文部科学省研究費補助金やドル減らし予算などで集めた米国学位論文の「要約のようなもの」をデータベースとして掲げます。日本ではイギリス中心で、アメリカについては著明な学者のものだけが注目され、学位をとる段階の論文は重要視されなかった傾向があります。しかし、学位をとる程度の「インテリ」のアメリカ人の意識が、シェイクスピア研究の形で論文になっていて、シェイクスピア研究にとどまらずアメリカの様々な行動、文化、政策決定を研究する上の資料になります。またアメリカン・ミュージカルやアメリカの映画といった視点でのシェイクスピア研究をする上では、イギリスの論文より有用な点が多いのです。

データベースでは富山大学図書館の請求番号と「簡単な内容紹介」を掲げました。その場合は著作権問題が生じないことは富山大学図書館に確認してあります。富山大学図書館の請求番号によってお調べください。図書館のwebで調べられますし、私に名前を知られることなく、図書館の本の借り出し資格のある方には貸し出しが可能かと思われます。(紀要などの私の論文もお読みください。これも人文学部のホームページで公開されます。広く様々な分野の方に利用していただきたく、また、すでに借り出し申し込みが多くあることもあって、そうした方々のいささかの便宜になるかと、公開するものです。所蔵のものを全部網羅しているわけではありません。順次、改定してゆきます。今回少し米国の特徴を挙げて分類してみました。ただし、この分類はあくまで便宜的なものです。また、これから公開されるかもしれない、私自身の著作物では、論文の入れ替え、分類項目の変更などがある可能性があります。)

米国シェイクスピア研究学位論文


米国シェイクスピア研究学位論文(平成17年1月更新データ追加分)


以下にこれまでの主なデータも合せ、エクセルで整理したものを掲げます。以後は、これを更新してゆきます。なお、1a、1b、1c・・・1gとした分類は(1)移民の国として様々な価値観が混ざり合いボーダーレス化する特徴--(a)〜(g)に、2a、2b、3cとした分類は(2)そうはいいつつも西ヨーロッパの文化の伝統を色濃く残している特徴--(a)〜(c)に、3a、3b、3cは(3)競争社会として社会のヒエラルキーを駆け上がりマイノリティーがメジャーになろうとする(フェミニズムが典型)圧力のある特徴--(a)〜(c)それぞれ対応します。エクセル特有の表示方法がわかりにくい方は、上記のhtml版を参照されて御理解ください。

米国シェイクスピア研究学位論文データベース・エクセル版(最終更新日:平成18年2月10日)

ジャーナリズムとの対応