巻末資料

<itona 1>
 女子13人分の富山 2012 8/31 発行

006
profileitona16人の女子たち
016
受け継がれる窯炎 越中瀬戸焼[立山町]
030
カッコイイ、古いもの 伝統を継ぐ[南砺市]
040
家をつくる[上市町]
050
めぐみ木を育てる[富山市]
060
酒屋が私の制作場 書道ライフ[富山市]
068
藤にまつわるエトセトラ。[氷見市]
078
歴史×カフェ[朝日町]
088
富山駅周辺[富山市]
098
南砺の食[南砺市]
108
日本のベニス 内川[射水市]
116
おべんとライフはじめました。
126
庭のいきもの。
136
富山の自然に魅せられて
144
[特集]食べたいます寿し食べ比べ

itonaホームページより−

itona1号 表紙と目次】

 

http://www.itona.net/image/voi01-250.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

itonaに込められた思い、意味】

 

concept

 

itonaの紹介文】

 

itona(いとな)は、富山の風土と向き合って生きている2050代の女子たちが共同で執筆する、小さな情報誌です。
 日本じゅう、世界じゅうに誇れるものもたくさんある富山県ですが、その部分は自治体や大きな企業におまかせするとして、私たちは、自分の日常に焦点をあてていきます。
 何気ないある日の食事、家族や友人たちとのひととき、感動した出来事や風景、がんばっている仕事、ステキな人との出会い、地元で引き継がれている不思議な慣習、おすすめのお店や商品、大切な場所…などなど、自分たちが心から 好き♪ と思える、ひと、もの、ことを、主観的に 紹介します。
 昨年(2011年)話題になった幸福度ランキングで、総合2位となった富山県。自分の住んでいる富山県が、幸福度の高い県だと言われると、嬉しいものですが、客観的な統計データから導きだされた調査結果には、おいしい とか、ほっこり とかは、ありません。それに、富山らしい幸せや豊かさは、生活のなかにしっかり染み込んでいるので、多くの富山県民にとっては、当たり前で他愛のないことに思えてしまいます。でも、私たちは、そのへんに転がっているものにこそ、土地の力が強く込められていることに気がついたのです。私たちの普段の生活のなかに、愛しくて美しい富山が、たくさん詰まっているのだ!と。
 富山の恵みをそれぞれの立場で楽しみながら暮らす女子たちが、紹介する富山。
 あなたにも、富山の知られざる豊かな生活を、お届けできますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

itonaプロフィール欄より−

 

明石 あおい(あかし あおい)

 1976年、京都の葵祭の日に生まれる。5歳で父の実家・富山市に引っ越し、高校まで過ごす。大学進学を機に上京し、卒業後はまちづくり会社で働く。酒の強さを武器に、北海道から鹿児島まで、各地の地域振興に携わる。2010年、富山にUターンし、初代富山定住コンシェルジュとして約1年活動。2011年、せけんをデザインする会社を立ち上げる。富山の素晴らしさに衝撃を受け「itona」発行を決意。一緒に飲んでみたい人は、酒場詩人の吉田類氏。

 

浅岡 あきこ(あさおか あきこ)

1976年生まれ。大学進学を機に上京。以来ずっと関東に住んでいるが、30歳になった頃から富山の良さに気づきはじめacoicoの活動に参画。「いま面白いモノ・コトは地方にあるのかも!」と思うようになる。「何もないね」と言われがちな地方にあるモノとは何なのか…?仕事の傍ら、富山をはじめ縁のある土地の魅力を探索中。

 

沖崎 光代(おきざき みつよ)

 1982年生まれ。高校卒業後、アメリカカリフォルニア州University of California, Davis校で臨床栄養学を学び、2006年に卒業。帰国後は地元の製薬会社に就職。化学系研究開発を土台として海外事業に携わる。2009年に独立。現在はそれらの経験をもとに、受験や留学のための英語指導・旅行対策英会話、フリートークなど、個人から企業まで様々なレッスンスタイルで英語を教えている。各種翻訳・通訳のほか、グローバルな視野を持つ“食と健康・ツボ押しヨガ”のエキスパートとして「心と身体が対話する快適さ」を伝えている。

 

河上 めぐみ(かわかみ めぐみ)

1986年生まれ。富山市の山奥で、平飼い養鶏と有機米を主軸にした「有畜複合循環型農業」を営む農家の2代目。東京出身の両親が1981年に富山に移り住み始めた広大な農場でのびのびと育つが、都会に憧れ、大学進学を機に上京。外国語大学でタイ語を専攻。大学時代は女子サッカー部のキャプテンだった。2010年、大学卒業後にUターン。

 

川端 典子(かわばた のりこ)

1973年神奈川生まれ&神奈川育ち。両親の実家が富山県だったため、幼稚園から大学生までの夏休みは、ほぼ毎年朝日町で過ごした。

東京で建築関係の仕事をしていたが、骨休めのつもりで祖母の家に来た2009年春、ふとしたはずみで朝日町の縄文遺跡を知り、町の魅力に開眼。こんな場所で暮らしたいと朝日町に移住し、学芸員の資格も取得。「文化が薫る町」に憧れ、趣味の散歩で見つけた道端文化遺物を、日々ブログで発信している。現在のテーマは「石」。特に石仏については、身近な歴史文化に親しんでもらいたいと、依頼があれば講演も行う。

 

久保田 瞳(くぼた ひとみ)

1984年生まれ。駅員が天職だと真剣に考え、富山県、東京都内の駅にて勤務。ところが小麦アレルギーを発症し、富山にUターン。富山県の観光について学びながら、ボランティア活動にも参加。2011年に「とやま旅活倶楽部」を立ち上げる。富山を旅する魅力的な観光コースを考えることが楽しい。最近、添乗員の資格を取得。県外に行くと、富山との違いを探してしまう…という日々を過ごしている。

 

クリスティーナ布谷(クリスティーナ ウイリアムズ ぬのたに)

1975年、アメリカ合衆国ニューオーリンズ生まれ。インディアナ州で育つ。富山に来て13年。一児の母。環境保護をモットーにしている。環境にやさしい富山のライフスタイルを楽しむとともに、たくさんのことを学んでいる。富山県内の学校、企業、教室などで英語講師をしており、最近は、地元ケーブルテレビに英語講座番組「ニュースで英語塾」の先生として出演中。写真を撮るのが大好き。

 

釋永 陽(しゃくなが よう)

1976年生まれ。立山町の新瀬戸地区に420年前に起こった「越中瀬戸焼」に携わる陶芸家。京都で陶芸技術を学んだ後、立山町に戻る。愛犬・文太郎の暮らす工房で作陶。2001年より個展活動を開始。主に富山、金沢、東京で発表している。第1回金沢・世界工芸トリエンナーレに出品。柿傳ギャラリー(新宿)にて個展。最近は、越中瀬戸焼の4つの窯元・5人の陶芸家たちで結成した「かなくれの会6」」のメンバーとして、越中瀬戸焼の質向上のみならず、立山町の魅力発信にも力を入れている。20134月に結婚。

 

立石 尚子(たていし なおこ)

1980年生まれ。幼いころから好奇心旺盛で、特に外の世界に憧れる。中学卒業後はスポーツ推薦で東京の高校に進学。卒業後は進学もせず定職にも就かず、東京と富山を行ったり来たりして過ごす。21歳で「エイッ!」と4年間の渡米。主人と出会う。帰国後は、2児を授かり、関東で専業主婦となる。長女の保育園入園を機に、ふるさとの黒部へ約15年ぶりにUターン。

子供のころには気付かなかった黒部の魅力を再発見する日々。子供と楽しく過ごす、黒部でのライフススタイルを構築中。趣味は写真撮影。カメラはかたときも手離さない。

 

 

豊田 香澄(とよた かすみ)

1987年生まれ。幼稚園児の頃から、兄にくっついて近所の習字教室に通っていた。高校の選択授業の書道で「前衛書」と出会う。温井〈松本〉和海先生に師事し、現在は和海先生の母・松本Y之先生のもとで学んでいる。

日本舞踊の講師で、老人ホームなどの慰問活動に積極的だった祖母を見て「私も人に喜びを与えたい」と、書道パフォーマンスを開始。夢は、お年寄りや子どもたちの習字教室という名のたまり場をつくること。そして、天国の祖母が自慢できるような孫になること。20143月に結婚。

 

長瀬 由希子(ながせ ゆきこ)

1977年生まれ。20083月にジュニア野菜ソムリエ、11月に野菜ソムリエ(日本野菜ソムリエ協会認定)を取得。まだまだ勉強中だが、愛する野菜&果物ちゃんだけではなく「かんぶつマエストロ(中級)」「調味料ジュニアマイスター」「食の検定食農2級」など、食のスペシャリストを目指して爆走(食走…増量!?)中。3月には「きのこマイスター」もゲットしました。今年は「食にまつわるエトセトラを楽しむ部活動、略して食ラ部」や、山と海に囲まれた富山で遊ぶ「トヤマ部」もスタート!!

 

林口 砂里(はやしぐち さり)

 1968年生まれ。大学進学で上京し、学生時代のロンドン留学で現代美術に出会い、帰国後は美術館のボランティアスタッフに参加しながら、デザインやアートスペースでの企画・運営などに携わる。2005年にアート、音楽、デザイン、科学など幅広い分野でPJを行う会社「エピファニーワークス」を設立。201210月にUターン。月の1/31/2は東京、それ以外は富山と2拠点での生活を送る。伝統的なものづくりが盛んな高岡で、地域と東京、作り手と買い手など、多様な分野の橋渡し役になるべく、活動中。

 

本川 由子(ほんがわ ゆうこ)

1967年生まれ。氷見市で140年続く老舗醤油屋「本川藤由商店」の長女。大学進学で上京し、卒業後は地元放送局に入社しラジオのディレクターを務めるが、その頃一人旅したエジプトで人の運命なるものを感じて、父・藤由の急逝を機に、30歳で家業を継いで代表に就任。

1999年頃からは青年会議所や教育委員等の地域活動を活発に行う。2006年には氷見青年会議所の理事長に就任。20118月に、待望の長女を出産。「藤子」と命名したことに、藤子不二雄Ⓐ先生は相当驚かれたとか。目下、遅ればせながらの親育ち・子育て奮闘中。

 

 

 

松井 紀子(まつい のりこ)

1984年南砺市城端生まれ。高校卒業後、上京。大学卒業後は家業の絹織物を継ぐように言われるも、東京に残り、全く畑違いの証券会社にて有意義な社会人生活を送る。

25歳のとき、上京した父とともに客先を回ったことがきっかけで、「人生にリハーサルなどない!」と思い、1877年より続く家業を継ぐことに。かつては「城端は機の声の町なり」(柳田国男)と言われていたほど街中に機の音が響き渡っていた。その機の音を絶やしてはなるまいと、現在、現場で修行を積むと共に、絓(しけ)絹の新たな販路開拓に力を注いでいる。

 

松本 江里子(まつもと えりこ)

 1982年生まれ。のんびりとフリーのイラストレーターとして活動中。日頃から感動することを大事にしている。アートや音楽、ファッションが大好きで、生のストリートアートをたくさん見るため、2011年〜2013年まで憧れのロンドンに移住。2013年の春に富山に帰る。2014年からは水墨画を習い始め、白と黒だけで自分の世界を表現する修行中。会社のロゴやキャラクター、フライヤーなどを手掛けている。

 

水野 桂子(みずの けいこ)

1969年生まれ。大阪市内に居住していた際、阪神・淡路大震災の経験をきっかけに木造住宅の工法や構造について学び始める。長女の出産を機に活動拠点を富山に移す。2002年、住まいの構造や温熱環境、材料について継続的に研究していこうと「水野建築研究所」を夫と共同設立。地域産材を活かし、地域の風景に溶け込むような住まいを目標に活動中。岐阜県立森林文化アカデミーにて無事「建築病理学」を修了し、住まいのお医者さんとして活動中。

 

宮下 直子(みやした なおこ)

1976年、福井市生まれ。イベント業界4年、IT業界10年、まちづくり会社3年を経て、20124月に独立。南砺市に特化した地域活性化活動支援、中小企業のアドバイザー。屋号はNAOコーポレーション。合言葉はN(南砺の)A(明日を)O(面白く!)。南砺市の食づくり・ひとづくり・ものづくりを営業している。南砺市内案内業務(野菜・米・肉など食材、観光地、伝統工芸品・民芸品、製造工場など、訪れる方のテーマに応じてご案内)、中小企業アドバイス業務(会議出席・外部中間職的な)、官公庁各種調査業務など。ほぼ毎週誰かの家でパーティーをしては、南砺の将来を語っている。

 

森田 由樹子(もりた ゆきこ)

1961年、北海道札幌市生まれ。地元の大学を卒業し、読売新聞社に記者職で入社。経済部や求人情報紙でおもに「仕事、キャリア」をテーマに取材活動。ワークライフバランスを最重要テーマと考え、ふたごの子育てと仕事を両立させてきたが、2006年に早期退職し、富山へ家族3世代で移住。2008年、富山の自然、歴史、文化をテーマとするエコツアー会社「エコロの森」創業。人と自然がつながる富山の魅力を多くの人に知ってもらうべく日々、奔走する。

 

弥生 一葉(やよい かずは)

1987年、代々百姓の家系の父と、漁師の娘である母の間に生まれる。美大進学のため上京。都会暮らしの中でバックボーンである食に目覚め、卒業後、農業実験レストラン「六本木農園」に勤務。生産者との関わりを通して地元・富山の魅力にふれ、2013年、滑川へUターン。

現在は「六本木農園」の母体、「株式会社umari」に所属し、デザインやイベント企画などの業務を在宅で行いつつ、PJ毎に東京や他地域へ足を運ぶ。結婚を機に砺波市へ転居。昨年の冬、塩の魅力にハマり「ジュニアソルトコーディネーター」を取得。塩を通して富山の食の魅力をさらに伝えたいと企んでいる。