「野外ロック・フェスの魅力
――文化としての成長とオーディエンスの成熟に関する考察」
殿村 祐子
目次
第一章 問題関心
――『（悪）夢のロック・フェスティバル』への動員はいかにして可能か」
第一節 第一期フジ・ロック
第二節 第二期フジ・ロック
第三節 まとめ
第三章 POPHILLについて
第一節 北陸で開催されたロック・フェス
第二節 POPHILLに関するインタヴュー調査
第三節 まとめ
第一節 FUJI ROCK FESTIVALの変遷
第二節 FUJI ROCK FESTIVALの光景
第一節 ロック雑誌によるオーディエンス理想モデルの構築
第一項 FRF 告知広告の変化
第二項 オーディエンス教育
第二節 「文化」としての昇格――新聞記事での変化
第三節 フェス文化の大衆化――雑誌系統の広範化
第六章 主体化したオーディエンス
第一節 コア・オーディエンス層
第二節 調査対象サイトに関して
第三節 分析
第一項 オーディエンスによるオーディエンスのマナーに対する指摘
第二項 オーディエンスの主体性の強調
第四節 まとめ
第七章 考察
第一節 文化としての成長の背景――オーディエンスの成熟
第二節 心地よさの背景――コア・オーディエンスの担う役割
第三節 オーディエンスの抱えるジレンマ