学部長メッセージ

富山大学人文学部へようこそ!
 人文学部の歴史は,昭和24(1949)年に富山大学が発足した時に遡ることができます。当初,文理学部として誕生しましたが,昭和52(1977)年に文理学部から独立し人文学部になりました。その後,昭和53(1978)年には,大学院文学研究科修士課程が設置され,現在の学部から大学院までの教育研究体制ができたのです。   

 本学部には,1学科に23の教育・研究分野があります。心理学,言語学・日本語教育学,哲学・人間学,歴史学(考古・西洋史・東洋史・日本史),言語文化(日本語学・日本文学・イギリス言語文化・アメリカ言語文化・フランス言語文化・ドイツ語言語文化・ロシア言語文化・朝鮮語言語文化・中国語言語文化)などの伝統的な基礎研究分野,現代社会の諸問題を中心に扱う社会学,文化に関する事象を扱う文化人類学,人文地理学,そして,国際文化論,国際関係論などの学際的分野などです。人文学部が有する研究分野は多岐にわたりますが,他の国立大学と比較した時,考古学や文化人類学,人文地理学,朝鮮語・朝鮮文学,ロシア語・ロシア文学などは,比較的珍しい分野と言えるでしょう。

 入学後,新入生の皆さんはまず,幅広い知識と豊かな人間性を育むために教養教育科目と1年次向け専門科目を受講します。そこでは,英語以外の新修外国語(フランス語,ドイツ語,ロシア語,朝鮮語,中国語のいずれか)も学ぶことが求められます。2年次からは,自分の関心に基づき,専門分野を選択し,それぞれの専門分野の深く幅広い知識を身に着ける一方,調査力,語学力,思考力,表現力などを磨いていきます。そして,4年次になると,それぞれが獲得した専門知識を基に,自らが設定したテーマで卒業論文を仕上げます。ここでは,4年間培った様々な能力やスキルが活かされ,同時に,専門的知見が更に深まるはずです。

 人文学とは,人間とは何か,人間社会とは何かを深く知る学問であり,全ての学問の基本ともいえます。本学部で獲得した知識と磨いた調査力,語学力,思考力などのスキルは,卒業後,社会の様々な分野においてもその力を発揮することでしょう。必ずや,社会で活躍できる,適応能力の高い人材となることでしょう。 実際,卒業生の進路を見ると,様々な分野の第一線で活躍しています。

 入学後は,人文学部でしか得られない文化的で知的な関心を更に深め,ことばや文学や文献を通して,自らの疑問や知的課題を解き明かすことの面白さを味わい,深い洞察力と豊かな人間観を培っていただきたいと思います。また,少人数ゼミのメリットを生かし,豊かな人間関係を形成してください。同じ志をもつ学友との出会いも大きな財産になることでしょう。そして,社会に貢献できる人材として巣立ってほしいと思います。

 皆さんの学生生活が順調で豊かであるために,私たち教職員は全力でサポートします。