教員の著書

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赤尾 千波
アメリカ映画に見る黒人ステレオタイプ―『国民の創生』から『アバター』まで
  1. 赤尾千波/著
  2. 富山大学出版会
  3. 2015年3月

第1部(基礎編)で、ミンストレル・ショーから映画に引き継がれてきた5つの代表的黒人ステレオタイプとその歴史的背景を解説。第2部(演習編)で、『国民の創生』(1915)から『アバター』(2009)『プロメテウス』(2012)に至る14作の映画を分析。
 第2部は、講義と卒論指導を再現する形で書かれ、卒論・レポート等の成果物(研究室HP掲載)にリンクしている。アメリカ文化研究と、大学教育の実践がつながって示されるのが特徴。

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大野 圭介
『楚辞』と楚文化の総合的研究
  1. 「『楚辞』と楚文化の総合的研究」編集委員会/編 大野圭介/主編
  2. 汲古書院
  3. 2014年2月

『詩経』とともに中国古代詩歌の双璧をなす『楚辞』について、4年間の日中共同研究の成果をまとめた論文集。『楚辞』がいかなる目的をもって生まれ、戦国期から漢代にかけてどのように展開し、伝承されていったのか。本書は伝世資料や出土資料を駆使してその本質に迫る。大野は分担執筆とともに編集を担当。

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赤尾 千波
新時代アメリカ社会を知るための60章
  1. 大類久恵,落合明子,赤尾千波/編
  2. 明石書店
  3. 2013年6月

最近10年間のアメリカ社会でおきたことについて解説した。赤尾執筆章:46章「アニメの伝統をひとひねり」,47章「勝手に変えられる黒人女性キャラクター」,48章「ラップ音楽における第三の波」。
 46章では,ディズニーとドリームワークスの最新作について比較。47章では,『カラー・パープル』『プレシャス』『フォー・カラード・ガールズ』『ヘルプ』の原作小説と映画版を比較。48章では,南部のラップ「ダーティ・サウス」について解説。

熊谷 隆之
東大寺続要録
  1. 筒井寛秀/監修 東大寺続要録研究会/編纂・校訂
  2. 国書刊行会
  3. 2013年5月

『東大寺続要録』は、平安時代院政期に編纂された東大寺初の寺誌『東大寺要録』を引き継ぎ、鎌倉時代の寺誌として編まれた寺院記録。
 今回、東大寺続要録研究会が、東大寺本『続要録』9冊と東大寺本『要録』巻第二を底本として翻刻し、諸史料による校訂を加えた。10年がかりの労作である。
 熊谷は、翻刻・校訂とともに、全体の編集・校正に携わった。

藤田 秀樹
英米文学を読み継ぐ—歴史・階級・ジェンダー・エスニシティの視点から—
  1. 新英米文学会/編
  2. 開文社出版
  3. 2012年3月

担当部分:第7章「1950年代のファミリー・シットコムを裏返す—戯画的ノスタルジア映画とし
ての『カラー・オブ・ハート』—」。

立川 健治
競馬の社会史・別巻Ⅰ―地方競馬の戦後史 始まりは闇・富山を中心に
  1. 立川健治/著
  2. 世織書房
  3. 2012年1月

敗戦直後,地方競馬法が施行されるまでの間,全国各地で盛んに行われた闇競馬は,県レベルでは「合法化」されていた。富山における戦後の闇競馬の歩みを中心に,豊富な資料をもとに地方競馬の実態を追い,戦後の日本競馬史の位相の一端を明らかにする。

中澤 敦夫
ロシア古文鑑賞ハンドブック
  1. 中澤敦夫/著
  2. 群像社
  3. 2011年11月

ロシアの古文学,古文献を読むために必要な基礎知識,文法,語彙(辞書)を収録した中級向け参考書。

伊藤 智樹
支援 Vol.1
  1. 「支援」編集委員会/編
  2. 生活書院
  3. 2011年3月

温泉旅行での入浴介助体験をもとに支援としての内実を考察した平易な拙論を所収(「『その人らしさ』と『ニーズ』;支援者としての体験を振り返る」)。

金子 幸代
鷗外と近代劇
  1. 金子幸代/著
  2. 大東出版社
  3. 2011年3月

若き森鷗外のドイツでの観劇体験が,後の日本の近代劇発展を決定づけた。鷗外の多様な文学活動を演劇の視座から新たに照射する,鷗外と近代劇について総合的に考察した初の研究書である(日本図書館協会選定図書)。

鈴木 晃志郎
観光とまちづくり―地域を活かす新しい視点―
  1. 深見聡,井出明/編著
  2. 古今書院
  3. 2010年4月

住民参加のボランティアガイドやエコミュージアム,世界遺産や近代化産業遺産を活かした地域計画,災害地を豊かに復興させる手順,条件不利な観光地の工夫,学校教育との協働など,豊富な事例をもとに、観光による持続的なまちづくりを多角的に論じている。

伊藤 智樹
セルフヘルプ・グループの自己物語論―アルコホリズムと死別体験を例に
  1. 伊藤智樹/著
  2. ハーベスト社
  3. 2009年10月

自助グループを自己物語構成の場としてとらえる学術書。理論的かつ専門的な部分もあるが,具体的な事例を詳細に分析している。

大西 宏治
遊びの力
  1. 大村璋子,大西宏治,齋藤啓子,首藤万千子,関戸明子/編著
  2. 萌文社
  3. 2009年7月

日本の遊び環境づくりが1975年以降の30年間でどのように行われてきたのか,それに関わる人たちはどのような考えを持ち,どのような活動をしたのかをまとめた本である。高度経済成長期以降,社会が変化する中,そこに内在する様々な矛盾は社会の弱者である子どもに集中していった。その困難な状況のなか,子どもたちに関わる人たちがどのようにして遊び環境づくりを実現していったのかをまとめた。

中澤 敦夫
ロシア文学鑑賞ハンドブック
  1. 中澤敦夫/著
  2. 群像社
  3. 2008年6月

近代・現代のロシア文学作品を原語で読むために役に立つ文体の知識を解説した,ロシア語文体論の中級向け参考書

立川 健治
日本 (図説世界文化地理大百科)  普及版
  1. マーティン・コルカット,熊倉功夫,立川健治/編訳
  2. 朝倉書店
  3. 2008年11月

地理的観点を軸に,政治・社会・文化を幅広く解説。古代から現代に至る日本の姿をユニークに描く。豊富な地図・イラスト・写真による視覚的な構成。欧米における日本研究の現在を示す。

伊藤 智樹
<支援>の社会学―現場に向き合う思考
  1. 崎山治男,伊藤智樹,佐藤恵,三井さよ/編著
  2. 青弓社
  3. 2008年11月

病いに遭遇した人がなぜ簡単には受容できないのかを解き明かし,そこから苦しみを聴くことの重要性をとらえなおす拙論を所収(「語り手に「なっていく」ということ―輻輳する病いの自己物語」)。

熊谷 隆之
鎌倉時代の権力と制度
  1. 上横手雅敬/編
  2. 思文閣出版
  3. 2008年9月

鎌倉時代史研究をリードしてきた編者と,次世代を担う関西の若手研究者により結成された鎌倉時代研究会,初の論文集。「公家政権」「鎌倉幕府」「宗教と寺社」の3篇からなり,各分野のスペシャリストたちが,それぞれの視点から,最新の研究成果を披露する。
 拙論「御教書・奉書・書下―鎌倉幕府における様式と呼称―」を収録。

立川 健治
競馬の社会史Ⅰ―文明開化に馬券は舞う 日本競馬の誕生
  1. 立川健治/著
  2. 世織書房
  3. 2008年9月

日本近代の幕開けとともにあった競馬・・・。時代に必要とされながらも翻弄され続け終焉を迎えざるをえなかった競馬・・・。社交・馬匹改良・スポーツ・賭博・博覧会・・・。幕末から鹿鳴館時代までの日本社会と競馬の意外な歴史が明かされる。『競馬の社会史』第1巻。

鈴木 景二・熊谷 隆之
シリーズ歩く大和Ⅰ 古代中世史の探究
  1. 大和を歩く会/編
  2. 法藏館
  3. 2007年11月

「月に一度,思いっきり歩く。フィールドは,大和」。
 足かけ9年,100回にわたる現地踏査の集大成。古代・中世の大和国を,歴史・考古・地理など,さまざまな観点から考察し,新しい地域史を描き出す。歩き,気づき,考えた,大和再発見の論文集。
 鈴木「飛鳥寺西の槻の位置について」,熊谷「嘉禎の南都蜂起と鎌倉幕府―「大和国守護職」考―」を収録。

大西 宏治
実践 地理教育の課題
  1. 小林浩二/編
  2. ナカニシヤ出版
  3. 2007年10月

現場の教師と教職志望の学生のために教科書の内容をどのように捉え,どのように教えるべきか,様々な切り口から提案したものである。大西は,第3部3章の「災害・防災に関する生涯学習地理教育の試み―愛知県天白川を事例として―」を執筆した。

大西 宏治
図説 世界の地域問題
  1. 漆原和子,藤塚吉浩,松山洋,大西宏治/編
  2. ナカニシヤ出版
  3. 2007年10月

地域問題は,人間活動と自然現象の複数の要因が相乗的に作用し,問題が深刻になっていくものが多い。本書では,日本を含む世界各地の地域問題を80事例取り上げた。大西は全体を編集するとともに,1.世界の地域問題,33.貿易摩擦による日系企業の北米進出,75.砺波平野の屋敷林の変化,を執筆した。

熊谷 隆之
南都寺院文書の世界
  1. 勝山清次/編
  2. 思文閣出版
  3. 2007年10月

東大寺宝珠院(法華堂文書・宝珠院文書)と,興福寺一乗院坊官二条家(一乗院文書・一乗院御用日記)に伝来した文書の3年間にわたる調査・研究の成果をまとめた論文集。
 拙論「摂津国長州荘悪党と公武寺社」「付論 守護代・使節・検断沙汰―摂津国長州荘悪党関係史料の分析から―」,史料翻刻「摂津国長州荘悪党関係史料」を収録。

鈴木 晃志郎
クラシックCD 異稿・編曲のよろこび
  1. 近藤健児,木下 淳,田畑休八,鈴木晃志郎,鮫島 奈津子/編著
  2. 青弓社
  3. 2007年9月

9人のクラシック作曲家が自ら残した異稿・編曲や,他者による様々なアレンジを,音盤とともに紹介する異色の音楽評論書。著者はドビュッシーとラヴェルの章を担当している。『クラシックCD 異稿・編曲のたのしみ』に続く第2弾。

大工原 ちなみ
ソール・ベロー研究―人間像と生き方の探求
  1. 日本ソール・ベロー協会/編 半田拓也/監修
  2. 大阪教育図書
  3. 2007年6月

共著。担当部分「反ユダヤ主義とソール・ベローの40年代」pp.21-38.
 べローの初期作品である『宙ぶらりんの男』,『犠牲者』を中心に時代背景としての反ユダヤ主義を読み解く。

鈴木 晃志郎
ハンディキャップと都市空間
  1. 岡本耕平,若林芳樹,寺本潔/編
  2. 古今書院
  3. 2006年12月

空間認知・空間行動に関する地理学者と心理学者による共同研究。障害者・外国人・子どもなど,日本の都市空間で行動する際に何らかのハンディキャップをもつ人々の認知と行動の問題を論じる。

赤尾 千波
アフリカ系アメリカ人ハンディ事典
  1. 松本昇ほか/編
  2. 南雲堂フェニックス
  3. 2006年12月

文学,歴史,法律,思想,音楽,スポーツ,演劇,映画,フォークロア等を網羅した事典。全397頁。
 本人執筆項目「ある軍人の劇」(28),「アンクルトムの小屋」(32),「オクトルーン」(65),「彼らを死なせはしない」(81~82),「ニグロ・アンサンブル劇団」(223),「ニジェール河」(225),「日向の干しぶどう」(249),「ポーギーとベス」(283~284),「ロレイン・ハンズベリー」(352~353)。

金子 幸代
鷗外女性論集
  1. 金子幸代/編・解説
  2. 不二出版
  3. 2006年4月

本書は,鷗外の女性に関する評論や随筆と,女性を主人公とした小説・戯曲・短歌・詩を選んで構成したアンソロジーであり,鷗外の文学的営為を女性という視点から読み直しを図るものである。解題・詳細な解説によって読みを深めるものになった。鴎外の文学活動の意義を明らかにした。

田村 俊介
中世王朝物語『白露』詳注
  1. 中島正二,田村俊介/著
  2. 笠間書院
  3. 2006年1月

擬古物語(別称:中世王朝物語)とは,『源氏物語』ほか平安文学の流れを汲む物語のことである。その擬古物語に一つである『白露』も,従来,『源氏』の影響ばかりが研究されてきた。ところが,本書では『徒然草』の影響の強さが詳述されている。『徒然草』は従来江戸時代に入ってから爆発的に流布したとされて来たが,実は南北朝後半・室町初期成立の『白露』の作者は,いちはやく,この随筆の真価に気付いていたのである。

大西 宏治
エコ地図をつくろう
  1. 寺本潔,大西宏治,長谷川有機子/編著
  2. 黎明書房
  3. 2005年8月

身のまわりの環境やエネルギー,地域の変化など,自分たちで調査したこと,観察したことを,まとめて「エコ地図」をつくる手順について説明している。テーマの探し方や調査の仕方,地図の描き方をわかりやすく解説した。学校や地域で,エコ地図コンテストを開くときに役立つ,企画づくりのポイントも示した。

中澤 敦夫
ロシア詩鑑賞ハンドブック
  1. 中澤敦夫/著
  2. 群像社
  3. 2005年5月

ロシア詩を鑑賞するためにロシア詩鑑賞ハンドブック詩法や修辞法の基礎を解説した中級向けの参考書。

鈴木 晃志郎
Spatial Cognition IV Reasoning, Action, Interaction
  1. Christian Freksa, Markus Knauff, Bernd Krieg-brnckner, Bernhard Nebel, Thomas Barkowsky
  2. Springer-Verlag
  3. 2005年4月

空間認知や認知地図の国際的な研究者による論文集。ドイツ科学協会の出版助成を得て出版されている。筆者は空間認知に及ぼす地図の文化的差異について,日米の観光案内書を比較分析した論文を投稿し,受理され掲載された。

澁谷 由里
馬賊で見る「満洲」―張作霖のあゆんだ道― 
  1. 澁谷由里/著
  2. 講談社 
  3. 2004年12月

日本が深い関わりを持った「満洲」(中国東北地方)には,どのような社会が形成されてきたのか。「アウトロー」とされる馬賊の実態,また馬賊出身で「東北王」と称され北京政権をも掌握しながら日本の関東軍に爆殺された張作霖の生涯を通して,中国・ロシア・朝鮮半島との関連も深い「満洲」地域史を解明する。

熊谷 隆之
中世村落の景観と環境―山門領近江国木津荘―
  1. 水野章二/編
  2. 思文閣出版
  3. 2004年10月

近江国木津荘は,現在の滋賀県高島市に立地した比叡山延暦寺領荘園。
 その故地に残る検注帳・引田帳など文献の詳細な検討,地表に残されている用水路や水田の形状,聞き取り調査による地名・伝承など,「生きた文化財」の調査をもとに,延暦寺領荘園の実態と中世村落の景観にせまる論文集。
 拙論「木津荘引田帳・検注帳と高島郡条里」,「木津荘の開発と村落」,「比叡荘・高島荘・木津荘―安曇川下流域の荘園公領―」を収録。

田村 俊介
緑弥生全訳注
  1. 田村俊介,徳田哲詩/著
  2. 近代文芸社
  3. 2004年8月

御伽草紙『緑弥生』には,『平家物語』の女人哀話(女性を主人公とした悲しい話)と話型を同じくする部分もあり,『緑弥生』作者が『平家』を意識的に引用したかどうかはさだかでないが,『平家』の祇王や徳子の人生と重ね合わせると,主人公・緑の姫君の女性像の理解が深まる。『平家物語絵巻』の絵も挿入。本学大学院卒業,石川県高校教員である徳田哲詩の訳は全文を訳したもの。

草薙 太郎
(韓国語訳)マーフィーのあなたも幸福がつかめる
  1. 草薙太郎/著
  2. IDWA BOOK(韓国)
  3. 2004年6月

ニューソートの思想家ジョゼフ・マーフィーとヨハネの福音書を結びつけた人生論の韓国語訳。

赤尾 千波
黒人研究の世界
  1. 黒人研究の会/編
  2. 青磁書房
  3. 2004年6月

39の論文により,アフリカ,アメリカ合衆国,カリブ海諸国の黒人文化を網羅的に解説。
 赤尾論文「多様化するハリウッド映画のアフリカ系アメリカ人像」は,映画の黒人イメージに注目し,(1)超能力を持つトリックスター的黒人像,(2)理想化されたブラック・ブルジョア,(3)伝記ものの「等身大」の黒人像に大別して論じた。

大西 宏治
子どもの初航海—遊び空間と探検行動の地理学—
  1. 寺本潔,大西宏治/著
  2. 古今書院
  3. 2004年4月

本書は,人文地理学から行われた,子どもの生活空間に関する研究をまとめたものである。地理学から,子ども時代の原風景やまちを認識するプロセスを考える意義について,具体例を通じて示している。大西は,2.知らない街に降り立った大学生,3.地理学における子ども研究,4.山村に生きる子どもの世界,6.写真に示される子どものまなざし,9.世代間変化にみる遊び場,10.社会の変化と遊び空間,を執筆した。

金子 幸代
鷗外と神奈川
  1. 金子幸代/著
  2. 神奈川新聞社
  3. 2004年1月

本書は,鷗外に影響を与えた同時代の作家や女性たちとの交流を通して,鷗外の生きた時代と文化空間を浮き彫りに出した二冊目の著書である。刊行にあたり,第一部では新聞に連載されたものだけでなく,新たに書き下ろしを加え,神奈川という地域から読み直しを行った。第二部は,『青年』と『三四郎』論および『半日』論のほか,巻末には年表を付した(神奈川県児童福祉審議会推薦優良図書)。

中澤 敦夫
А. Накадзава
  1. А. Накадзава
  2. ДмитрийБуланин
  3. 2003年

15世紀前半にノヴゴロドで成立した「偽文献」『スウェーデン王マグヌスの遺書』の文献学的な研究を行い,成立年代,作者像の特定を行った。

中澤 敦夫
ロシアはどこから来たか―その民族意識の起源をたどる
  1. 中澤敦夫/著
  2. 新潟日報事業社
  3. 2002年10月

ロシア人の民族的アイデンティティの変遷を,中世ロシアの文献資料をたどりながら明らかにした。

赤尾 千波
21世紀アメリカ社会を知るための67章
  1. 明石紀雄/監修 赤尾千波ほか/編
  2. 明石書店
  3. 2002年9月

21世紀アメリカの諸相を解説。赤尾執筆章:55章「オプラ・ウィンフリー」,58章「ディズニー王国に挑むドリームワークス」,62章「多様化するハリウッド映画の黒人像」,67章「世界貿易センター」。
 55章では,TV司会者ウィンフリーを紹介。58章では,ディズニーの伝統的アニメとドリームワークスの新機軸のアニメを比較。62章では,「トリックスター」「闖入者」「異形の者」というハリウッド映画の黒人ステレオタイプを解説。67章は,世界貿易センターについて,設計者ヤマサキの思想と工夫を紹介。

大工原 ちなみ
アメリカ文学とテクノロジー
  1. 森田孟・鷲津浩子/編
  2. 佐藤印刷
  3. 2002年6月

共著。担当部分「エイブラハム・カーハンとテクノロジー」pp.90-99.
 Abraham Cahan, The Rise of David Levinskyを中心に,テクノロジーが,Cahanの作品に与えた影響について考察。

鈴木 晃志郎
空間認知研究ハンドブック
  1. ナイジェル・フォアマン,ラファエル・ジレット/編 竹内謙彰,旦直子/監訳
  2. 二瓶社
  3. 2001年12月

心理学と地理学の実証的パラダイムの専門家が,各々のパラダイムの使用,短所,生み出される結果について多角的に論じた概説書の訳本。実験室と実際の生活環境の両方の状況を考慮し,新しい技術的アプローチも含む。

宮内 伸子
図説 世界シンボル事典
  1. ハンス・ビーターマン/著 藤代幸一,宮本絢子,伊藤直子,宮内伸子/訳
  2. 八坂書房
  3. 2000年11月

ドイツで刊行されたKnauers Lexikon der Symbole (1989)の日本語版。英語版,イタリア語版,フランス語版も刊行されている。世界各地の神話・伝説・民俗から,ヨーロッパ中近世の魔術・錬金術・占星術・フリーメイソンに至る幅広い領域を対象とし,それらからシンボルを集め,解説した読み物風の事典。項目数530,図版700点余。

呉羽 長
源氏物語の受容―現代作家の場合―
  1. 呉羽長/著
  2. 新典社
  3. 1998年11月

赤尾 千波
現代アメリカ社会を知るための60章
  1. 明石紀雄,川島浩平/編著
  2. 明石書店
  3. 1998年11月

明石書店「エリア・スタディーズ」叢書の第1巻。主に1990年代のアメリカでおきたことについて解説。赤尾執筆章:44章「スティーヴン・スピルバーグ」,45章「『ザ・シンプソンズ』」,56章「変貌するラップ音楽」。
 45章では,マンガ『ザ・シンプソンズ』のパロディと登場人物の人種背景が示唆するものについて考察。44章では,スピルバーグ監督による映画作品と,ホロコースト・デジタルアーカイブズ等のNPO設立について紹介。56章では,「ギャングスタ」から「家族愛ラップ」への変遷を紹介。

草薙 太郎
マーフィーのあなたも幸福がつかめる
  1. 草薙太郎/著
  2. 産能大学出版部
  3. 1996年12月

ニューソートの思想家ジョゼフ・マーフィーとヨハネの福音書を結びつけた人生論。

中澤 敦夫
同時代人の見た中世ヨーロッパ
  1. A.グレーヴィチ/著 中沢敦夫/訳
  2. 平凡社
  3. 1995年7月

ロシアのヨーロッパ中世史研究者の,13世紀の「例話」を資料にした社会史研究の代表的文献。

中澤 敦夫
モスクワ妄想倶楽部
  1. ストルガツキー兄弟/著 中沢敦夫/訳
  2. 群像社
  3. 1993年7月

ソ連の代表的SF作家の自伝的な作品。

金子 幸代
鷗外と<女性>―森鷗外論究―
  1. 金子幸代/著
  2. 大東出版社 
  3. 1992年11月

本書は,森鷗外の留学時代から歴史小説・史伝に至る鷗外の創作活動の全体像ついて研究をまとめた最初の著書である。鷗外の小説を単なる古典的な作品の枠組みから解き放つために,<女性>という視点から読み直すことで鷗外文学の再評価を行ったものである。鷗外文学の魅力は「テエベス百門の大都」といわれるその多面性にあるが,留学時代から晩年の史伝に至る鷗外文学の営為を<女性>という視点から解明した(日本図書館協会選定図書)。

草薙 太郎
シェイクスピア全作品論
  1. 玉泉八州男ほか/編
  2. 研究社出版
  3. 1992年9月

シェイクスピアの全作品について論じる。担当部分は『タイタス・アンドロニカス』で,そのとらえがたい残酷性,主人公,劇ジャンルをめぐって論考した。

大工原 ちなみ
アメリカ文学のヒーロー
  1. 越川芳明編
  2. 成美堂
  3. 1991年11月

共著。担当部分「帰還の主人―シンガー,ベロー,マラマッド」pp.157-165.
 現代アメリカのユダヤ系作家の描くヒーロー像について,ユダヤ思想の観点から考察する。

中澤 敦夫
みにくい白鳥
  1. ストガツキー兄弟/著 中沢敦夫/訳
  2. 群像社
  3. 1989年11月

ソ連の代表的SF作家ストルガツキー兄弟の長年禁書とされていた,人類進化の未来を扱った問題作。

草薙 太郎
知らず知らずに成功する―シェイクスピアはマーフィー理論を実践した大成功者だった
  1. 草薙太郎/著
  2. 産能大学出版部
  3. 1988年4月

シェイクスピアを文学者としてだけでなく,劇団経営者としての「成功者」ととらえ,作品の中に盛り込まれた人生論とジョゼフ・マーフィの人生論とも照らし合わせながら論を展開した。全39項。

大工原 ちなみ
アメリカ文学の理論と実践
  1. 岩本厳・森田孟/編
  2. リーベル出版社
  3. 1987年2月

共著。担当部分「ユダヤ文学の原型」pp.200-214.
 アメリカのユダヤ文学の原型としてのイデッシュ文学とユダヤ系移民の文学を取り上げ,それらがユダヤ系のアメリカ文学に与えた影響や意義について考察。

大工原 ちなみ
アメリカ文学のヒロイン
  1. 岩元巌・森田孟/編
  2. リーベル出版社
  3. 1984年12月

共著。担当部分「ヒロインの不在」pp137-148.
 アメリカのユダヤ系作家の作品に現れたヒロイン像を分析し,その特異性を洗い出した。