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 この図からも分かるように、特徴があるのがスポーツ界と政界である。スポーツ界は今も昔も変わりなくヒーローが出てきていると考えている人が多い。つまり、それだけ大衆への露出が多いとも考えられる。政界については、「昔はヒーローがいたのに・・・。」と思っていた人が他の分野に比べて明らかに多いことが分かる。それだけ今の政治に頼りなさを感じているのかともとれるが、その分ヒーロー誕生を望んでいる人が多いともいえるのではないかとも考えられる。
 図1ー2ー2で上で言ったことがよく分かると思う。政界にヒーローを望む人が多い。政治への不信感、頼りなさから来るものなのだろう。思うに、人間は積極的に動いている人に共感するところがある。昔の政治家は今の政治家に比べ頼もしく写ったのだろう。そのことは図・1ー2ー1からもわかる。でも、今と昔では背負っている時代背景が違うのである。戦後の荒廃した日本から高度経済成長を経て現在にいたる社会情勢の中で、昔の政治家は日本の再建のために大変なパワーが要ったとおもう。必死だったであろう。そんな政治家を見て「昔の政治家のほうが・・・」と考える人が多いのだろう。しかし、自分の意見として、確かに今の政治家には不信感が少しはある。しかし、不況ではあるが経済大国である現在の日本、「現状を維持することの難しさ」というのも考えなくてはならないと思う。どんどん改革していこうとする姿よりは地味にうつるだろう、でも、きっと同じようにパワーの要る仕事なのである。どの時代になっても一番プレッシャーを、ストレスを感じながら仕事をしているのが政治家なのではないだろうか。

 次では常にヒーローが誕生し続けていると考えられているスポーツ界について、もう少し詳しくみてみよう。

担当:好川貴治

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