第三章 調査概要
大学生のジェンダー観・セクハラ観を調べるために、いくつかの状況設定を提示したグループインタビューを行った。他者との意見交換をもとに、付加される情報によってどのような意見の変化が見られるかを調べるため、比較的自由な対話式のディベート形式を取ることにした。
調査対象は富山大学在学の男女である。ディベート内での進行役をリーダーとして配置し、意見交換の司会を務めた。調査段階時点での、リーダー・グループ内の関係・性別・学部・学年は以下の通りである。男性は大文字、女性は小文字のアルファベットで表記する。
セッション1
男2人、女2人の男女混合セッション。全員同サークルに所属している。
リーダー:r1(女) 人文学部3年・・・松村
aさん(女) 経済学部3年
Bさん(男) 工学部3年
Cさん(男) 理学部4年
セッション2
男3人のセッション。全員同サークルに所属している。
リーダー:R2(男) 人文学部3年
Dさん(男) 経済学部2年
Eさん(男) 理学部2年
セッション3
女3人のセッション。全員同サークルに所属している。
リーダー:r3(女) 人文学部2年
fさん(女) 経済学部2年
gさん(女) 人間発達科学部3年
セッション4
女4人のセッション。うち3人は同研究室、1人は別学部の初対面。
リーダー:r1(女) 人文学部3年・・・松村
hさん(女) 人文学部3年
yさん(女) 人文学部3年
jさん(女) 工学部3年
セッション5
男3人のセッション。全員同学部の知り合い同士。
リーダー:R2(男) 人文学部3年
Kさん(男) 人文学部3年
Lさん(男) 人文学部3年
セッション6
男1人、女2人の男女混合セッション。全員同サークルに所属している。
リーダー:r3(女) 人文学部2年
mさん(女) 経済学部4年
Nさん(男) 経済学部3年
セッション7
男2人のセッション。全員同サークルに所属している。
リーダー:r1(女) 人文学部3年・・・松村
Oさん(男) 人間発達科学部3年
Pさん(男) 経済学部2年