(1)つどいの広場事業について、厚生労働省資料によると、新規事業として始まった平成14年度の予算額は139百万円、補助率1/3となっている。

 

(2)これまで「ひろば型」の研究は、地域子育て支援拠点事業の研究や、ひろばの活動の実践報告、ひろばのスタッフの資格の有無についての研究、ひろば施設の空間についての建築学の研究などで行われてきた。しかし、これらの中では制度の変化に位置づけてひろば型の活動を理解していくということはされていない。本論文の事例においてもそれぞれのひろばの特徴的な活動や、ニーズに合わせた活動が見受けられるが、今後そのようなひろばが社会に広がり、定着していくか検討するためには、制度の変化と共にひろばの活動を見ていく必要があると考える。