注1…CI(シーアイ)。corporate identity。企業のもつ特性を、内部的に再認識・再構築し、外部にその特性を明確に打ち出し、認識させること。(大辞林より引用)

 注2…「Jリーグ100年構想とは」

     ・あなたの町に、緑の芝生におおわれた広場やスポーツ施設を作ること。

     ・サッカーに限らず、あなたがやりたい競技を楽しめるスポーツクラブを作ること。

     ・「観る」「する」「参加する」。スポーツを通して世代を越えたふれあいの輪を広げること。

 

      Jリーグは、「Jリーグ百年構想〜スポーツで、もっと、幸せな国へ〜」をスローガンに、地域におけるスポーツ振興活動を行っています。Jリーグが盛り上げたいのはサッカーだけではありません。誰もが気軽にスポーツを楽しめて、スポーツが「まち」を元気にする、そんなスポーツ文化が広まることを目指して、Jリーグはさまざまな取り組みを行っています。

 

     [ホームタウン]

      Jリーグでは、Jクラブの本拠地として定めた特定の市町村を「ホームタウン」と呼んでいます。Jクラブはそれぞれのホームタウンにおいて、「地域社会と一体となったクラブづくり(社会貢献活動を含む)を行い、サッカーをはじめとするスポーツの普及および振興に努めなければならない」(Jリーグ規約

      第21条)ことになっています。Jリーグにおける「ホームタウン」は、プロ野球における「保護地域」(地域権により保護される地域のことを指し、野球上のすべての利益が保護される)とはその概念が大きく異なります。

 

[地域名+愛称]

卓越した技術・技能を備えたプロサッカー選手による試合は、人びとに興奮と感動を与えます。しかし、Jリーグにはスポーツエンターテインメント以上の価値があります。Jクラブのトップチームは地域の誇りでありシンボルです。シーズン中、ほぼ2週間に一度訪れるホームゲーム開催日には、ホームスタジアムは祝祭空間となり、多くの人びとが集まって賑わいます。腹の底から大声を張り上げて、わが「まち」の名前を叫んで応援する、これほどホームタウンを意識する瞬間はありません。地域を代表する存在だからこそ、Jリーグではチームの呼称を「地域名+愛称」としています。

 

Jリーグ・アカデミー]

Jリーグが誕生する前、日本サッカー界は長く世界のひのき舞台から遠ざかっていました。日本がどうしても追いつけない強豪国の強さの源は、地域のスポーツクラブにありました。そこでは、一貫指導体制のもと、スター選手たちが次々と生み出されていたのです。世界に通用する選手を育成するため、クラブは、ユース(高校生年代)、ジュニアユース(中学生年代)、ジュニア(小学生年代)のチームを持つことを義務づけました。こうして、Jクラブの下部組織で育った多くの選手たちが、Jリーグや世界の強豪リーグで活躍するようになりました。もちろん、Jリーグが進歩するのと同時に、世界の強豪国も進歩しています。そこで、Jリーグはさらなる発展を目指してJリーグ・アカデミーを立ち上げました。まだ途に就いたばかりですが、子どもたちにスポーツと人間教育を通じて心身の健全な発達を促すことを目的とした、日本型育成システムの確立を目指しています。

 

[地域に根ざしたスポーツクラブ]

誰もが気軽にスポーツを楽しめるような環境が整ってはじめて、豊かなスポーツ文化は育まれます。そのためには、生活圏内にスポーツを楽しむ場が必要となります。そこには、緑の芝生のひろばやアリーナやクラブハウスがあります。誰もが、年齢、体力、技能、目的に応じて、優れたコーチのもとで、好きなスポーツを楽しみます。「観る」「する」「参加する」、スポーツの楽しみ方も人それぞれです。自分が住む「まち」に「地域に根ざしたスポーツクラブ」があれば、こんなスポーツライフを誰もが楽しむことができます。Jリーグはこれからも、地域の人びとと協力しながら、「地域に根ざしたスポーツクラブ」を核としたスポーツ文化のさらなる発展を目指します。

                       (Jリーグ公式ホームページより引用)