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<居場所>としての地球の子2(スライド25〜26)


 次に地球の子が利用者とスタッフにとってどのような居場所として捉えられているかです。
 まず、利用者が感じる地球の子のがどのような居場所であるかということですが、調査をする中で次のような話を聞きました。Aさんは地球の子をリハビリなどにより「生きていく力」をつける場所であり、他の利用者を見ることで「学ぶ場」になっているとおっしゃっていました。
 また、Eさんはドライブに行くなど普段と違うことができるのが気分転換になるとおっしゃっていました。地球の子に来ると、楽しい、気分が変わるという意見は他にも多くありました。
地球の子は単にリハビリをするだけでなく、学びの場や気分転換ができる場になっていることが分かります。これは地球の子に来る利用者が同じような境遇の人が多いからだと思います。
 次にスタッフが意図する地球の子の居場所についてです。
 調査の中で次のような言葉を聞きました。地球の子は「預かる」施設ではなく、「楽しく生きることをサポートする」施設。心がけているのは「明るく、元気よくする」こと。自分が楽しくない時もあるが、みんなが明るいから明るい気持ちになれる。逆に、利用者が辛いときでもスタッフが明るくしていれば元気になれる。スタッフが明るくすることで利用者が楽しくなるように持ち上げるのがスタッフの役割。
 このことから地球の子を「介護ではなく支援する場所」、「利用者が明るく楽しくなる場所」にしたいということが分かります。
                                   (浅野和也)