奥村研究室へようこそ

学部授業紹介

私自身は主として15世紀に英語で書かれた写本を対象として、そこに用いられている方言的綴り字の研究をしています。中世英語の綴り字の研究は、当時の写本に用いられている英語がイングランドのどの地方の方言であるのかを特定するのに役立つだけではなく、ある写本がどの原本に基づいて、どのような過程を経て転写されたのかを明らかにするうえでも大きな手がかりを与えてくれます。
 私が担当する授業は「英語史」と「英語学講読」及び「英語学演習」です。「英語史」では英語の歴史的変化を各時代の社会の変化と関係づけて解釈し、現代英語の理解に歴史的な裏付けを与えることを目指しています。「英語学講読」および「英語学演習」では、現代英語の散文の様々な例をとりあげ、それぞれの英文の特徴を漠然とした印象ではなく、具体的な事実に即して説明できるようになることを主な目標にしています。英語学が文学研究にも貢献できるということを実感してもらえれば幸いです。

大学院授業紹介

後期中世英語で書かれた写本を対象として、そこに用いられている方言、写本転写の様式、写本の派生関係を研究しています。大学院研究科では次のようなテーマを指導の対象とすることが可能です。


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