第3章 富山県の「子ども見守り隊」

 

ここでは富山県の子ども見守り隊の基本的なデータをまとめておく。

 

<結成状況>

図3−1 隊数、隊員数(2010年4月1日現在 富山県教育委員会スポーツ・保健課調べ、聞き取り調査より)

 

調査協力者の要望により、非公開とします。

 

図3−2 富山県の小学校数、隊数、隊員数の推移(2010年4月1日現在 富山県教育委員会スポーツ・保健課調べ、聞き取り調査より)

 

小学校数(校)

見守り隊数(隊)

見守り隊員数(人)

200511

216

286

22,000

2006年3月

216

423

33,328

2007年1月

205

455

36,668

2008年1月

202

470

37,670

2009年4月

200

491

38,543

2010年4月

199

495

39,118

 

隊数、隊員数ともに増えているが、ピーク(20052006年)は過ぎており今後は微増が続くと考えられる。

 

<隊結成のきっかけ>

池田小学校事件(1)を機に2005年から県スポーツ・保健課が隊結成を呼びかけた。2005年以前から存在する隊もあるが、

ほとんどの隊は呼びかけを始めた2005年より結成されたものである。

 

<隊結成の方法>

各校区単位で結成されている。平均すると各校区で2隊(2.5隊)である。町内で結成というのは少ない。

 

<活動の成果>

多くの隊が結成された2005年以降、不審者の声かけ事案は減少している。

 

図3−3 不審者声かけの件数(富山県教育委員会スポーツ・保健課調べ、聞き取り調査より)

件数(件)

2004

100

2005

85

2006

79

2007

57

2008

61

2009

59

 

<活動時の服装>

 ジャンパーの着用を強制はしていないが、見守り隊であることを児童生徒に分かりやすくするために

一目で分かりやすい服装を県は推奨している。