中井研究室とは?

中井研究室のホームページにアクセスしてくださってありがとうございます!この研究室について簡単に説明させていただきます。

私たちの研究室では現代日本語、特に方言について勉強しています。
日本にはたくさんの方言があり、よく「○○弁」と言われ人々に親しまれていますよね。しかし、同じ地域に住んでいるからと言って、皆が全く同じ言葉遣いをするということはありません。住んでいる地域はもちろん、年齢や性別、職業などの様々な要因によって、使う方言や言葉遣いには一人一人個性があるものです。そういった方言や言葉遣いを、人々の暮らしぶりや土地のルールなどと関連付けて研究するのが、私たちの研究室です。

方言を研究するためには、その方言を使用している方々に、直接お話
を伺うことが必要不可欠です。この研究室では現地で合宿をして、その土地に長く住んでいる方々に方言の聞き取り調査を行っています。今までたくさんの方に協力していただき、多くの貴重なデータを得ることができました。その土地で使われている方言を事前に調べて行っても、実際に話者の方にお話を伺うと「今は誰もそんな言葉使わない」「それは大昔の方言」などと教えてもらうことがあります。辞書に載っている内容が全てではなく、言葉は常に変化しているのだなと、調査に行く度に実感しています。

また、話者の方が「話しているうちに昔のことを思い出せてよかった」「お喋りできて楽しかった」と言ってくださったこともありました。調査データを得るだけでなく、現地で初対面の方々と楽しく交流することも、私たち学生にとってはとても貴重な体験です。話者の方々にも喜んで帰っていただけると嬉しいですし、それが私たちのやる気にもつながります。調査を通して、人との接し方も学ばせていただいています。

この研究室は他に比べて、調査のための合宿や調査データの整理を行うために、皆で一緒に過ごす時間が多い研究室だと思います。個性豊かなメンバーばかりで、自分には無い切り口や考え方を持っている仲間に囲まれているので刺激になります。時には意見が合わずぶつかることもありますが、日々切磋琢磨しながら勉強に励んでいます。

私は大学に入学して、地元以外の出身の人と接する機会が増えました。他県出身の友人と話したり、他の地域に住む人に方言の調査をしたりすることで、「じゃあ私はどうなんだろう」と自分自身のこれまでの行動や言葉遣いについて考えるようになりました。中井先生や研究室の仲間、調査に協力してくださった方々との新しい出会いを通して、少しずつですが自分が成長できていると感じています。

先にも述べたように、多くの要因が絡まって人の言葉は形成されていくので、私たちの研究にはひとつの決まった答えはありません。色々な可能性を考え模索し、自分なりの考えを導き出すことが、私たちに与えられている課題だと思います。

私の拙い文章でしたが、この研究室の熱気あふれる様子が少しでも伝われば幸いです。興味をもたれた方はぜひ、また中井研究室ホームページへおこしください。

                            2013年度卒業生 中橋ゆきえ