このお茶会は、高校生が中心となって行われていました。緊張しながらも、まるで茶道の先生かと思うくらい上手にお茶をたててくださいました。

調査
入交家お茶会

【三重県伊賀市上野西部地区】
 以前から何度も調査のため訪れている、伊賀市の中心部(最も栄えている地域)です。こちらでは、商売と敬語の関わりなどについて詳しくお話を聞かせていただきました。
 伊賀市の中心部の町名には始めに「上野」が付いています。この地はかつて城下町として栄えていました。伝統的な町並みは今でも残っています。

【奈良県奈良市月ヶ瀬地区】
 この地区には、尾山・石打・長引・嵩・桃香野・月瀬の6集落あります。
 この月ヶ瀬地区は大和茶の産地であり、ここで収穫されるお茶は「月ヶ瀬茶」として広く親しまれています。また、日本で最初に指定された名勝の一つである「月ヶ瀬梅林」が尾山とその周辺に広がっており、梅の名所としても知られています。
【三重県伊賀市壬生野地区】
 この地区は、西柘植地区と同じく、市町村合併前の伊賀町に属する地域で、川東・川西・山畑・西之沢の4集落あります。
 この中でも、西之沢には、県指定天然記念物「西沢のノハナショウブ群落」というものがあるそうです。ハナショウブの原種と言われているそうで、見頃の6月中旬頃になると、とても綺麗に開花しているそうです。

 2013年8月24日、三重県伊賀市上野にあり、県指定有形文化財でもある武家屋敷「入交家住宅」にてお茶会が行われ、私たち中井ゼミ一同もこのお茶会に参加してきました。

 そして、こちらが完成した様子です。
 綺麗に藍で染まり、素敵な作品が完成しました。
 思い思いの藍染めが体験でき、みな満足した様子でした。

【三重県伊賀市阿保地区】
 この地区は、市町村合併前の青山町に属する地域で、阿保・柏尾・岡田・寺脇・別府・青山羽根の6集落あります。
 この地域には初瀬街道という街道が通っており、昔はこの街道を通って商売などを行っていたため、かなり栄えていたようですが、近鉄大阪線ができてからというもの、初瀬街道はほとんど使用されることがなくなり、今ではだいぶ廃れてしまっているそうです。

【三重県伊賀市河合地区】
 この地区は、市町村合併で伊賀市になる前の阿山町に属する地域であり、馬田・田中・馬場・川合・石川・波敷野・千貝・円徳院・大江の9集落あります。
 特にこの円徳院という集落ですが、土地の名前に「〜院」が付くのはとても珍しいそうで、その由来などについても詳しく聞かせていただきました。

【三重県伊賀市上野東部地区】
 上記の西部地区同様、伊賀市の中心部です。こちらも何度か調査で訪れており、今回は、西部地区同様、商売と敬語の関わりなどについて詳しく聞かせていただきました。こちらも中心部ではありますが、敬語や伊賀弁に対する意識は、西部地区の方とはまた異なっているようです。

 今回は、三重県伊賀市上野西部地区・東部地区、三重県伊賀市河合地区・西柘植地区・壬生野地区・阿保地区・上津地区、奈良県奈良市月ヶ瀬地区の方々に協力していただきました。
 日常生活で使用する言葉の話を中心に、地域の特徴や歴史など様々なお話を聞き、とても勉強になりました。協力してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

22013年度 関西合宿(2013年8月24日〜29日)
【三重県伊賀市上津地区】
 この地区は、阿保地区と同じく市町村合併前の青山町に属する地域で、伊勢路・滝・妙楽寺・勝地・北山・下川原の6集落あります。
 上津地区には宝珠院という寺院があり、毎年10月には全国各地から山伏が集まり、火をたき各種の祈願の成就を祈る柴燈護摩(さいとうごま)という法要が行われています。
 
【三重県伊賀市西柘植地区】
 この地区は、市町村合併前の伊賀町に属する地域で、下柘植・愛田・新堂・楯岡・御代・柏野の6集落あります。
 集落ごとに神社があり、神社によって様々な踊りがあるそうです。ただ、伊賀市に合併されてからというもの、後継者がどんどん街へ出て行ってしまうため、踊りも廃れていっているそうです。

 奈良県大和郡山市紺屋町にある箱本館「紺屋」にて、藍染体験をしてきました。
 初めに、藍染めの歴史や藍染めの方法について説明をしてくださいました。

 こちらは布を藍に沈め、実際に染めている様子です。沈めている時間や、藍の甕によって濃さを調整できるそうです。

 お茶会経験のある学生も少なかったため、この機会にお茶の作法も学びつつ、おいしくお茶をいただきました。
藍染体験

 こちらは「茶巾柑(ちゃきんかん)」というお菓子で、お茶に合い、とても美味しかったです。こちらも高校生の手作りとのことでした。

 こちらは、布のどの部分を藍で染め、どの部分を白色のまま残しておくか考え、調整している様子です。