社団法人 金沢職人大学校
私達の街、金沢には、藩政期以来、人の手から手に伝えられた職人の技が今日まで受け継がれ、職人の技が独自の文化を形づくる街として、日本の数ある都市の中でも、独自の輝きを放っています。
しかしながら、こうした金沢の個性そのものと言える伝統的な職人文化についても、近年の生活様式の近代化、機械化の中で技法の衰退、後継者の不足等厳しい状況にあります。
本大学校は、こうした意味で、金沢に残る伝統的で高度な職人の技の伝承と人材の育成を行うとともに、資料の収集、調査及び公開を図ることにより、文化財の修復等を通じ、匠の技への高い社会的評価と一般の理解と関心を深めることを目的として設置されました。
(社団法人 金沢職人大学校HPより)
コースは本科(「つくる技術」を学ぶ)と専修専攻科(「伝える技術」を学ぶ)がある。金沢箔作業所が設立されると予想されるのは本科である。
本科(「つくる技術」を学ぶ)
経験豊富な講師から手仕事によるものづくりの技術を学ぶ。研修終了後金沢匠の技能士として金沢市から認定される。石工、瓦、左官、造園、大工、畳、建具、板金、表具を学ぶことができる。
定員:50名
就学期間:3年
入学資格:(1)基本的技能を習得している者でマン30歳〜50歳ぐらいの者のうち継続して自主的に研修する意欲のある者(職歴10年以上の者)
(2)各種組合の推薦を受けた者
学費:無料