInstagramの投稿内容をTwitterにも投稿しているのかということについて質問をした。

　また、インタビュー調査の裏付けとしてインタビュイーにSNSの投稿ログを提供してもらい、それを本調査に盛り込むことにした。そうすることによって実際の投稿が一体どのようなものなのかより迫ることが出来ると判断した。